9月のシルバーウィークが終わって、10月は秋のレジャーシーズンですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

お弁当の定番といえば「おにぎり」ですが、最近の新定番は「おにぎらず」。手でご飯を握らないので手早く作れ、バリエーションも多彩、しかも断面を見せると「映える」ことから広まったようです。

ここ数年で知られるようになった、おにぎらずですが、実は生まれたのは25年も前のことだそうです。その元祖は料理マンガでした。あらためて作り方をマンガで見てみると……。
1)削り節、ふりかけ、大葉などをご飯に混ぜ込んでおく。何も混ぜなくても良い。2)全形の海苔(カットしていない海苔)の上にご飯をのせて均等の厚さに広げる。3)お好みの具を好きな場所に置く。4)四隅からご飯ごと持ち上げるようにして張りをもたせて包む。5)裏返して手で軽く押さえ、平らにして出来上がり。しばらくおくとご飯の水分で海苔がフィットする。
以上がマンガのなかで紹介されている作り方ですが、近年のおにぎらずはラップを敷いて成形し、半分に切って断面を見せる方法が主流になっています。そのため、きれいな断面を意識してご飯と具材のバランスを整えるのが上手に作るコツです。
おにぎらずは、おにぎりでは使いにくい大きな具材や、数種類の具材を一度に使うことができるので、満足度が高い一品になる点が魅力です。とんかつ、ハムとチーズ、厚焼き卵など、サンドイッチに使う具材をご飯に合わせることも可能なので、思いつくままにアレンジを楽しむことができます。
熱々のご飯でも、握らずに簡単にできるおにぎらず。好きな食材や手近なお惣菜を使って、オリジナルの組み合わせを考えてみてはいかがでしょう。
参考:
『クッキングパパ 22巻』うえやまとち(講談社コミックス)