ハロウィンが終わると、いよいよ年末のイベントシーズン到来です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

年末に向けてイベントが増えるこの時期、ご家庭の食卓でご馳走気分を味わうのもいいですね。そんな時に、ハヤシライスはいかがでしょう。カレーライスもいいけれど、いつもと違う一品で晴れやかな気分になれるかもしれません。

ハヤシライスは、文明開化とともに取り入れられた西洋料理をベースに生まれた日本独自の料理です。なぜ「ハヤシライス」という名前になったかというと、その由来には諸説あります。
よく知られているのが、刻んだ野菜と肉の煮込み料理「ハッッシュドビーフ」が変化したという説。しかしハッシュドビーフはご飯にかける料理ではありません。さらに、ハヤシさんという人が考えたという説。ハヤシさんには、企業の創業者や、まかない食として作った料理人、毎日のように注文した人など、さまざまなハヤシさんが挙げられています。
また、ハヤシライスの作り方にしても、いつどこで現在のような「薄切り牛肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込む料理」として定着したのか、さだかではありません。また、トマトソースベースの料理をハヤシライスとすることもあるようです。
ともあれ、濃厚なソースと牛肉の旨味、玉ねぎの甘みが一つになったハヤシライスはご飯によく合います。作る時には、市販のデミグラスソースを使うと簡単に味が決まります。また、ご家庭にあるトマトケチャップ、ウスターソースなどで代用することもできます。
今の季節のオススメは、旬の食材でアレンジを加えたハヤシライスです。お好みのキノコを入れて一緒に煮込んだり、トッピングにカキフライを加えたり。ご馳走気分を味わいたい時に、秋のハヤシライスを作ってみてはいかがでしょう。
参考:
『洋食の基礎知識』枻出版社
「9月8日はハヤシの日」丸善ジュンク堂
「お客様相談センターQ&A」エスビー食品