今夜の食卓に、季節のご馳走ハヤシライスはいかが
2024/10/30 00:00
ハロウィンが終わると、いよいよ年末のイベントシーズン到来です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 年末に向けてイベントが増えるこの時期、ご家庭の食卓でご馳走気分を味わうのもいいですね。そんな時に、ハヤシライスはいかがでしょう。カレーライスもいいけれど、いつもと違う一品で晴れやかな気分になれるかもしれません。 ハヤシライスは、文明開化とともに取り入れられた西洋料理をベースに生まれた日本独自の料理です。なぜ「ハヤシライス」という名前になったかというと、その由来には諸説あります。 よく知られているのが、刻んだ野菜と肉の煮込み料理「ハッッシュドビーフ」が変化したという説。しかしハッシュドビーフはご飯にかける料理ではありません。さらに、ハヤシさんという人が考えたという説。ハヤシさんには、企業の創業者や、まかない食として作った料理人、毎日のように注文した人など、さまざまなハヤシさんが挙げられています。 また、ハヤシライスの作り方にしても、いつどこで現在のような「薄切り牛肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込む料理」として定着したのか、さだかではありません。また、トマトソースベースの料理をハヤシライスとすることもあるようです。 ともあれ、濃厚なソースと牛肉の旨味、玉ねぎの甘みが一つになったハヤシライスはご飯によく合います。作る時には、市販のデミグラスソースを使うと簡単に味が決まります。また、ご家庭にあるトマトケチャップ、ウスターソースなどで代用することもできます。 今の季節のオススメは、旬の食材でアレンジを加えたハヤシライスです。お好みのキノコを入れて一緒に煮込んだり、トッピングにカキフライを加えたり。ご馳走気分を味わいたい時に、秋のハヤシライスを作ってみてはいかがでしょう。 参考: 『洋食の基礎知識』枻出版社 「9月8日はハヤシの日」丸善ジュンク堂 「お客様相談センターQ&A」エスビー食品
かぼちゃの丸ごとメニューをハロウィンパーティーに!
2024/10/23 00:00
今の季節は、街じゅうにハロウィンのシンボル、かぼちゃの飾りがあちこちで見られますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 ハロウィンは毎年10月31日。かぼちゃをくり拔いた提灯「ジャック・オー・ランタン」がおなじみですが、そもそもどうしてかぼちゃなのでしょうか。 ハロウィンとは、キリスト教の祝日である万聖節(ばんせいせつ)の前夜祭のこと。秋の収穫を祝い、先祖の霊をお迎えし、悪霊を追い払う日とされています。じつはハロウィンの発祥地であるヨーロッパでは、カブをくり抜いたものを使っていました。ところがアメリカに伝わった際にはカブになじみがなかったため、その時期にたくさん収穫されるかぼちゃが使われるようになったとか。今ではかぼちゃの方が世界的に知られるようになりました。ちなみにオレンジ色のかぼちゃは観賞用なのだそうです。 日本でもこの時期にはかぼちゃが出回っています。ハロウィンパーティーの一品には、かぼちゃ料理を加えるのもいいですね。今回は、かぼちゃを丸ごと使ったインパクトのある料理のアイデアをご紹介しましょう。 「かぼちゃの丸ごとグラタン」かぼちゃを電子レンジで加熱してから、ヘタを切り取って、スプーンで種とワタを除きます。くり拔いたかぼちゃに好きな具材とホワイトソースを入れ、ピザ用チーズをのせたら、あとは焼くだけ! 「かぼちゃの丸ごと肉詰め」加熱してくり抜いたかぼちゃに、ハンバーグの要領で作ったひき肉の種を詰めて、オーブンで焼きます。好きな野菜を加えたり、チーズをのせたり。メイン料理にもなるボリューム感です。 「丸ごとかぼちゃプリン」加熱したかぼちゃを器にして、プリンを作ります。かぼちゃの果肉も加えて、濃厚な味わいのスイーツに。ほろ苦いカラメルソースをかけると、大人にも喜ばれる一品になります。 どの料理も、かぼちゃを皮ごと味わうことができるので、パーティーなどでみんなで切り分けて食べると盛り上がりそうです。 参考: 「VEGEDAY」カゴメ ジャパンナレッジ「ハローウィン」
いくつ知っていますか? 大根に関することわざ・慣用句
2024/10/16 00:00
だんだん秋が深まってきて、暖かい服装、温かい料理に惹かれるようになってきましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 これからの季節にぴったりの温かい料理といえば、鍋料理。そして、鍋料理に欠かせない野菜のひとつが大根です。 スライスして鍋に入れたり、大根おろしにして薬味にしたり、みぞれ鍋にしたり。冬の食材として身近な野菜である大根は、昔から日本人に親しまれてきました。 そのため、大根にまつわることわざや慣用句がいろいろあります。そこにはどんな意味が込められているのか、見ていきましょう。 「大根どきの医者いらず」大根の収穫時期には、みんなが健康になり医者がいらなくなるという意味。大根は消化を助けることで、昔から体に良いとされてきました。 「大根頭にごぼう尻」大根は頭の方が、ごぼうは下の方がおいしいという意味。大根は先の方が辛く、頭の方が甘く感じられます。ごぼうはその逆で、先の方が柔らかくておいしいとされています。 「大根食ったら菜っぱ干せ」大根の葉のようにいつもは捨ててしまうものも、役に立つ場合があるという意味。大根の葉には栄養分が豊富に含まれているので、活用したいものですね。 「大根役者」大根でお腹をこわすこと、あたることは滅多にありません。このことから、「あたらない」つまりウケない役者を意味するようになりました。 「大根を正宗で切る」名刀で知られる正宗で大根を切る、つまり必要以上に大げさな行動をすること。あるいは道具や才能の使い方が適していないこと。名刀には名刀の使い道があり、大根もおいしく食べることで活かされると言えますね。 いかがですか? ことわざや慣用句を見ると、大根に関する暮らしの知恵や、大根の特性などがわかってきます。覚えておくと、いつか役に立つ機会があるかもしれません。 参考: 「農産物の故事・ことわざ」農林水産省 「会話で使えることわざ辞典」imidas
人気上昇中のヘルシーなスイーツ「干し芋」に注目!
2024/10/09 00:00
日が暮れるとどこからか虫の音が聞こえてくるようになりました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 涼しくなってくると焼き芋が食べたくなってきませんか。サツマイモは春から秋にかけての新物と、収穫後に寝かせた貯蔵物、両方を合わせて1年中出回っています。 サツマイモといえば、最近注目されているのが「干し芋」です。干し芋は、サツマイモを蒸して干すだけのシンプルなスイーツですが、砂糖や添加物を一切使わず、しかも食物繊維などの栄養を摂ることできる健康的なスイーツ。小さなお子様から、ヘルシー志向の大人まで、幅広い人たちから人気があるのも納得です。 干し芋には、サツマイモをスライスした「平干し」と、サツマイモを丸ごと干した「丸干し」があります。干し芋といえば、スライスした平干しを思う浮かべる人が多いのでは。平干しの干し芋は、オーブントースターなどで加熱すると、ぐっと甘みが増します。 干し芋の原料となるサツマイモは種類が豊富。干し芋の全国シェアで9割以上を占める茨城県では、「玉豊」「いずみ」「みつき」「玉乙女」「紅はるか」などのサツマイモを干し芋に加工しているそうです。品種によって、干し芋になった時の歯ごたえや味、色味などが異なるので、食べ比べをしてお気に入りの品種を見つけるのも楽しそうです。 そのままで食べることが多い干し芋ですが、時にはちょっとしたアレンジをするのもいいですね。加熱した干し芋にアイスクリームをのせて食べると、ちょっと贅沢なおやつに。また、干し芋をフライパンでバターソテーにすると、濃厚な味わいの一品に。干し芋を角切りにして、炊き込みご飯やスープの具にするのもオススメです。 アイデア次第で、アレンジレシピも広がりそうな干し芋。おやつとして、食材として、取り入れてみてはいかがでしょう。 参考: 「茨城県のほしいも情報」いばらき観光キャンペーン推進協議会 「さつまいも」JA全農ちば
シメジにまつわる疑問にお答えします!
2024/10/02 00:00
秋風が涼しく感じられると、いよいよ食欲の秋本番ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 秋に味わう旬の食材といえば、きのこですね。しいたけ、エノキダケ、舞茸、松茸……たくさん種類がある、きのこの中から今回はシメジについてのQ&Aをお届けします。 Q1)シメジにはどんな種類があるの? ホンシメジ、ハタケシメジ、ヒラタケシメジ、などがありますが、日常的に目にしているシメジは、ほとんどがブナシメジです。 Q2)ホンシメジとブナシメジはどう違うの? 日本国内に自生するホンシメジは「香りまつたけ、味しめじ」といわれるように、古くから味の良いきのことして珍重されてきました。しかしホンシメジは松茸同様に栽培ができません。1970年にブナシメジの人工栽培に成功して以降、現在のように栽培もののブナシメジが広く流通するようになりました。 Q3)ブナシメジにつく白いふわふわしたものは何? 気中菌糸と呼ばれる、シメジの成長過程で自然に生じるものです。気になる場合は、拭き取るか、軽く洗い流します。カビではなく、むしろシメジの新鮮さの証ですが、増えないようにするためには正しい保存法を。 Q4)ブナシメジはどうやって食べるのがおいしい? 煮物、炒め物、マリネ、鍋物、天ぷら、炊き込みご飯など、和風、洋風、中華風を問わず様々な料理に使えます。また、汁物や煮物に使うことでだしが取れ、ブナシメジの栄養とうまみを味わうことができます。 さあ、シメジについての知識が少し増えたところで、どうぞシメジ料理をお楽しみください。 参考: 「おいしいきのこ図鑑」農林水産省 「きのこの雑学・ぶなしめじの雑学」キノックス 「しめじカビ徹底解説」農家直売どっとこむ 「りょくけんだより」りょくけん東京