1月もあとわずか、もう少しで2月ですね。春はすぐそこにやってきています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

2025年の立春は2月3日。その前日に当たる2月2日が節分の日になります。節分の日というと例年では2月3日ですが、実はこの日付は固定ではないのです。そもそも1年は厳密にいうと365.2422日で、365日との差を調整するために閏年(うるうどし)があります。ところが、春分や秋分といった二十四節気のこよみでは、さらにズレが生じてくるので、その年によって日付が変わる場合がある、というわけです。

節分とは各季節が始まる前の日のこと。中でも立春は1年の始まりとされていたこともあり、その前日の節分はとくに大切にされてきました。
さて、節分には豆をまきますね。豆は米と同じく日本人にとってエネルギー源であり、霊力を持つと言われ、病や災い(つまり鬼)をはらうとされています。そして、節分にその豆を食べることで力を得られると考えられてきました。
ところで、節分の豆まきには、どんな豆を使っているでしょうか?
関東地方のほとんどの地域では大豆が一般的ですが、北海道や東北では落花生を使うとか。落花生が特産の千葉県、宮崎県、鹿児島県でも落花生が使われるそうです。さらに近年では、大豆や落花生以外の豆をまく家庭も増えているようです。子どもたちには、味付きの豆や、ナッツ類と混ぜたもの、可愛らしい小袋に入った豆が人気だそうです。
節分には豆まきをするだけでなく、「年の数だけ豆を食べて健康を祈願する」という風習があるので、好みに合わせて、おいしく食べられる豆を選ぶといいでしょう。
参考:
「節分の日に豆をまくのは、どうしてですか。」農林水産省
「こよみ用語解説」国立天文台
「節分に用いる豆の種類について」但元煎豆本店
「ちょこっとサイエンス」千葉市科学館