「お肉の日」にちなんで世界の牛肉事情を見てみよう!
2025/02/05 00:00
2月9日は「お肉の日」。平成29年(2017年)、「肉の年」に始まったそうです。ご存知でしたか? 今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 肉に関する記念日は毎月29日の「肉の日」が知られていますが、2月はうるう年以外29日がないので、「お肉の日」が制定されたのだそうです。 さて、「お肉」といえば牛肉を思い浮かべる人が多いのでは。そこで今回は、世界の牛肉事情をご紹介しましょう。 最初に、世界の牛肉生産量のランキングを見てみると、第1位はアメリカ。そして第2位はブラジル、第3位は中国。そして、アルゼンチン、メキシコが続きます。日本は第29位でした。(2022年) それでは、実際に牛肉を多く食べているのはどこの国でしょうか。こちらも第1位は、アメリカ。確かに、ステーキやローストビーフ、ハンバーガーなど、アメリカと料理いえば牛肉、というイメージですね。 第2位は、近年著しく牛肉需要が上昇している中国。2019年に消費量が100万トンも上昇し、ブラジルを抜いて世界2位に浮上したそうです。増加中の焼肉料理や、人気の火鍋料理などの外食とともに、家庭でも高級食材である牛肉が食べられているようです。 そして第3位は、プラジル。家庭では伝統的な煮込み料理フェイジョアーダ、レストランでは長い串に刺して焼いたブロック肉を薄く削いで提供するシュラスコが親しまれています。 日本の牛肉消費量が28位と低いのは、長年にわたって肉食が禁止されていたという歴史によるものかもしれません。それでも、すき焼き、しゃぶしゃぶ、鉄板焼など、日本の牛肉料理は国内だけでなく海外でも広く愛されています。 今年の「お肉の日」はもうすぐ。あなたはどんな牛肉料理を食べたいですか? 参考: 独立行政法人農畜産業振興機構「畜産」 「世界の牛肉生産量 国別ランキング・推移」GLOBAL NOTE 「ちくさんクラブ21」全国農業協同組合連合会 「世界の牛肉(生産量、消費量、輸出量、輸入量の推移)」NOCS! 全国食肉事業協同組合連合会ウェブサイト
節分の日にまいているのは、何の豆でしょう?
2025/01/29 00:00
1月もあとわずか、もう少しで2月ですね。春はすぐそこにやってきています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2025年の立春は2月3日。その前日に当たる2月2日が節分の日になります。節分の日というと例年では2月3日ですが、実はこの日付は固定ではないのです。そもそも1年は厳密にいうと365.2422日で、365日との差を調整するために閏年(うるうどし)があります。ところが、春分や秋分といった二十四節気のこよみでは、さらにズレが生じてくるので、その年によって日付が変わる場合がある、というわけです。 節分とは各季節が始まる前の日のこと。中でも立春は1年の始まりとされていたこともあり、その前日の節分はとくに大切にされてきました。 さて、節分には豆をまきますね。豆は米と同じく日本人にとってエネルギー源であり、霊力を持つと言われ、病や災い(つまり鬼)をはらうとされています。そして、節分にその豆を食べることで力を得られると考えられてきました。 ところで、節分の豆まきには、どんな豆を使っているでしょうか? 関東地方のほとんどの地域では大豆が一般的ですが、北海道や東北では落花生を使うとか。落花生が特産の千葉県、宮崎県、鹿児島県でも落花生が使われるそうです。さらに近年では、大豆や落花生以外の豆をまく家庭も増えているようです。子どもたちには、味付きの豆や、ナッツ類と混ぜたもの、可愛らしい小袋に入った豆が人気だそうです。 節分には豆まきをするだけでなく、「年の数だけ豆を食べて健康を祈願する」という風習があるので、好みに合わせて、おいしく食べられる豆を選ぶといいでしょう。 参考: 「節分の日に豆をまくのは、どうしてですか。」農林水産省 「こよみ用語解説」国立天文台 「節分に用いる豆の種類について」但元煎豆本店 「ちょこっとサイエンス」千葉市科学館
山菜の王様「たらの芽」で、ひと足早く春の味わいを楽しむ
2025/01/22 00:00
こよみの上ではもうすぐ春を迎えるこの時期、季節に先駆けて「春の旬」を楽しむのもいいですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 今の時期、早春の味を感じさせる食材といえば山菜です。日本人は昔から自然に親しみ、自生する植物を食材として生活に取り入れてきました。なかでも日本の風土に根付いた山菜は、現在も季節を告げる食材として、また体に良い自然食品として私たちの暮らしを彩っています。 日本には多種多様な山菜が生育しており、食べられる山菜は300種近くにもなるそうです。その中で‘山菜の王様’と呼ばれるのが「たらの芽」です。 たらの芽とは、タラノキという落葉樹の新芽のことです。適度にほろ苦い味わいと、油脂やたんぱく質といった栄養素を豊富に含むことから、‘山菜の王様’と呼ばれるようになったとか。春先に少しほろ苦い山菜を食べることで、冬の寒い時期に体に溜め込んだ不要なものをデトックスできるとも言われています。 天ぷら、おひたし、和え物や炒め物、パスタなど、さまざまな料理で楽しめるのも、たらの芽の大きな魅力です。さっと茹でて、マヨネーズをつけて食べるだけでもおいしくいただけます。味噌マヨネーズなどディップを少し工夫することで、おもてなしの一品にも。 木の芽類は、火がすぐに通ってしまうので茹で過ぎないことがポイント。食感と香りを残すために、炒め物など、調理で加熱する際には下ゆで不要です。 たらの芽をはじめ、出回り始めた山菜を食卓に取り入れて、春の味わいを先取りしてみませんか。 参考: 「おいしい山形」おいしい山形推進機構 「たらの芽」JAグループ群馬 「滋賀のおいしいコレクション」滋賀県農政水産部みらいの農業振興課 「山菜のすすめ」林野庁経営課特用林産対策室 「大正製薬ナビ」大正製薬
真冬の今が旬!「ちぢみほうれん草」をおいしく味わう
2025/01/15 00:00
もうすぐ大寒(だいかん)。一年中でもっとも寒い季節が到来します。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2025年の大寒は、1月20日から2月2日まで。寒さが厳しいこの時期には、さまざまな葉物野菜が旬を迎えます。その中で、近年注目されているのが「ちぢみほうれん草」です。 緑黄色野菜の中でも栄養価が高いほうれん草は、一年中手に入りますが、冬には甘みが増しておいしくなります。冬のほうれん草の中でもとくに甘くておいしいのが「ちぢみほうれん草」。日光に多く当たるように地面に張り付くように葉を広げ、一枚一枚の葉が縮れた状態に育ちます。厳冬期の寒さに当てて育てることで甘味がぐんと増し、その糖度はトマトや果物並みだそうです。 ちぢみほうれん草は、その甘みを生かしたシンプルな調理方法がオススメです。おひたしやナムル、マヨネーズ和えなど、ちぢみほうれん草を茹でて調味料で味付けするだけで、おいしさを十分に味わうことができます。 さらにオススメは、ちぢみほうれん草と長ネギのチヂミ。ちぢみほうれん草はさっと茹で、長ネギ、桜エビとともにチヂミの生地に混ぜます。チヂミの生地は、市販の粉を使えばカンタンです。あとはごま油でカリッと焼き上げるだけ。タレをつけて食べたり、焼肉やキムチなどと一緒に食べるのもいいですね。 ちぢみほうれん草は、地面に接して育つので、縮んでいる葉や根元に土が入っている場合があります。調理する前に、十分に振り洗いをしてから使いましょう。また、ちぢみほうれん草はえぐみが少ないものですが、アクが気になる場合には、レンジで加熱してから水にさらし、しっかり水気を切ってから使います。 真冬の時期に出回る、ちぢみほうれん草。旬の時期だからこそ味わうことができるおいしさを食卓に取り入れてはいかがでしょう。 参考: aff「もっと知りたい葉物野菜」農林水産省 「岩手生まれ・寒締めほうれん草とねぎのチヂミ」農林水産省 「ちぢみほうれん草の食べ方」農事組合法人船橋農産物供給センター
新しい年のスタートに食べたい、おめでたい「出世魚」
2025/01/08 00:00
新年を迎えて一週間。ふだんの暮らしをあらたまった気持ちで始めた方も多いのでは。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 そろそろお正月気分も抜けて日常生活に戻る頃ですね。1年のスタートに縁起のいいおせち料理で開運を願った人も多いことでしょう。ところで、縁起のいい食べ物として知られているものの一つに「出世魚」があります。 「出世魚」とは、成長とともに呼び名が変わる魚のことです。同じ魚でありながら名前が変わる「出世魚」が縁起物とされるようになったのは江戸時代のようです。当時は元服を迎えると、幼名から大人の名前に変わるという習わしがありました。また、社会的に高い地位や身分を得た時にも、その地位に合った名前に改名することが、縁起が良いとされていました。こうした慣習から、成長するごとに名前を変える魚を「出世魚」として、縁起の良いものとするようになったようです。 「出世魚」の代表的な魚といえば、ブリ。地域によって呼び名は異なりますが、関東地方では稚魚から大きくなるに従って「モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ」と変化します。また、スズキも出世魚として知られています。その名前は、「コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ」(関東地方)と変わります。さらに、高級食材カラスミの母体であるボラも出世魚。「オボコ→イナッコ(スバシリ)→ボラ→トド」(関東地方)と変化します。ちなみに、この「トド」は慣用句「とどのつまり」の語源だと言われています。このほか、サワラ、クロダイも出世魚です。 一方、成長するにつれて名前が変わるのに出世魚と呼ばれない魚もいます。それは、カンパチ、マグロ、イサキ、マイワシなど。出世魚と呼ばれるには、名前の変化だけでなく、姿かたちや味わいなどの価値も成長するに従って上がっていくことが大切なようです。 年のはじめに、出世魚を食べて縁起のいいスタートを切ってはいかがでしょう。 参考: FISHING JAPAN(2023/10/07) デリッシュキッチン(2022/05/27)
七草がゆは、今こそ食べたいヘルシーメニュー
2025/01/04 00:00
2025年が明けました。お正月の三が日には、どんなお料理を食べて過ごしましたか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 年末から年始にかけて、家族や友達と食を楽しむ機会も多かったことでしょう。そんな毎日にひと区切りつけるのが七草がゆです。 日本人は古来、人日の節句である1月7日に七草がゆを食べてきました。節句とは、1年に5回ある季節の節目。人日の節句は一年で最初の節句で、人を大切にする日とされてきました。 七草がゆは、一年の初めに食べることで「無病息災」「長寿健康」を願うとされていますが、それだけではありません。冬の時期に不足しがちな青菜を摂るため、さらに、ごちそうを食べて疲れた胃腸をいたわるため、という説もあるようです。 七草とは、「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」の7種類の野菜や野草。「すずな」はカブ、「すずしろ」は大根のことを指します。ちなみにこれは春の七草で、秋の七草もありますが、こちらは食べずに鑑賞するだけです。 春の七草にはそれぞれ効能があるだけでなく、その名前には意味が込められています。「せり」は競り勝つ、「なずな」は撫でることでけがれを取り除く、「ごぎょう」は仏の体、「はこべら」は繁栄がはびこる、「ほとけのざ」は仏の安座、「すずな」は神を呼ぶ鈴、「すずしろ」はけがれのない清白、という意味があるそうです。 七草がゆの作り方は、粘り気を洗い流したご飯でおかゆを炊き、さっと茹でた七草を加えて塩で調味するだけ。おかゆはレトルトを使えばもっと簡単に作ることができます。 素材を生かして作る七草がゆは、まさにヘルシーメニューと言える健康的な一品です。お正月気分に一区切りをつけるためにも、1月7日に七草がゆを食べてリフレッシュしてはいかがでしょう。 参考: 「七草がゆとは」農林水産省 「七草粥を食べる理由とは?」京都調理専門学校 「春と秋の七草」長居植物園
そばの食べ方は、好みによって地域によって千差万別!
2024/12/25 00:00
2024年も残すところあとわずかとなりました。お正月の準備はいかがでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 年越しに欠かせない料理といえば、やはり日本そばですね。 日本におけるそばの歴史は古く、縄文時代以前から食べられていたようです。 当時はそばの実を粥にして食べていたとか。のちに、そば粉を水や湯で練って茹でた「そばがき」や、それを焼いた「そばやき」などの食べ方が生まれ、現在のように細い麺「そば切り」で食べるようになったのは江戸時代からと言われています。 さて、日本そばは好みによっていろいろな食べ方ができる点が大きな魅力です。冷たい麺のもりそば、温かいかけそばを基本に、天ぷら、油揚げ、揚げ玉、海苔、餅、とろろ、卵、カレーなど、具材との組み合わせは多彩です。 さらに地域によって、さまざまなご当地そばが名物になっています。 例えば、一口サイズの椀に盛られたそばが次々と出てくる岩手県の「わんこそば」。ふのりという海藻をつなぎにしている新潟県の「へぎそば」。辛味大根おろし、ねぎ、鰹節を乗せて直接だしをかける福井県の「越前おろしそば」。昼夜の寒暖差が大きい土地で育まれた長野県の「戸隠そば」。温かいそばにニシンの甘露煮をのせた京都府の「にしんそば」。殻付きのそばの実を製粉し、割子や釜揚げで食べる島根県の「出雲そば」。熱々の瓦(かわら)に茶そばと具材をのせ温かいつゆで食べる山口県の「瓦そば」。秘境で食べられる短く太い麺が特徴の、徳島県の「祖谷(いや)そば」など、特色あるそばが各地にあります。ちなみに、日本三大そばは「わんこそば」「戸隠そば」「出雲そば」の3つとされています。 具材によって、地域によって、さまざまな食べ方を楽しめる日本そば。今年の年末は、どんな年越しそばを食べますか? 参考: 「日本そば」全国製麺協同組合連合会 「わざわざ食べに行きたい日本全国のご当地そば10選」日本旅行Tripa 「用語辞典」日穀製粉 「そばやき」コトバンク 「そばの豆知識」京都有喜屋 「そばのルーツを歴史」そば庄 「なぜ、長野といえば『信州そば』?」長野県公式観光サイト
パーティーに欠かせない「オードブル」について知りたい!
2024/12/18 00:00
12月も後半に入って、忘年会・クリスマスパーティーシーズンたけなわです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 ホームパーティーの料理として欠かせない「オードブル」。パーティーシーズンには、さまざまな料理を一つの器に盛ったオードブルセットを店頭で見かけることが増えますね。 ところで、オードブルとはそもそもどんな料理を言うのでしょうか。 オードブル(Hors-d'oeuvre)はフランス語で「作品以外」という意味。スープから始まりデザートに終わるメイン料理の前に出される「前菜」を指します。「作品外」とはいうものの、フランス料理のコースには欠かせないとされるオードブル。食欲をそそる前菜があってこそ、メイン料理への期待が高まるというものです。 しかし、日本でのパーティーや宴会料理の場合、オードブルは「パーティープレート」の意味で使われています。オードブルというと、大きなプレートに盛りつけた多彩なおつまみや、バラエティに富んだ料理を思い浮かべる人が多いのでは。 ホームパーティーでも、こうした盛り合わせを用意しておくと、テーブルが華やかになり、しかも料理を取り分ける手間が省けます。 近年人気のオードブルといえば、スペインのピンチョスのようにパンや野菜などを串や楊枝に刺した軽食。一口で食べられて、皿に取りやすいので人気のメニューです。唐揚げやポテトなどの定番メニューも、盛りつけ次第でパーティー用のオードブルに。例えば、ミニトマト、チーズ、茹でた小エビ、きゅうり、オリーブなどを彩りよく楊枝に刺したピンチョスと一緒に盛れば、パーティー料理に大変身。また、ピザも放射状に切り分けるのではなく、4~5センチ角に切ることで取りやすい一口サイズに。そのほかにも、いつもの料理に「取りやすさ、食べやすさ」をプラスして、オリジナルのオードブルを作ってみてはいかがでしょう。 参考: 「オードブルって何?」サンケイ会館 コトバンク「オードブル」 「知って安心!フルコースの流れ」ホテル椿山荘東京
世界中で愛されるピザの意外なルーツとは?
2024/12/11 00:00
年末年始の準備に忙しい毎日ですが、クリスマスイベントも忘れてはいけませんね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 クリスマスパーティーなど、みんなで分け合って楽しめる料理の一つにピザがあります。イタリア料理でありながら、世界中で愛されているピザについて、その誕生から現在までの変遷を見てみましょう。 ピザのルーツは、実は古代エジプトにあるそうです。紀元前3000年頃には、パンを丸く平らに成形して石窯に貼り付けて焼いていたのだそうです。この石窯焼きのパンが世界各地に広まって、各国の小麦を使った食文化に発展しました。 そして16世紀イタリアでは、小麦粉ベースの生地ににんにく、ラード、塩などを加えて焼くように。最初はピザというよりフォカッチャみたいなものでした。やがて16世紀後半から17世紀にイタリア南部でトマトが栽培されるようになり、ナポリ近郊では水牛の乳を原料にしたモッツアレラチーズが誕生。その2つをトッピングしたピザは、ナポリからイタリア各地に広まったのだそうです。 イタリア料理のピザが世界中に知られるようになったのは、アメリカから。ニューヨークのリトルイタリー(イタリア人街)にピザの店が開業したこと、第二次大戦中イタリアに駐留した米兵たちが現地でその味に魅せられたことがきっかけだったようです。やがて1960年にはミシガン州に宅配ピザのチェーンが誕生し、アメリカの家庭でも手軽にピザが食べられるようになりました。 日本でも1950年頃にピザを出すレストランが開店。1970年代にはファミリーレストランと冷凍食品のピザが普及し、外食でも家庭でもピザが親しまれるようになりました。 さて、本場イタリアの定番ピザといえば、トマトソース、モッツアレラチーズ、バジルをのせたマルゲリータ。イタリア国旗と同じ赤・白・緑の具材を使っていることから、王妃マルゲリータが大変気に入っていたとか。一方、アメリカで人気があるのはペパロニピザ。香辛料を効かせたドライソーセージをのせたピザがアメリカの定番ピザのようです。 年末年始のパーティーでは、イタリアとアメリカ、両方の定番ピザをみんなで食べ比べるのもいいですね。 参考: 「ピザの歴史」ピザ協議会 「ピザのちから」ピザハット
葉野菜や根菜類に欠かせない下ごしらえはレンジにおまかせ!
2024/12/04 00:00
いよいよ12月。年末年始に向けて、日増しにあわただしい気分になってきますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 忙しい毎日の中で、調理の時間はなるべく短く、簡単に済ませたいものです。とくに冬野菜には根菜類が多いので、下ごしらえに手間がかかりがち。そこで時短と手間抜きのために、電子レンジを上手に活用する3つのポイントをご紹介しましょう。 ポイントその1は「分量を守る」こと。多すぎたり少なすぎたりすると、加熱ムラや加熱のしすぎの原因に。根菜なら100g~1kg(人参、大根は500gまで)、葉野菜は100g~500g(ほうれん草、小松菜は300gまで)が適量です ポイントその2は「平たく並べること」。均一に火が通るように、大きさや厚みを揃えて切り、耐熱の平皿に重ならないように並べます。 ポイントその3は「ラップをゆったりかける」こと。ぴったりラップをかけると、加熱による蒸気の気圧でラップが裂けたり、加熱後に食材が押しつぶされたりすることも。ラップは1枚づかいでふんわりとかけるようにします。 さらに、野菜の切り方や置き方にも気をつけましょう。 大根は、いちょう切り。にんじんは、厚さ2~3cmの輪切りに。かぼちゃは、大きさを揃えて、やや厚めに切ります。じゃがいも、さつまいも、里芋は、洗ってからそのまま加熱。切ってから加熱する場合は大きさを揃えます。 ほうれん草、小松菜は、太い茎には十字に切り込みを入れます。加熱するときは、葉と茎を交互に重ねて。グリーンアスパラは、穂先と根元を交互に置きます。 電子レンジで素早く加熱することで、熱に弱いビタミンCをキープし、野菜の水分とうまみを閉じ込めることができます。おいしく手早く調理をするために、電子レンジを上手に活用しましょう。 参考: 「レンジで野菜を加熱するときの時間やコツ」パナソニック 「Lidea 2018.04.16」ライオン
おでんに入っている「ちくわぶ」の正体とは?
2024/11/27 00:00
北風が身にしみるシーズンがやってきました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 寒い日に食べたい料理として思い浮かぶのは「おでん」。熱々のおでんの中から好みの具材を食べるのは、冬にふさわしい楽しみの一つですね。 さて、おでんの具としておなじみの「ちくわぶ」ですが、じつは東京周辺のローカル食だとご存知でしょうか。その発祥は、大正時代に関西の「生麩」の製造法を元に作られた、あるいは江戸時代にはすでに存在していた、など諸説あります。形は「竹輪(ちくわ)」、作り方や食感は「生麩」ということから「ちくわぶ」となったようです。 ちくわぶは、グルテンを含む強力粉(小麦粉)と水、塩を合わせて、よく練り上げたものをちくわのように穴が空いた型に入れて加熱したものです。 ちなみに「麩」は、小麦粉から取り出したグルテンに小麦粉を混ぜて形成。これを焼いたものを「焼き麩」、グルテンにもち粉を加えて形成し、茹でたり蒸したりしたものを「生麩」と呼びます。 ちくわぶは、食べ応えのあるモチモチとした食感が好き、という方がいる一方、よく煮込んでトロトロになる寸前が好き、という方もいるようです。ただし、あまり煮すぎるとおでんの汁が濁ってしまうので注意が必要です。 さて、ちくわぶを使った料理といえば何と言ってもおでんですが、そのほかにはどんな楽しみ方があるのでしょうか。 ちくわぶは煮込むだけでなく、揚げてもOK。唐揚げ粉をつけてカリッと揚げたら、スナック感覚で食べられます。カレー粉をまぶすとビールによく合う一品に仕上がります。 ちくわぶをバター醤油で焼くのもススメ。醤油の香りが食欲をそそり、ちくわぶのモチモチした食感を存分に楽しめます。 そのほかにも、サラダやグラタン、炒め物や煮物など、おでん以外の料理にも使えるちくわぶ。食材としての可能性はまだまだ広がりそうです。 参考: 紀文「おでん教室」 川口屋ホームページ 小山製作所「お麩のお話」
世界中で食べられている「牡蠣」にはどんな種類があるの?
2024/11/20 00:00
いよいよ風が冷たくなってきて、鍋料理がおいしい季節の到来ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 寒くなるとともに食べたくなる鍋料理の一つに、牡蠣(かき)鍋があります。「牡蠣の土手鍋」といえば、広島の郷土料理。味付けした味噌を土鍋のふちに塗りつけ、野菜などの具材とともに牡蠣を煮込み、味噌の土手を崩しながら味わうものです。近年では味噌に限らず、さまざまな味付けの牡蠣鍋が家庭や飲食店で食べられています。 さて、日本ではおなじみの牡蠣ですが、実は各国で食べられている食材であり、牡蠣のシーズンを待ちわびている人たちが世界中にいます。英語圏の国では「牡蠣を食べるならRの付く月」とも言われ、9月~4月が牡蠣のおいしい時期とされてきました。ちなみにこれは「マガキ」に関して言われてきたことで、「イワガキ」の場合は6月~8月頃に旬を迎えます。 牡蠣の種類は世界中で約200種類以上あると言われ、日本周辺でも約20種類が生息しています。食用の牡蠣は「品種」「産地」「養殖方法」などで分類されます。では、世界で食べられている牡蠣には、どんな種類があるのでしょう。 世界でもっとも流通しているのは、日本でもおなじみのマガキ。通称「ジャパニーズ・オイスター」とも呼ばれ、じつは日本の牡蠣を元に各地で品種改良されたものです。また、小ぶりで丸い貝の熊本産品種「クマモト」は、今ではアメリカで多く生産されているそうです。 そのほか、ヨーロッパの牡蠣といえば、「ブロン」。平たく、丸みのある貝殻で、フランスのブロン河口付近の海域で採れたものだけがこの名称を使うことができます。オーストラリアの「シドニー・ロック・オイスター」は、カップ状の小ぶりな貝で、小さいながらも濃厚でクリーミーな味わいが特徴の牡蠣です。 日本生まれの牡蠣が世界各国で育まれ、各国の人たちが舌鼓を打っているこの季節。私たちも国産の牡蠣を存分に楽しみたいものです。 参考: 「わが国の水産業 かき」日本水産資源保護協会 「うちの郷土料理」農林水産省
辛いのは唐辛子だけじゃない?「辛味」の種類と攻略法
2024/11/13 00:00
立冬も過ぎて、冷たい風が吹く日もあり、いよいよ冬支度が必要になってきました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 季節が変わって旬の味わいも移り変わる中、「一年中いつでも辛い料理が食べたい!」という激辛ファンも多いようです。ところで、「辛味」にも種類があることをご存知でしょうか。 「五味」と呼ばれる味の種類は「甘味」「酸味」「苦味」「鹹味(しおからさ)」「辛味」。この中で4つの味は味覚神経で感じるのに対し、辛味だけは痛覚や温度覚で感じるのだそうです。つまり、正確には「味」というより「痛み」や「熱さ」に近いものと言えましょう。 刺激的な「辛味」を持つ食材には、唐辛子、胡椒、山椒、生姜、にんにく、わさび、からし、大根、玉ねぎなどがあります。これらの辛味は、食材によって「ホット系」「シャープ系」に分けられます。 「ホット系」は、口の中が熱くなるような味わいで、唐辛子、胡椒、山椒がこれにあたります。さらに黒胡椒や、中華料理で使う花椒は、痺れるような感覚の刺激を感じることも。 「シャープ系」は、鼻の奥がツーンとするような味わいで、にんにく、わさび、からし、大根、玉ねぎなど。すりおろしたり、練ったり叩いたりすると辛味が増します。そして生姜は両者の中間にあたります。 人によっては、「ホット系が好き」「シャープ系なら食べられる」など得意な辛味・苦手な辛味があるということも。苦手な辛味を口にすると、食事を楽しむどころではなくなることもありますね。そこで、それぞれの辛味を抑える食材を知っておくといいでしょう。 ホット系の場合は、ヨーグルトや牛乳、アイスクリーム、バナナ、マヨネーズが効果的。シャープ系の辛さは、辛味感が持続しないので水やお茶で抑えることができます。 辛さの種類と攻略法を知って、いろいろな「辛味」を体験してみてはいかが? 参考: 「健康管理情報」日本成人病予防協会 「スパイスカレー研究室〈SPAICECURRYLAB〉」
肌寒い日にはきりたんぽ鍋を囲んで、ほっこりしませんか?
2024/11/06 00:00
11月に入ると、季節が秋から冬へ徐々に変わっていくのを感じますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 朝夕に冷え込む季節になりました。肌寒い日には、心もからだも温まる鍋料理を食べたくなりませんか。そんな時、北国・秋田県の郷土料理である「きりたんぽ鍋」はいかがでしょう。 「きりたんぽ」とは、炊きたてのご飯を粒が残る程度につぶし、秋田杉の棒に巻きつけて焼き上げたものです。「たんぽ」は短い穂のことで、串に刺して焼いた様子がガマの穂に似ていることから名付けられたそうです。これを鍋に入る長さに切っているため「きりたんぽ」と呼ばれるようになりました。 きりたんぽ鍋は、炭焼きや伐採のために山ごもりをした人々が残りご飯を潰して焼いたものを鳥鍋に入れたことが始まりとされています。秋田県の北部では、新米の収穫が終わった時や、来客へのもてなし、冠婚葬祭の際にきりたんぽ鍋がふるまわれます。 きりたんぽ鍋は、鶏ガラだしに鶏肉、ごぼう、きのこなどを入れて醤油で味付け、さらに、棒から外したきりたんぽ、長ねぎ、せりを加えて出来上がり。あっさりとした味わいですが、お米で作ったきりたんぽで食べ応えが感じられます。きりたんぽは長時間煮ると煮崩れてしまうので、火が通ったら早めに引き上げて、熱々をいただきます。 また、きりたんぽは鍋に入れるだけでなく、甘辛い味噌を塗って炙って食べる「みそたんぽ」という食べ方もあります。みそたんぽは、おやつにもオススメ。オーブントースターやグリルを使えば家庭でも手軽に作ることができます。 これからの季節には、北国の知恵と味わいが詰まった、きりたんぽ鍋でほっこり温まるのもいいですね。 参考: 「うちの郷土料理」農林水産省
今夜の食卓に、季節のご馳走ハヤシライスはいかが
2024/10/30 00:00
ハロウィンが終わると、いよいよ年末のイベントシーズン到来です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 年末に向けてイベントが増えるこの時期、ご家庭の食卓でご馳走気分を味わうのもいいですね。そんな時に、ハヤシライスはいかがでしょう。カレーライスもいいけれど、いつもと違う一品で晴れやかな気分になれるかもしれません。 ハヤシライスは、文明開化とともに取り入れられた西洋料理をベースに生まれた日本独自の料理です。なぜ「ハヤシライス」という名前になったかというと、その由来には諸説あります。 よく知られているのが、刻んだ野菜と肉の煮込み料理「ハッッシュドビーフ」が変化したという説。しかしハッシュドビーフはご飯にかける料理ではありません。さらに、ハヤシさんという人が考えたという説。ハヤシさんには、企業の創業者や、まかない食として作った料理人、毎日のように注文した人など、さまざまなハヤシさんが挙げられています。 また、ハヤシライスの作り方にしても、いつどこで現在のような「薄切り牛肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込む料理」として定着したのか、さだかではありません。また、トマトソースベースの料理をハヤシライスとすることもあるようです。 ともあれ、濃厚なソースと牛肉の旨味、玉ねぎの甘みが一つになったハヤシライスはご飯によく合います。作る時には、市販のデミグラスソースを使うと簡単に味が決まります。また、ご家庭にあるトマトケチャップ、ウスターソースなどで代用することもできます。 今の季節のオススメは、旬の食材でアレンジを加えたハヤシライスです。お好みのキノコを入れて一緒に煮込んだり、トッピングにカキフライを加えたり。ご馳走気分を味わいたい時に、秋のハヤシライスを作ってみてはいかがでしょう。 参考: 『洋食の基礎知識』枻出版社 「9月8日はハヤシの日」丸善ジュンク堂 「お客様相談センターQ&A」エスビー食品
かぼちゃの丸ごとメニューをハロウィンパーティーに!
2024/10/23 00:00
今の季節は、街じゅうにハロウィンのシンボル、かぼちゃの飾りがあちこちで見られますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 ハロウィンは毎年10月31日。かぼちゃをくり拔いた提灯「ジャック・オー・ランタン」がおなじみですが、そもそもどうしてかぼちゃなのでしょうか。 ハロウィンとは、キリスト教の祝日である万聖節(ばんせいせつ)の前夜祭のこと。秋の収穫を祝い、先祖の霊をお迎えし、悪霊を追い払う日とされています。じつはハロウィンの発祥地であるヨーロッパでは、カブをくり抜いたものを使っていました。ところがアメリカに伝わった際にはカブになじみがなかったため、その時期にたくさん収穫されるかぼちゃが使われるようになったとか。今ではかぼちゃの方が世界的に知られるようになりました。ちなみにオレンジ色のかぼちゃは観賞用なのだそうです。 日本でもこの時期にはかぼちゃが出回っています。ハロウィンパーティーの一品には、かぼちゃ料理を加えるのもいいですね。今回は、かぼちゃを丸ごと使ったインパクトのある料理のアイデアをご紹介しましょう。 「かぼちゃの丸ごとグラタン」かぼちゃを電子レンジで加熱してから、ヘタを切り取って、スプーンで種とワタを除きます。くり拔いたかぼちゃに好きな具材とホワイトソースを入れ、ピザ用チーズをのせたら、あとは焼くだけ! 「かぼちゃの丸ごと肉詰め」加熱してくり抜いたかぼちゃに、ハンバーグの要領で作ったひき肉の種を詰めて、オーブンで焼きます。好きな野菜を加えたり、チーズをのせたり。メイン料理にもなるボリューム感です。 「丸ごとかぼちゃプリン」加熱したかぼちゃを器にして、プリンを作ります。かぼちゃの果肉も加えて、濃厚な味わいのスイーツに。ほろ苦いカラメルソースをかけると、大人にも喜ばれる一品になります。 どの料理も、かぼちゃを皮ごと味わうことができるので、パーティーなどでみんなで切り分けて食べると盛り上がりそうです。 参考: 「VEGEDAY」カゴメ ジャパンナレッジ「ハローウィン」
いくつ知っていますか? 大根に関することわざ・慣用句
2024/10/16 00:00
だんだん秋が深まってきて、暖かい服装、温かい料理に惹かれるようになってきましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 これからの季節にぴったりの温かい料理といえば、鍋料理。そして、鍋料理に欠かせない野菜のひとつが大根です。 スライスして鍋に入れたり、大根おろしにして薬味にしたり、みぞれ鍋にしたり。冬の食材として身近な野菜である大根は、昔から日本人に親しまれてきました。 そのため、大根にまつわることわざや慣用句がいろいろあります。そこにはどんな意味が込められているのか、見ていきましょう。 「大根どきの医者いらず」大根の収穫時期には、みんなが健康になり医者がいらなくなるという意味。大根は消化を助けることで、昔から体に良いとされてきました。 「大根頭にごぼう尻」大根は頭の方が、ごぼうは下の方がおいしいという意味。大根は先の方が辛く、頭の方が甘く感じられます。ごぼうはその逆で、先の方が柔らかくておいしいとされています。 「大根食ったら菜っぱ干せ」大根の葉のようにいつもは捨ててしまうものも、役に立つ場合があるという意味。大根の葉には栄養分が豊富に含まれているので、活用したいものですね。 「大根役者」大根でお腹をこわすこと、あたることは滅多にありません。このことから、「あたらない」つまりウケない役者を意味するようになりました。 「大根を正宗で切る」名刀で知られる正宗で大根を切る、つまり必要以上に大げさな行動をすること。あるいは道具や才能の使い方が適していないこと。名刀には名刀の使い道があり、大根もおいしく食べることで活かされると言えますね。 いかがですか? ことわざや慣用句を見ると、大根に関する暮らしの知恵や、大根の特性などがわかってきます。覚えておくと、いつか役に立つ機会があるかもしれません。 参考: 「農産物の故事・ことわざ」農林水産省 「会話で使えることわざ辞典」imidas
人気上昇中のヘルシーなスイーツ「干し芋」に注目!
2024/10/09 00:00
日が暮れるとどこからか虫の音が聞こえてくるようになりました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 涼しくなってくると焼き芋が食べたくなってきませんか。サツマイモは春から秋にかけての新物と、収穫後に寝かせた貯蔵物、両方を合わせて1年中出回っています。 サツマイモといえば、最近注目されているのが「干し芋」です。干し芋は、サツマイモを蒸して干すだけのシンプルなスイーツですが、砂糖や添加物を一切使わず、しかも食物繊維などの栄養を摂ることできる健康的なスイーツ。小さなお子様から、ヘルシー志向の大人まで、幅広い人たちから人気があるのも納得です。 干し芋には、サツマイモをスライスした「平干し」と、サツマイモを丸ごと干した「丸干し」があります。干し芋といえば、スライスした平干しを思う浮かべる人が多いのでは。平干しの干し芋は、オーブントースターなどで加熱すると、ぐっと甘みが増します。 干し芋の原料となるサツマイモは種類が豊富。干し芋の全国シェアで9割以上を占める茨城県では、「玉豊」「いずみ」「みつき」「玉乙女」「紅はるか」などのサツマイモを干し芋に加工しているそうです。品種によって、干し芋になった時の歯ごたえや味、色味などが異なるので、食べ比べをしてお気に入りの品種を見つけるのも楽しそうです。 そのままで食べることが多い干し芋ですが、時にはちょっとしたアレンジをするのもいいですね。加熱した干し芋にアイスクリームをのせて食べると、ちょっと贅沢なおやつに。また、干し芋をフライパンでバターソテーにすると、濃厚な味わいの一品に。干し芋を角切りにして、炊き込みご飯やスープの具にするのもオススメです。 アイデア次第で、アレンジレシピも広がりそうな干し芋。おやつとして、食材として、取り入れてみてはいかがでしょう。 参考: 「茨城県のほしいも情報」いばらき観光キャンペーン推進協議会 「さつまいも」JA全農ちば
シメジにまつわる疑問にお答えします!
2024/10/02 00:00
秋風が涼しく感じられると、いよいよ食欲の秋本番ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 秋に味わう旬の食材といえば、きのこですね。しいたけ、エノキダケ、舞茸、松茸……たくさん種類がある、きのこの中から今回はシメジについてのQ&Aをお届けします。 Q1)シメジにはどんな種類があるの? ホンシメジ、ハタケシメジ、ヒラタケシメジ、などがありますが、日常的に目にしているシメジは、ほとんどがブナシメジです。 Q2)ホンシメジとブナシメジはどう違うの? 日本国内に自生するホンシメジは「香りまつたけ、味しめじ」といわれるように、古くから味の良いきのことして珍重されてきました。しかしホンシメジは松茸同様に栽培ができません。1970年にブナシメジの人工栽培に成功して以降、現在のように栽培もののブナシメジが広く流通するようになりました。 Q3)ブナシメジにつく白いふわふわしたものは何? 気中菌糸と呼ばれる、シメジの成長過程で自然に生じるものです。気になる場合は、拭き取るか、軽く洗い流します。カビではなく、むしろシメジの新鮮さの証ですが、増えないようにするためには正しい保存法を。 Q4)ブナシメジはどうやって食べるのがおいしい? 煮物、炒め物、マリネ、鍋物、天ぷら、炊き込みご飯など、和風、洋風、中華風を問わず様々な料理に使えます。また、汁物や煮物に使うことでだしが取れ、ブナシメジの栄養とうまみを味わうことができます。 さあ、シメジについての知識が少し増えたところで、どうぞシメジ料理をお楽しみください。 参考: 「おいしいきのこ図鑑」農林水産省 「きのこの雑学・ぶなしめじの雑学」キノックス 「しめじカビ徹底解説」農家直売どっとこむ 「りょくけんだより」りょくけん東京
握らないおにぎり「おにぎらず」でお弁当を手早く楽しく!
2024/09/25 00:00
9月のシルバーウィークが終わって、10月は秋のレジャーシーズンですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 お弁当の定番といえば「おにぎり」ですが、最近の新定番は「おにぎらず」。手でご飯を握らないので手早く作れ、バリエーションも多彩、しかも断面を見せると「映える」ことから広まったようです。 ここ数年で知られるようになった、おにぎらずですが、実は生まれたのは25年も前のことだそうです。その元祖は料理マンガでした。あらためて作り方をマンガで見てみると……。 1)削り節、ふりかけ、大葉などをご飯に混ぜ込んでおく。何も混ぜなくても良い。2)全形の海苔(カットしていない海苔)の上にご飯をのせて均等の厚さに広げる。3)お好みの具を好きな場所に置く。4)四隅からご飯ごと持ち上げるようにして張りをもたせて包む。5)裏返して手で軽く押さえ、平らにして出来上がり。しばらくおくとご飯の水分で海苔がフィットする。 以上がマンガのなかで紹介されている作り方ですが、近年のおにぎらずはラップを敷いて成形し、半分に切って断面を見せる方法が主流になっています。そのため、きれいな断面を意識してご飯と具材のバランスを整えるのが上手に作るコツです。 おにぎらずは、おにぎりでは使いにくい大きな具材や、数種類の具材を一度に使うことができるので、満足度が高い一品になる点が魅力です。とんかつ、ハムとチーズ、厚焼き卵など、サンドイッチに使う具材をご飯に合わせることも可能なので、思いつくままにアレンジを楽しむことができます。 熱々のご飯でも、握らずに簡単にできるおにぎらず。好きな食材や手近なお惣菜を使って、オリジナルの組み合わせを考えてみてはいかがでしょう。 参考: 『クッキングパパ 22巻』うえやまとち(講談社コミックス)