香川県はなぜ「うどん県」になったのでしょう?
2024/06/26 00:00
もうすぐ7月。7月2日は「うどんの日」ですが、ご存知でしょうか?今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 「うどんの日」は、1980年に香川県の「本場さぬきうどん協同組合」が定めました。香川県の農村では、農作業が一段落する半夏生(はんげしょう)の頃に、農作業を手伝ってくれた人たちに収穫したばかりの新麦で作ったうどんをふるまう風習があったそうです。半夏生とは夏至から11日目の日で、毎年7月2日頃にあたるため「うどんの日」に決められたそうです。 さて、今では「うどん県」として全国に知られるようになった香川県ですが、そもそもどうして「うどん」をよく食べるようになったのでしょうか。 香川県は、二毛作による小麦粉の産地であり、小麦粉はうどんだけでなく醤油の原料にもなります。さらに、香川県はうどん作りに欠かせない塩の産地としても知られています。このように、うどんを作るために必要な原材料が手に入りやすいことが、香川県でうどん作りが盛んになった理由のようです。 うどんの原材料でもある小麦粉を使った団子(だんご)が民間に普及したのは室町時代のことでした。そのうち、練ったものをぶつ切りにしたり、薄く延ばしたり、徐々に変化した結果、麺状のうどんになったと考えられています。 また、うどんを日本に伝えたのは弘法大師だという説もあります。麺文化の発祥は中国ですが、遣唐使として唐の国(現在の中国)に渡った空海(弘法大師)が仏教やさまざまな技術・学問とともにうどんを香川に持ち帰ったとも言われています。ちなみに弘法大師の生まれは讃岐国の屏風ヶ浦(現在の香川県善通寺市)とされています。 讃岐うどんといえば、ゆでたてのうどんにつゆをかける「ぶっかけ」がおなじみです。うどんの日にちなんで、讃岐うどん風の食べ方を楽しんではいかがでしょう。 参考: 香川県「7月2日は『うどんの日』!」 一般社団法人差食文化国民会議「暮らしの歳時記」 一誠社「讃岐うどんCLAP」 高野山真言宗「弘法大使の誕生と歴史」
今年の夏はナスを使ってタイ料理にチャレンジ!
2024/06/19 00:00
旬を迎えた夏野菜が店頭に揃ってきた今日この頃。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 初夏から秋にかけて、旬が続くナス。夏はみずみずしく、秋ナスは身が締まってきます。夏野菜のナスは、常夏の国タイでもおなじみの野菜です。この時期、豊富に出回るナスを使ってタイ料理を作ってみませんか。 タイにはナスが数十種類もあり、一年を通して出回っています。形は日本でもおなじみのずんぐりしたものから、細長いもの、丸、楕円などがあり、大きさも2センチ程度の丸ナスから20センチほどの長ナスまで多種多様。さらに色も紫だけでなく、緑、白、オレンジ、黄色などがあります。 なかでも長細いナスは水分が多くアクが弱いので、日本のナスでも応用が効きそうです。タイでは、長ナスを焼いてサラダにしたり、ひき肉・バジルと炒めたりします。 ナスを焼いて、ひき肉や紫玉ねぎ、パクチーなどの野菜とともにナンプラーで味付けするサラダ「ヤムマクア」は、タイでは定番のメニュー。あっさりしていながら食べ応えのある、夏にぴったりの料理です。 また、ナスとひき肉、バジルを炒める「青長ナスのガパオ炒め」もオススメ。ガパオとはバジルのことで、タイでは長茄子を使いますが、日本の紫ナスでもおいしく作れます。 タイ料理の中で日本でもポピュラーな「グリーンカレー」にもナスは欠かせません。本来は、水分が少ない大小2種類のナスを煮込んで作ります。日本の紫ナスを使うとカレーの色が変わってしまうので、皮をむいてから入れるといいでしょう。市販のグリーンカレーにレンジで加熱したナスをプラスするだけでも、いつもと違う、夏らしい味わいを楽しむことができます。 今の時期から秋まで旬を味わうことができるナス。いつもの作り慣れたメニューだけでなく、タイ風のエスニックな料理を試してみてはいかがでしょう。 参考: ヤマモリ「タイのコラム」 タイNavi SALADee COOKing
父の日には、ステーキをおいしく焼いてプレゼント!
2024/06/12 00:00
もうすぐ父の日。6月の第3日曜日、2024年は6月16日が父の日です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 父の日のプレゼントには何を贈りますか?牛肉が好きなお父さんなら、焼きたてのステーキをプレゼントするのはいかがでしょう。 家庭でステーキを焼くと、中がレアだったり、焼きすぎてしまったり、満足がいくように焼くのはなかなか難しいものです。厚切りの牛肉を家庭で上手に焼くために、どのような点に気をつければいいのでしょうか。 用意するステーキ肉は、2センチ以上の厚さのものを。厚い肉にはゆっくり火が通るため、焼きすぎてしまう失敗を防ぐことができます。肉は、脂身と赤身の間にある筋を包丁で切っておきます。さらにフォークで全体に穴をあけておくことで柔らかい仕上がりになります。塩こしょうなどの味付けは、焼く10~30分前にします。 ステーキの焼き加減は、大きく分けると4種類あります。 「レア」は、肉の表面はしっかり焼けて中は赤い状態。 「ミディアムレア」は、ミディアムとレアの中間でジューシーな仕上がり。 「ミディアム」は、肉全体に火が通っていますが中の肉色は残っています。 「ウェルダン」は、肉の中までしっかり火が通った状態です。 フライパンでの焼き方には、最初に強火で表面に焼き目がつくほど火を入れる方法と、弱火のフライパンに肉を入れてから火を通していく方法、2つの方法があります。いずれも、肉を一気に焼き上げるのではなく、時間をかけ、肉を休ませることで肉汁たっぷりのステーキを味わうことができます。 厚い大きなステーキ肉を上手に焼く自信がないときは、1.5 ~2センチ幅くらいに切ってから焼くのがオススメ。塩こしょうやハーブ塩をかけて、オリーブオイルでマリネしておくと、焼くときに油を使わなくても上手に焼けます。 今年の父の日には、家庭で焼いたステーキでお父さんを労ってみませんか。
今年の夏はキーマカレー!煮込まずに時短でおいしく
2024/06/05 00:00
蒸し暑い気候の日が増えてくると、いよいよ梅雨の訪れを感じますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏に食べたくなる料理といえば、スパイシーなカレーですが、じっくり煮込んだカレーを作るのはちょっとおっくうだと感じませんか。そこでオススメするのが、キーマカレーです。 キーマカレーとは、ひき肉を使ったカレーのこと。「キーマ」はインドのヒンディ語などで、ひき肉や細切り肉を意味するそうです。ひき肉を使うことで調理の時間が短縮できるので、かたまり肉を使うカレーよりも手早く作ることができます。 家庭で作るキーマカレーに使うのは、鶏でも豚でも牛でも、合挽き肉でも、お好みの肉で。たとえば、夏野菜をたっぷり使ったキーマカレーはいかがでしょう。 夏野菜といえば、ナス、トマト、ピーマン、オクラ、とうもろこし、ズッキーニなど。これらの野菜をサイコロ状に切ります。玉ねぎのみじん切りを炒め、さらにひき肉、夏野菜を加えて日が通ったら味つけ。フライパン一つで簡単にカレーが出来上がります。トマトの水煮缶やトマトピューレを使うと旨みとコクが増します。隠し味にソースや焼肉のたれを少し加えても。 キーマカレーはアレンジしやすいので、余った場合にも手軽に使えます。トーストに溶けるチーズとともにのせたり、ゆでたそうめんやパスタにのせたりして、朝ごはんやランチに。ご飯とともに炒めれば、カレーピラフの出来上がり。ひと手間かけるなら、ジャガイモとともにコロッケにすることで、おかずの一品になります。 旬の夏野菜とひき肉で、手軽にできるキーマカレー。この夏は、煮込まなくてもおいしくできるカレーで暑さを乗り切りましょう。