「新玉ねぎ」を丸ごと使って旬の味わいを楽しみましょう!
2025/03/19 00:00
そろそろ桜の開花予報が気になる時期になってきました。春の行楽シーズンの到来です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 3月20日は国民の祝日でもある、春分の日。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、そろそろ春のうららかさを感じられる気候になってきます。 春の足音が聞こえ始めるとともに、店頭には「新玉ねぎ」が並んでいます。やわらかくて辛みが少ない新玉ねぎは、水にさらさなくてもそのままサラダや和え物など、生食で食べるとおいしいですね。 ところで、新玉ねぎと普通の玉ねぎにはどのような違いがあるのでしょうか。 普通の玉ねぎの皮が茶色いのは、収穫後に乾燥させるため。ところが新玉ねぎは収穫後すぐに出荷、春先だけ出回る品種です。外皮は白っぽく、水分をたっぷり含んだみずみずしい味わいが特徴です。 生食でおいしい新玉ねぎですが、丸ごと加熱することで水分を逃がさず甘みと旨みがぐんと増すので、温かい料理も試してみてはいかがしょう。 オススメ料理その1は、丸ごとロースト。新玉ねぎをオーブンでじっくり焼いて、味付けはシンプルに塩だけでも、醤油でも。トロトロの食感と玉ねぎの甘みを楽しめる一品です。 オススメ料理その2は、ポトフ。たっぷりの野菜とソーセージを煮込むポトフに、皮をむいた丸のままの新玉ねぎを入れて煮込みます。仕上げに黒胡椒をかけると味が引き締まります。 オススメ料理その3は、丸ごと蒸し。電子レンジで加熱することで、水分を逃がさず甘みが際立ちます。ポン酢をかけても、塩とオリーブオイルでも。 生食でも加熱調理でも、普通の玉ねぎとは違った味わいを楽しめる新玉ねぎ。新鮮でジューシーな味わいをどうぞお楽しみください。 参考: 農林水産省「消費者の部屋」 「新玉ねぎを丸ごと使ったレシピ」クラシル
甘くて酸っぱくてさわやか!「伊予柑」についてのあれこれ
2025/03/12 00:00
もうすぐ春のお彼岸。期間中は定番のぼた餅や、くだものなどをお供えするのが一般的です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2025年は春分の日が3月21日なので、その日を中心とした7日間が春のお彼岸です。お彼岸に供えるものは季節のもの、日持ちのするもの、丸い形のものが好まれます。丸い形のもの、というのは縁起が良いとされているためです。 今の季節に出回っているくだものの一つに丸い「伊予柑(いよかん)」があります。伊予柑は、サイズは温州みかんよりも大きく、鮮やかなオレンジ色の柑橘類です。 伊予柑は、明治時代に山口県で発見された品種で、のちに愛媛県で栽培されるようになりました。当時は「いよみかん」と呼ばれていましたが、愛媛県産の温州みかんと混同されがちだったため、昭和に入ってから「いよかん」と改称されました。ちなみに「伊予」は愛媛県の旧国名です。 伊予柑は香りが強く、皮を剥くと部屋中にさわやかな柑橘の香りが広がります。みずみずしい果肉に果汁たっぷりでジューシーな味わい。甘みと酸味という柑橘の魅力をバランスよく兼ね備えた品種です。 伊予柑は皮むき器などを使って、外皮と内皮をしっかり取り除くと、よりおいしくいただけます。果肉はそのまま食べるのはもちろん、スイーツやサラダに使っても。果汁の酸味を生かしてドレッシングに加えるのもオススメです。さらに、皮ごと2つに切って搾る生ジュースは、果汁の味と香りを贅沢に楽しむことができます。 また、伊予柑の果皮は、マーマレードや砂糖漬けにもぴったり。伊予柑は、果肉から果皮まで、味と香りを余すことなく使い切りたいものです。 柑橘王国として知られる愛媛県で古くから愛されてきた伊予柑。地元では、その語感から「良い予感」につながる縁起の良い食べ物と親しまれているとか。今年の春のお彼岸には、伊予柑をお供えや手土産に取り入れてはいかがでしょう。 参考: 愛知県生涯学習センター「えひめの記憶」 テンポススター「日本のご当地グルメ」 無茶々園「産物紹介」
日本料理だけじゃない!世界のサバ料理を探してみよう
2025/03/05 00:00
春の訪れを感じるこの時期、新生活に向けて体の調子を整えておきたいですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 青魚が体に良いことは、今ではよく知られていることですが、その代表が漢字で魚へんに青と書く「鯖(さば)」です。 日本では、サバの味噌煮や塩サバなど、家庭料理で親しまれている魚であり、「さばを読む」といった慣用句にも使われるほどおなじみの魚、サバ。 ちなみに、数をごまかすという意味で使われる「さばを読む」の由来は諸説あります。一つは、傷みやすいサバを急いで売りさばくため数え間違いが多かったという説。また一つは、市場で魚を数えることを「魚市読(いさばよみ)」といい、これを略して「さば読み(さばを読む)」と言うようになったという説など。いずれも、江戸時代の魚市場から生まれたとされています。 さて、古来日本の食卓でおなじみのサバですが、世界の国々でも食べられていることをご存知でしょうか。 近年よく知られているのが、トルコの「サバサンド」。トルコといえばケバブサンドが有名ですが、イスタンブールの名物グルメといえば「サバサンド」です。バゲットにオリーブオイルで塩焼きしたサバと玉ねぎなどの生野菜を挟んで、食べる前にたっぷりとレモンを搾っていただきます。 ベトナムのサンドイッチ「バインミー」は、パテを挟んだものがポピュラーですが、ニョクマム(魚醤)で味付けしたサバを挟むこともあるそうです。お隣のタイでも、サバを焼いたり、あげたりした料理が親しまれているそうです。 ノルウェーは、サバの漁獲高が世界5位(2022)。日本に流通しているサバの50%がノルウェー産だとか。ノルウェーでは、夏場の脂がのっていないサバが食べられているそうです。脂がのった冬サバは日本などに輸出されます。サバのトマト煮はノルウェーの家庭でおなじみの料理、缶詰も多く出回っています。 健康のために、ふだんの食生活に取り入れたいサバ料理。ときには異国風の味つけを楽しんでみてはいかがでしょう。 参考: 「毎日グリル部」ノーリツ 小学舘ダイム公式サイト「@DIME」 GLOVAL NOTE「世界のサバ(鯖)の漁獲量 国別ランキング・推移