夏の暑さを強調するように蝉の声が聞こえてくる毎日、いかがお過ごしでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

真夏の風景の一つに、人の背丈よりも高く茂るとうもろこし畑があります。今の時期に旬を迎えるとうもろこしは、新鮮であるほど香りも甘みも強く、おいしいそうです。そのおいしさを無駄なく味わうための方法をご紹介しましょう。

まず、新鮮なとうもろこしの見分け方は4つのポイントがあります。①皮付きであること②ひげ根が濃い茶色であること③粒にへこみがないこと④切り口が白いこと。
さて、新鮮なとうもろこしが手に入ったら、どのように調理しますか。
とうもろこしを簡単においしく食べるなら、茹でるのが良いですね。お湯を沸かすのが面倒であれば、電子レンジで加熱すればOK。皮付きのままで加熱すれば旨味も甘みもアップします。皮なしの場合はさっと水をかけてからラップに包んで加熱します。
醤油の香ばしい味わいを楽しむなら、焼きとうもろこしですね。電子レンジで加熱してから、フライパンやグリルを使って味付けをすれば手早くできます。
とうもろこしは、ひげ根も皮も芯も、活用できることをご存知でしょうか。
とうもろこしの炊き込みご飯を作るときには、芯を入れて炊くとだしが出るので味わいがアップ。食べるときには取り出します。また、新鮮なひげ根を刻んで入れてもとうもろこしの風味が増します。
韓国やアジアの各国で親しまれているコーン茶は、とうもろこしのひげ根と皮で作ることができます。内側のきれいな皮とひげ根を天日干して乾燥させ、これを煮出せばコーン茶の出来上がり。温かいままでも、冷やしても良い、夏にぴったりのノンカフェインのお茶です。
とうもろこしは実だけでなく、ほかの部分も十分に活用して、余すことなく旬のおいしさをお楽しみください。
参考:
かまくら農園「新鮮でおいしいとうもろこしの見分け方」
サンキュ!(2020.07.01)
『プロが教える和食の基本』関斉寛(KADOKAWA)