日本の秋に欠かせないくだもの、柿の効能とは?
2022/09/21 00:00
秋の連休中に始まったお彼岸。今年の秋のお彼岸は、9月20日から26日までです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 お彼岸のお供え物の定番といえば、季節の花、おはぎやお団子、そして季節のくだものなどですね。秋に旬を迎えるくだものといえば、ぶどう、梨、りんご、柿など。なかでも柿は日本古来の植物であり、季節の行事にふさわしいくだものといえそうです。 「柿が色づくと医者が青くなる」という言葉があるほど、柿は栄養価が高い果物です。柿はビタミンCを豊富に含み、さらにカロテン、タンニン、カリウムなどさまざまな栄養素が含まれています。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、白血球の働きを助けます。カロテンには強い抗酸化作用があるため、免疫力がさらに高まり、これからの季節の風邪予防にも。 柿に含まれるタンニンは、ポリフェノールの一種。悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化の予防や高血圧を防ぐ効果が期待できます。また、体内を活性化し、健康維持にも役立ちます。また、干し柿にした場合には食物繊維が豊富に。腸内環境をよりよく保ち、便秘解消、生活習慣病の予防にも。 「柿は二日酔いに効く」などと言われますが、これは渋みの元であるシブオールと、アルコールデヒドロゲナーゼという酵素にアルコールを分解する働きがあるため。利尿作用のあるカリウムを多く含むので二日酔いの予防にも効果的。さらにタンニンの解毒作用が二日酔いを和らげるとされています。 柿は、そのまま皮をむいて食べるのはもちろん、お料理の食材としても活用できます。豆腐を使った白和えや、サラダにしても彩りがよく、手軽に取り入れることができます。また、きんぴら風の炒め物や、マヨネーズ焼きにするなど、加熱することで食感が変わり、違う味わいを楽しめます。 柿を楽しむことは、日本の秋を楽しむこと。旬の時期には、デザートだけでなく食材としても、取り入れてみてはいかがでしょう。
シャリアピンステーキのおいしさの秘密「マリネ」とは?
2022/09/14 00:00
秋の連休、今年は敬老の日と秋分の日が離れているのでシルバーウィークにはなりませんが、それでも2回の三連休があります。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 食欲の秋を迎えて、連休の食卓にも腕を振るいたいところですね。そんなときには、マリネすることで牛肉を柔らかくおいしく食べられる「シャリアピンステーキ」はいかがでしょう。 シャリアピンステーキとは、ロシアのオペラ歌手フョードル・シャリアピン氏が来日した際に考案された料理です。滞在時に歯の具合が悪かった彼のために、ホテルのシェフが柔らかく食べやすいステーキを作って、たいへん喜ばれたとか。ちなみに柔らかさの秘密は、玉ねぎ。すりおろした玉ねぎに牛肉を漬け込むことで、玉ねぎのタンパク質分解酵素によってステーキ肉が柔らかくなるのです。 家庭でシャリアピンステーキを作る際には、玉ねぎをすりおろすか、みじん切りにして牛肉全体になじむように漬け込んで寝かせます。焼くときには玉ねぎは取り除き、肉だけを焼いて玉ねぎはソースに使います。ソースにスライス玉ねぎを加えれば、食べ応えもアップ。赤ワインとバターで洋風に仕上げても、醤油を使って和風に仕上げても。 シャリアピンステーキのように、肉や魚などを漬けこむ調理法を「マリネ」と呼びます。赤ワイン&ハーブ、ヨーグルト&スパイスに漬け込んでから焼くなどバリエーションもいろいろ。また、肉を焼いた後に柑橘類のマリネ液やめんつゆに漬けるなど「あとからマリネ」でも、おいしくいただけます。 ステーキの味わいを広げる調理法、マリネ。ご家庭の食卓だけでなく、バーベキューで焼いて楽しむアウトドア料理にもおすすめです。
パスタを知って、パスタ料理をもっとおいしく!
2022/09/07 00:00
9月に入ると、気持ちの上ではもう「食欲の秋」のはじまりですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏の麺類といえば、そうめんやひやむぎですが、秋になるとパスタを食べたくなりませんか。パスタとひとことで言っても、その種類はなんと500以上もあるとか。それぞれの特徴を知っておくと、パスタ料理をより楽しむことができるはずです。 まず、パスタの種類は大きく分けると2種類。スパゲティのように長いロングパスタと、マカロニをはじめいろいろな形があるショートパスタです。さらにその中で代表的なものをご紹介しましょう。 ロングパスタの代表格スパゲティは、直径1.4~1.9mmで棒状。様々なソースと相性が良く、太いものほど濃厚なパスタによく絡みます。カッペリーニはイタリア語で「細い髪の毛」という意味で、直径0.8~1.1mmの細さ。スープや冷製パスタによく使われます。平たい麺で幅が5~1mmのロングパスタはフィットチーネ。幅4~8mmの平麺はタリアテッレ。カルボナーラやクリームソースのパスタに合います。 ショートパスタで最もおなじみのマカロニは英語の呼び名で、イタリア語では「素晴らしい」を意味するマッケローニ。おもにグラタンやサラダに使います。ペンネは「ペン先」という意味のイタリア語。その名の通り、先が尖った円筒のパスタで、ペンネ・アラビアータなどトマトソースとの相性が抜群です。ファルファッレは蝶やリボンの形をした可愛らしいパスタ。薄い部分と中心部分、2つの食感をひとくちで楽しむことができます。トマトソースやクリームソースに合わせても、スープの具材にも。らせん状にねじれた形のパスタはフジッリ。ソースが絡みやすいので、トマトソースやクリームソース、グラタン、サラダなどに幅広く使えるパスタです。 たくさんの種類があるパスタ。いつもと同じソースでも、パスタを変えると違う味わいを楽しむことができるので、試してみてはいかがでしょう。
さつまいもを使った「甘くない」料理のヒント
2022/08/31 00:00
いよいよ8月も終わり。今年の夏は、どんな思い出ができたでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏が終われば、食欲の秋。さまざまな食材が旬を迎える季節です。ところで秋の野菜のひとつ、さつまいもには旬が2回あることをご存知でしょうか。さつまいもは9月~11月に収穫され、これが第一の旬。その後、収穫したさつまいもを2ヶ月ほど貯蔵することで、甘さが一層増します。そして11月~1月頃に第二の旬を迎えるのです。 さつまいもは、皮が赤く中身が黄色い紅あずま、加熱するとねっとりと蜜のように甘くなる安納芋をはじめ、たくさんの種類が出回っています。焼きいもや干し芋、スイートポテトなど、甘みを生かした食べ方が主流ですが、旬の時期には甘くないメニューにも活用したくなりますね。そこで、さつまいもを使った「甘くない」料理のヒントをご紹介しましょう。 ☆さつまいもの煮物というと、蜜煮やレモン煮がおなじみですが、甘くない煮物にするなら味噌味で。味付けを変えるだけで、ご飯のおかずになる一品に。 ☆ポテトサラダといえばジャガイモが定番ですが、ほくほく系の紅あずまや金時を使えば、さつまいもでもおかずサラダに。炒めたベーコンやツナなどを入れてマヨネーズで和えるだけ。おかずとしても、サンドイッチにしても。 ☆さつまいもを拍子木に切って炒め物に。キャベツや玉ねぎ、豚肉と炒めて塩こしょう、醤油で味付けします。豆板醤やにんにくを加えてピリ辛に仕上げても。 ☆酢豚を作るときに、素揚げしたさつまいもを加えます。皮付きのまま使うと、赤い皮が彩りになって、見た目も華やかに仕上がります。ピーマンやれんこんと中華風甘酢炒めにしても。 ☆カレーに入れるジャガイモをさつまいもに変えるだけで、いつもと違う味わいに。カレーのスパイシーな味わいを甘いさつまいもが引き立てます。 甘い味付けばかりでなく、おかずになる「甘くない」料理にもよく合うさつまいも。たくさん出回る旬の時期に、さまざまなアレンジでお楽しみください。
実は万能調味料?!鶏がらスープの素で味わいアップ
2022/08/24 00:00
朝夕は少しずつ涼しくなっていますが、日中の暑さはしばらく続きそうです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 こよみの上では暑さも峠を越したとされていますが、まだまだスタミナは必要です。元気が出る料理を手早く作るときに、便利な調味料の一つに鶏がらスープの素があります。鶏がらスープの素というと中華の味付けにと考えがちですが、簡単にコクと旨味をプラスできるので、どんなお料理にも活用したいものです。 炒め物の味が決まらないとき、鶏がらスープの素を使うことで、味わいが格段に良くなります。例えば、夏にぴったりの沖縄料理、ゴーヤチャンプルーの味付けにも。塩こしょう、鶏がらスープの素、醤油少々で満足のいく味わいに。ゴーヤのビタミンC、豆腐や豚肉、卵のたんぱく質など、炒めるだけの簡単調理で夏バテ対策の一品になります。 サラダや和え物の味付けにも。サラダのドレッシングの味付にほんの少し加えるだけでOK。また、もやしや青菜などのナムルを作るときには、醤油、ごま油、おろしにんにくに鶏がらスープの素を加えて和えるだけ。もやしに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分・水分を体外に排出します。ゴマをたっぷり加えれば、脂質とたんぱく質、ミネラルを一緒に摂ることができます。 お好み焼きやチヂミといった粉ものも、生地に鶏がらスープの素を加えるだけでおいしさアップ。お好み焼きなら豚肉や卵を入れることで栄養価もアップ。ニラをたっぷり使ったチヂミなら、免疫力アップや疲労回復に役立ち、また食物繊維が腸内環境を整える働きをしてくれます。 漬物にも便利に使えます。乱切りにしたきゅうりをごま油、塩、鶏がらスープの素で和えるだけで、韓国料理店でおなじみの漬物が出来上がり。仕上げにごまを振ります。きゅうりはカリウムを多く含み、ビタミンCをはじめビタミン類も含んでいるので、旬のこの時期にたっぷり摂りたいものです。 スープ類だけでなく、さまざまな料理に使える鶏がらスープの素。ふだんの調味料として、どんどん活用してはいかがでしょう。
夏のスタミナは豚肉で摂りましょう
2022/08/17 00:00
夏休みまっただ中、全国各地で花火大会が開催されています。夜空に咲く大輪の花を今年はご覧になりましたか?今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏の暑い日に涼を呼ぶ花火。とはいえ、夜になってもなかなか気温が下がらず、夏バテや体力不足を感じている方も多いのでは。 夏バテ防止には、豚肉が良いと言われています。その理由とは……? 喉ごしの良い麺類や冷たい飲み物を多く摂る夏は、ビタミンB1が不足しがちです。ビタミンB1は疲労回復のビタミンと言われ、炭水化物(=糖質)の代謝を促し、ブドウ糖からエネルギーを作り、神経や筋肉の機能を正常に保つ効果があるとされています。 ビタミンB1が多い食べ物は、豚肉、うなぎ、鮭、玄米など。特に豚肉はビタミンB1を多く含み、部位によっては牛肉の10倍になるとか。肉類は体づくりに欠かせないたんぱく質も豊富に含んでいるので、効果的に栄養を摂取することができます。 豚肉の中でカロリーが低くビタミンB1とたんぱく質の含有量が多いのは、ヒレ肉ともも肉です。脂質が少ないので、夏バテで疲れた胃腸にもあまり負担をかけずにすみそうです。 豚肉の栄養を効果的に摂り入れるためには、食材の組み合わせも大切です。にんにく、ニラ、ねぎに含まれるアリシンは、ビタミンB1を体に吸収しやすくします。また、レモン、オレンジ、梅干しに含まれるクエン酸は、疲労物質である乳酸を分解するので、疲労回復を早める効果があります。 さらに、豚肉料理とごはんを組み合わせることで、体の中でエネルギーを作り出すことができます。白米を玄米にかえれば、より多くビタミンB1を摂取することができます。 生姜焼き、レバニラ炒め、梅肉ソースがけなど、豚肉料理を積極に食卓に取り入れて、夏のスタミナ補給に役立てましょう。
夏のカレーは手間を省けるキーマカレーがオススメ!
2022/08/10 00:00
8月11日は山の日。そして13日頃からお盆休みを迎える方も多いことでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏のお休みにぴったりのメニューといえば、カレーですね。とはいえ、暑いこの時期にじっくり煮込む調理はあまり気が進みません。そこで、夏野菜とひき肉で簡単にできるキーマカレーがオススメです。 キーマカレーといえば、スープがないひき肉を使ったカレーというイメージですね。似たようなカレーにドライカレーがあります。2つのカレーはどう違うのでしょうか? キーマカレーの「キーマ」はヒンディー語でひき肉を意味する言葉です。インドでは、ひき肉を使ったカレーであればスープありでも、肉団子でも、キーマカレーと呼ぶのだそうです。 一方、ドライカレーとは、汁気のないカレーのこと。もともとはひき肉カレーを意味する名前でしたが、その後、ひき肉以外の材料でもドライカレーと呼ぶように。また、カレー味のチャーハンやピラフをドライカレーと呼ぶ場合もあります。 汁気の少ないキーマカレーはドライカレーでもあり、ドライカレーの中でひき肉を使って入ればキーマカレーとも言えそう。線引きが難しいですね。 さて、夏のぴったりのキーマカレーとは、どんなカレーでしょう。 オススメは、旬のなすを使ったキーマカレーです。ひき肉と玉ねぎ、なすを炒めてカレールーなどで味付けをするだけ。なすはサイコロに切っても、乱切りや輪切りでもOK。ご飯にかけるだけでなく、そうめんにのせてもおいしくいただけます。また、ズッキーニやオクラなどの夏野菜を使っても。 カットトマト缶を使えばさらに簡単。玉ねぎ、ひき肉を炒めてカレー粉で調味し、トマト缶を加えたら水分を飛ばして炒めます。こちらは溶けるチーズと一緒にパンにのせてトーストにするのもいいですね。 スパイスの香りが食欲をそそるキーマカレー。カレーライスにしても、アレンジ料理でも、お好きな食べ方でどうぞお楽しみください。
あなたはいくつご存じですか?全国ご当地そうめん
2022/08/03 00:00
8月に入って、またもやきびしい猛暑が戻ってきました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 暑い日にぴったりの食べ物といえば、のどごしが良くさっぱりとした味わいのそうめんですね。そうめんは日本全国に産地がありますが、なかでも有名なものは「日本三大そうめん」と呼ばれる、三輪そうめん(奈良県)、播州そうめん(兵庫県)、小豆島そうめん(香川県)。しかしそうめんの産地はほかにもたくさんあります。日本全国北から南まで、個性豊かなご当地そうめんをご紹介しましょう。 岩手県の「卵麺(らんめん)」は、その名の通り卵を加えた黄色い麺。卵の香りと旨味が特徴です。 宮城県の「白石うー麺」は、長さ10cm程度の太くて短い麺。温めた料理に会うので温麺(うーめん)と呼ばれているそうです。 富山県の「大門そうめん」は、半乾き状態の麺を丸髷(まるまげ)状に丸めて乾燥させたもの。長さは約2mあり、半分に割ってから麺を茹でます。 愛知県の「和泉そうめん」は、半生の麺。一般的にそうめんは冬場に製造しますが、和泉そうめんは夏に作られます。 徳島県の「半田そうめん」は、冷麦や細うどん並みの太さがあるそうめん。もっちりした食感で食べ応えがあります。 愛媛県の「五色そうめん」は、白、赤、緑、黄色、茶色の5色。いずれも天然の食材で着色されています。 長崎県の「島原そうめん」は、播州そうめんに次ぐ生産量国内第二位を誇るご当地そうめんです。 熊本県の「南関そうめん」は、半乾き状態の麺を8の字状に乾燥させたそうめん。昔ながらの手作業で作られたそうめんは高級品とされています。 このほかにもご当地そうめんはまだまだあります。夏の食卓で、産地ごとの違う味わいを楽しむのもいいですね。
デザートだけじゃもったいない!旬の桃の楽しみ方
2022/07/27 00:00
こよみの上では大暑(たいしょ)を過ぎて、本格的な夏シーズンに入りましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 現在、くだもの売り場にたくさん並んでいる桃。旬の時期を迎え、秋口までさまざまな品種が出回ります。 おいしい桃の選び方は、真上から見て左右均等に丸い形をしていて、白桃なら赤みが強く鮮やかな色が◎。果点と呼ばれる白い斑点があるものが、糖度が高いと言われています。桃は追熟するので、硬いものは常温で保存すると、柔らかく甘くなります。 桃の上手なむき方として知られているのは、表面のくぼみに沿ってぐるりと包丁を入れ、桃を両手で持って回転させ、2つに分けてから切り分ける方法です。そのほかにも、簡単にきれいにむく方法について、さまざまな動画やウェブサイトが公開されているので、「桃 むきかた」などで検索してみましょう。 桃は果汁たっぷりで爽やかな甘みが魅力。そのままデザートに食べるのももちろんですが、ひと手間加えてみるのもオススメです。 ☆桃とモツァレラチーズ、桃と生ハムの組み合わせは夏の前菜にぴったりです。いろどりにイタリアンパセリなどのハーブを添えて。 ☆桃の果肉に牛乳、コンソメスープなどを加えてミキサーにかけるだけの冷製スープは食欲のない日にも。仕上げにオリーブオイル少々をかけて。 ☆桃の冷製パスタも、夏のうちに食べたいメニューのひとつ。桃とトマト、レモン果汁でさっぱりと仕上げます。生ハムをのせてボリュームアップ。 ☆意外な組み合わせで作ってみたいのは、桃を使ったローストポーク。グリルを使わなくても、豚肉と桃のソースをフライパンで焼くだけでOK。桃の酵素で豚肉が柔らかくなる効果も。 ☆デザートに焼き桃はいかが。切った桃にグラニュー糖を振り、トースターで焦げ目がつくまで焼きます。アイスクリームを添えればお店のような一品に。 今年の夏は、桃のアレンジ料理で、夏の食卓に爽やかな味わいを加えてみてはいかがでしょう。
今年の土用丑の日は、おうちで「ひつまぶし」
2022/07/20 00:00
今年もいよいよ、夏の「土用丑の日」が近づいてきましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2022年の土用丑の日は、7月23日と8月4日。こよみの関係で、今年の夏は土用丑の日が2回あります。 土用丑の日といえば、何といっても「うなぎ」ですね。厳しい夏の暑さに備えてスタミナをつけるためにも、栄養価の高いうなぎを食卓に取り入れたいものです。 うなぎといえば、うな重やうな丼が定番ですが、今年は「ひつまぶし」をご家庭で楽しんでみませんか。 ひつまぶしとは、うなぎの蒲焼を細かく刻んでご飯にまぶした料理のこと。明治時代に名古屋の料理店で誕生し、現在では名古屋名物として全国に知られています。お店ではお櫃(ひつ)に入ったご飯にうなぎの細切れがのって供されますが、ご家庭ではどんぶりを使って、気軽に「ひつまぶし」を楽しんでみませんか。 ひつまぶしを作るときに用意したいのは、うなぎの蒲焼とご飯、粉山椒、そしてだし汁(またはお茶)、青ねぎ、わさび、刻みのりです。お好みで、三つ葉や白ごま、青じそ、錦糸卵などを薬味に加えてもいいでしょう。 さて、ひつまぶしにはオススメの食べ方があります。 器のうなぎご飯をスプーンや箸で四等分し、4回に分けて食べるのです。1回目は、シンプルにうなぎご飯をそのままで。2回目は好きな薬味をのせて。3回目は温かいだし汁やお茶をかけて、4回目は好きな食べ方でシメます。3回目のお茶漬け用に、茶碗を用意しておくといいですね。 ひつまぶしは、うなぎの蒲焼をみんなで公平に食べられるように細かく刻んで分け合うことから始まった、という説もあります。ひつまぶしをおうちで楽しみながら、お好きな食べ方を見つけてください。
旬のスイカを食べて、夏を元気に美しく過ごしましょう!
2022/07/13 00:00
夏空の下、ハスの花が咲く季節です。早朝から花開くハスを見に出かけるのもいいですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏は午前中から徐々に気温が上がって暑くなり、今年は最高気温の日本記録が更新されたというニュースもありました。このような暑い時期に旬を迎える果物といえば、スイカです。おいしいだけでなく、夏の健康や美容に欠かせない栄養素がたっぷりのスイカ。その理由について探ってみましょう。 スイカの果肉は約95%が水分で、そのうち6~8%が糖分です。ブドウ糖、果糖、ショ糖のほか、ビタミンやミネラル類、グルタミン酸やアルギニンなど、多くの成分をバランスよく含んでいます。水分が多く、すばやくエネルギーに変わる果糖やブドウ糖を含むスイカは夏の暑さに疲れたカラダにぴったり。喉の渇きをいやすだけでなく、カリウムなどの働きにより、元気の回復にも役立ちます。また、スイカに微量の食塩を加えることでスポーツドリンクと同じような効果が期待できるので、熱中症対策にも。 スイカに含まれるシトルリンは「スーパーアミノ酸」とも呼ばれ、スイカから発見された栄養素です。持久力アップ、疲労回復、手足のむくみを改善、抗酸化作用も期待できるとされています。 さらにスイカには新陳代謝を促して肌の健康を保つビタミンAや、活性酸素を除去するリコピン、肌の老化を予防するβ-カロテン、日焼け対策に欠かせないビタミンCも含まれるため、夏の美肌づくりやアンチエイジングにもオススメです。 気になるスイカのカロリーは、100gあたり37kcalと格段に低く、1日の摂取量は200g程度とされています。 スイカは果肉だけでなく、皮にも栄養があります。皮の白い部分には、果実部分よりも多いシトルリンを含んでいるとか。硬い外皮を剥いて、浅漬けにしたり、ピクルスにしたり、残さず使い切りましょう。 スイカは他の食材に比べてシトルリンを多く含んでいるので、夏の健康と美肌づくりにぴったり。旬の時期に積極的に摂りたいものです。
旬のとうもろこしを丸ごと味わいましょう
2022/07/06 00:00
夏の楽しみといえば花火大会や夏祭りなどですが、今年は久しぶりに開催されるイベントも多いようです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 イベントに行った時には、屋台の食べ歩きも楽しみのひとつですね。とうもろこしの焼ける香ばしい匂いも、夏の風物詩といえましょう。 とうもろこしの旬は、6月から9月中旬ごろまで。とうもろこしは鮮度が落ちやすく、収穫された時点から糖分がでんぷん質に変化して甘みが薄れてしまうので、できるだけ早く食べることがおいしさの秘訣です。 とうもろこしは大半が皮付き、ひげ付きで売り場に並んでいます。とうもろこしの皮は、緑色が濃いほど鮮度が高く、収穫後時間が経つほど色があせてきます。とうもろこしをレンジで加熱する時には、皮付きのままで温めるとジューシーに仕上がります。 とうもろこしの「ひげ」の正体はご存知でしょうか? じつは「絹糸(けんし)」と呼ばれる雌しべなんです。ひげはひとつ一つの実から伸びており、その本数は、実の数と比例しています。つまり、ひげがフサフサのとうもろこしは、実がたくさん詰まっているということ。また、ひげが黒っぽくなっているものは完熟しているので、ジューシーな甘さが期待できるそうです。 とうもろこしのひげは、カリウムを豊富に含むことから漢方薬にも使われており、中国や韓国では民間茶「ひげ茶(コーン茶)」が親しまれています。最近では、日本でもペットボトル飲料やティーバッグを見かけますね。 とうもろこしのひげは、白っぽくてきれいなものをサラダに使ったり、実と混ぜてかき揚げにしたり、料理に使ってもおいしく食べられます。 さらに、とうもろこしの芯も使い道があります。とうもろこしの炊き込みご飯を作る時には、芯も一緒に炊くことで、さらに甘みが加わっておいしく仕上がるのでお忘れなく! 夏はとうもろこしを丸ごと使って、旬の味わいを存分に楽しみましょう。
夏のうどんは、キリッと冷やしてアレンジ豊かに
2022/06/29 00:00
梅雨も明けて、夏本番。今年の夏は、どうやら暑くなりそうです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏の暑い日には、なるべく火を使わずに手早く調理を済ませたいものですね。そんな時には、冷凍うどんを使ったメニューがオススメです。冷凍うどんなら電子レンジで解凍するだけ。茹でるよりもコシが出て、おいしくいただけます。 食欲がないときには、さっぱりとした味わいで。たとえば、鶏ガラスープに生姜を入れたスープをあらかじめ冷蔵庫にストックしておくと便利です。食べる時には、うどんにトマトやキュウリ、オクラなどの夏野菜とサラダチキンをのせて、冷たい鶏ガラだしのぶっかけ麺にします。 また、いつものめんつゆを使って、すだちの輪切りをたっぷりのせた、見た目も涼やかなすだちうどんはいかが。すだちは8月~9月に旬を迎えるので、最盛期には箱買いで存分に味わいたいものです。 暑いからこそ、パンチやスタミナが欲しい!という方にはピリ辛のつけダレが喜ばれそう。めんつゆを豆乳で濃いめに割って、ラー油を加えると四川風の味わいながら口当たりはさっぱり。豚薄切りの茹で肉、白ごま、カイワレやキュウリなどをうどんにたっぷりのせていただきます。もっとパンチが欲しい時には、おろしにんにくを加えてパワーアップ。 レトルトのグリーンカレーを温めて、冷たいうどんを温かいカレーにつけていただくのもオススメ。エスニックな味わいはうどんが意外に合うのです。うどんは細めの麺にすると味わいがアップします。 うどんの油そば風アレンジも試したいものです。オイスターソース、ごま油をベースにしたこってり味のタレを麺に絡めて、チャーシュー、ゆで卵、めんま、のりなどをトッピング。温泉卵や卵の黄身を使えば、味わいがとろーりマイルドに仕上がります。お好みでラー油や一味唐辛子など辛味を加えても。 アイデア次第で多彩にアレンジできる冷やしうどん。今年の夏は、手間をかけずに楽しめる、冷やしうどんのバリエーションをお楽しみください。
新にんにくの短い「旬」を存分に味わってみませんか
2022/06/22 00:00
あじさいの花が満開になり、各地であじさい祭りが開催されています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 色鮮やかなあじさいの時期、晴れた日は気温が上がって日差しも強くなり、夏が近づいていることを実感します。夏の暑さに向けて、スタミナをつけておきたいところですね。 スタミナ食材といえば、にんにくが思い浮かびますが、この時期だけ出回る「新にんにく」をご存知ですか? 新にんにくは5月~6月が旬の野菜で、みずみずしい香りと食感が特徴です。普通のにんにくとの違いは、乾燥させていない「生」の状態であること。普通のにんにくは一年中手に入る食材ですが、これは収穫後3~4週間かけて乾燥させたものです。 一方、新にんにくは乾燥させない状態で出荷されます。乾燥していないので、水分が多く、香りもフレッシュ。にんにく独特の辛味は少なめで、ホイル焼きや素揚げなどにするとねっとりホクホクした食感になります。 生の新にんにくを薄くスライスして、焼肉や、カツオのたたきに添えたり、さっと炒めてラーメンに入れたりするのもおすすめ。また、茹でつぶした新にんにくにオリーブオイル、酢、塩を加えたガーリックペーストを作っておけば、さまざまな料理に活用できます。ただし、日持ちはあまりしないので、1週間を目安に使い切るか、冷凍保存しましょう。 新にんにくは水分が多いので、保存するときには注意が必要です。新聞紙などに包んで保存袋に入れて冷蔵庫で保存するか、長期保存したいときには、皮ごと一片ずつに分けて保存袋で冷凍します。常温保存の場合は、ネットなどに入れて風通しの良い場所に吊るして、1週間から10日くらいで使い切ります。 また、フレッシュなうちにオリーブオイルや醤油に漬けて、常備菜として保存するという方法もあります。 旬の時期がとても短い新にんにくですが、フレッシュな新にんにくを食生活に取り入れて、本格的な夏に向けた健康づくりに役立ててはいかがでしょう。
父の日には、旬のスルメイカを使った料理を食卓に
2022/06/15 00:00
6月の第三日曜日は父の日ですね。お父さんのために何か用意をしていますか?今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 父の日は、何を贈りますか?母の日はカーネーションが定番ですが、父の日は黄色いバラを贈るのだそうです。また、ひまわりも人気があるということです。どちらも季節にぴったりの花ですね。 さて、今の季節に旬を迎える魚介のひとつがスルメイカです。「真イカ」とも呼ばれ、イカの中でも日本で最も漁獲量が多く、食卓でもおなじみですね。 スルメというと、酒肴の乾きもの(乾物)として知られていますが、原料にはさまざまなイカが使われており、高級品のスルメはヤリイカやケンサキイカを使ったもので、スルメイカはその次だとか。スルメは縁起物として昔から儀式や儀礼で用いられ、結納式でも昆布とともに納められます。これはスルメのように味のあるいい夫婦になるように、との願いが込められているそうです。 スルメのほかにもイカを使った酒肴は塩辛、焼きイカ、イカゲソなどが定番ですが、そのほかにもイカを使った料理はたくさんあり、おかずにも酒肴にもオススメです。 手軽にできる炒め物なら、オイスターソース炒め。小松菜や青梗菜と炒めれば彩りよく、ご飯のおかずにもぴったりです。イカとじゃがいもの組み合わせなら醤油バター炒めで。お子さまにも喜ばれそう。 また、生のスルメイカをイカそうめんにして、ユッケ風に仕立てるのはいかが。ユッケジャンを使ったタレで和え、卵の黄身を添えていただきます。 韓国には、イカと野菜をコチュジャンで炒める料理があり、ピリ辛好きな人には喜ばれそう。これは家庭料理のひとつで、ご飯がすすむ味わいです。 イカのホイル焼きは定番メニューですが、わたも和えてから焼くと、大人の味わいに。バター醤油で味付けすると、まろやかさとわたの苦味がクセになり、お酒が進むこと間違いなし。 イカは肝臓機能を助けるタウリンを豊富に含み、コレステロールを低下させる効果も。お父さんの健康を考えて、父の日にイカの料理を一品、加えてはいかがでしょう。
レモンを料理に活用して、味も気分も爽やかに!
2022/06/08 00:00
雨の日には、気分だけでも晴れやかに過ごしたいですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 気分がスッキリしない時には、レモンの香りでリフレッシュしませんか。レモンの爽やかな香りは、ストレスや疲れた気分を吹き飛ばし、頭をクリアにして集中力をアップさせてくれます。 レモンは常備している方も多いと思いますが、果汁を搾るだけでは使いきれないこともありますね。そんなときは常備菜や調理にレモンを活用してみてはいかがでしょう。 無農薬レモンならば、皮ごと輪切りにして塩レモンに。調味料代わりにさまざまな料理に使えるので便利です。はちみつ漬けにすれば、飲み物やお菓子づくりに役立ちます。 レモンは炒め物や煮物にも活用できます。肉や魚介類、あるいはそら豆やインゲン、アスパラガスなどをレモンガーリック味で炒めるとビールやワインによく合います。また、煮物にレモンを加えれば、さっぱりとおいしく仕上がります。 グリルやオーブン焼きなどをつくるときも、レモンを他の食材を一緒に焼くことで香りが移ってまろやかな酸味も加わります。 レモンとパスタの組み合わせもオススメです。クリームパスタでも、オイルパスタでも、レモンを加えるだけでいつもと違う味わいに。たっぷりのバターとレモンでつくるレモンパスタも、シンプルながらやみつきになるので一度お試しを。しらすを合わせたり、ズッキーニを加えたり、具材をプラスすればおもてなしの一品にもなります。 パウンドケーキやクッキーなど、焼き菓子にレモンを使うのもいいですね。果汁だけでなく皮も使って、香りと味わいを存分に楽しみましょう。 お料理や飲み物の香りづけや添え物だけではなく、食材のひとつとして活用できるレモン。冷蔵庫にあるレモンを使って、爽やかな味と香りを楽しむ料理をつくってみてはいかがでしょう。
今が旬。身近な魚「カツオ」についてもっと知りたい!
2022/06/01 00:00
6月に入って、もう梅雨の時期かと思いきや、今年は関東地方の梅雨入りが遅れているようです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 さて、「五月晴れ」と聞くと爽やかなイメージですが、旧暦では梅雨の晴れ間を意味していたのだそうです。新暦と旧暦で季節感のズレが多少あるものの、今の時期にカツオが旬を迎えていることに違いはありません。 カツオは漢字で「鰹」と書きますが、カツオは古くから干物にして献納されていたそうです。そのため、カツオの語源は「身が堅い」と云う意味の「堅魚(かたうお)」に由来し、漢字にも「堅」という字が使われています。 カツオは叩きや刺身で食べることが一般的ですが、これはマグロなどと同様に火を通すとパサついてしまうため。しかし、ソースを加えたり、煮物にすることでおいしく食べることができます。カツオをさっと焼いてトマトソースやマスタードソースをたっぷりかけると、ワインやビールが進む一品に。 また、カツオに衣をつけてフライやカツにするのもオススメです。熱々を食べても、お弁当のおかずにもぴったりです。 カツオの用途としてよく知られているのは鰹節ですね。鰹節は、まず水揚げされたカツオに切り目を入れたのちに煮ます。これを燻製し、乾燥することを繰り返し、水分を飛ばすと「荒節(あらぶし)」と呼ばれる鰹節に。私たちが日常的に使う「花かつお」は、この荒節を使用しています。ここまでの工程で約1ヶ月。 ここからさらにカビをつけ、天日干しをする作業を繰り返すと、あの堅い「枯節」に。カビをつけることで水分が飛び、脂肪分が分解されて、上品な味わいに仕上がります。ものによっては半年近く時間と手間をかけて、極上の鰹節を作るのです。 カツオは缶詰の原料にもなります。なんと世界のカツオ漁獲の8割以上が缶詰にされているとか。ほかにも酒盗などの珍味に加工したり、茹でてなまり節にしたり、カツオはさまざまな加工品に使われています。 DHAやEPAをはじめ栄養が豊富なカツオ。初夏と秋に旬を迎え、加工品も多くあるので、日常の食生活に、積極的に取り入れたいですね。
冷やし中華のタレは、さっぱり派?濃厚派?ピリ辛派?
2022/05/25 00:00
夏日がだんだん増えてきた今日この頃、日一日と夏に近づいていることを感じます。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 日差しが強くなって暑さを感じるようになると、不思議と冷やし中華を食べたくなりませんか? 冷やし中華は、気温がどれくらいになると売れ始めるのかというと、一般に夏日とされる気温25℃以上になる日あたり、あるいは気温20℃を超えた頃、などと言われています。 この時期、店頭にも冷やし中華が並び始めています。家庭で食べる冷やし中華は、上にのせる具材も、かけるタレも、自分好みに作れる点が嬉しいですね。 冷やし中華のタレの基本といえば、さっぱりとした酢醤油味。酢、醤油、砂糖、ごま油を混ぜて作りますが、めんつゆやポン酢を使えばカンタンです。 濃厚なごまダレは、食べごたえをアップしてくれる味わい。麺や具によく絡んで、ごまの香りが食欲をそそります。すりごまや練りごまを使って作りますが、しゃぶしゃぶ用のごまダレやごまドレッシングを使えばもっと手軽に。 暑い日はピリッと辛いものが食べたい!という方には四川風のピリ辛ダレがおすすめ。醤油ベースに、炒りごま、ピーナツ、にんにく、小ねぎ、パクチー、唐辛子を加えて作れば本格派。手軽に作るなら、酢醤油ダレやごまダレにラー油や一味唐辛子を加えるだけでもOKです。 どのタレも、冷やし中華だけでなく、冷奴やサラダ、和えもの、炒めものの味付けにも使えるので、常備しておくと便利です。さて、あなたのお好みは? このほかにも、味噌ダレ、おろしダレ、梅肉ダレ、カレー風味ダレなど、アレンジ次第でさまざまな味わいの冷やし中華を楽しめます。 これから夏に向けて、ご家庭で食べる機会が増える冷やし中華。気分を変えたくなったら、いつもと違うタレを使ってみてはいかがでしょう。
らっきょうは1日何個まで?意外に知らない、らっきょう豆知識
2022/05/18 00:00
鮮やかな花々が、豊かな色彩と甘い香りで楽しませてくれるこの季節。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 季節の花を眺めてから野菜売り場を見ると、旬の野菜に目を向けたくなりませんか。そろそろ旬を迎える野菜といえば、らっきょうです。今回は、らっきょうに関する話題をお届けしましょう。 らっきょうという名前、よく考えると不思議ですね。その語源は、中国名の「辣韮(らっきゅう)」だそうです。ちなみに野菜のエシャレットは、らっきょうを軟白栽培して早採りしたもの。よく似た名前のエシャロットは小型玉ねぎの一種で、全く別の野菜なんです。 らっきょうはユリ科の野菜で、ネギ、ニラ、ニンニクの仲間です。私たちが食べている白い部分は「鱗茎(りんけい)」と呼ばれる根の部分。この鱗茎は、健胃、整腸などの漢方薬として使われることもあります。 らっきょうは、水溶性食物繊維やビタミンC、カリウムを含みます。そのため、糖や脂肪の吸収を穏やかにし、抗酸化作用があり、むくみ予防にも良いとされています。らっきょうに含まれる硫化アリルは消化を促し、殺菌成分もありますが、刺激が強いため食べ過ぎには注意。1日あたり3~4粒を目安にすると良いでしょう。 らっきょうといえば甘酢漬けが一般的ですが、旬の時期ならではの食べ方を楽しんでみませんか。生のらっきょうを使うと、甘酢漬けに比べて、栄養分を効率的に摂ることができます。 らっきょうは、生食も可能です。縦に細切りにして、さっと湯通ししたものをサラダや和え物に使うと、ピリッとした風味が食欲をそそります。 ラッキョウの塩漬けもオススメです。塩だけを使って漬けると、らっきょうの味わいと、生のパリッとした食感を楽しめます。食べる前に塩抜きをして。 生のらっきょうが出回るのは今の時期だけ。皮を剥くのが面倒、という場合は加工済みのものを使って、旬の味わいをお楽しみください。
あなたのお好みは、どんなトマトですか?
2022/05/11 00:00
ゴールデンウィークが終わって、ホッと一息。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 5月も半ばになると梅雨入りのニュースが聞こえてきて、季節は初夏から夏に向かっていることを実感しますね。この時期、旬の野菜といえば、トマトです。 トマトは真夏のイメージがありますが、トマトがおいしい季節は春から夏、または秋から初冬だそうです。これは、トマトが高温多湿に弱い植物だから。 トマトは年間を通じて店頭に並んでいますが、今の時期はたくさんの品種が出揃って、味わいや調理方法によって選ぶことができます。 トマトは、世界でなんと1万以上の品種があり、日本だけでも200種類あるそうです。色も大きさもさまざまなトマトの中から、人気のトマトや、注目したいトマトをご紹介しましょう。 トマトの色は赤だけではなく、3種類に分けられます。薄い赤色のピンク系は、皮が薄く、甘みと酸味のバランスに優れて生食に向いています。濃い赤色のレッド系は、酸味も香りも強く、日本では主に加工用として栽培されています。白、黄、緑、褐色など、赤色以外のトマトにもさまざまな品種があります。カラフルな色合いは、サラダや付け合わせにぴったりです。 トマトの大きさは、大玉、中玉、小玉、3つのサイズに分類されます。 大玉トマトでおなじみの「桃太郎トマト」は、すでにシリーズとなって20種類以上が出回っています。桃太郎トマトは、真っ赤なように見えますが実はピンク系なので生食向きです。 中玉(ミディトマト)の中で「シシリアンルージュ」は、楕円形が特徴の赤色トマト。イタリアのシシリアで開発された、栄養価が高い品種です。生食でもおいしいのですが、加熱に最適で、コクのあるトマトソースづくりには欠かせません。 小玉トマト(ミニトマト)では、「マイクロトマト」に注目。直径1cmくらいの小さなトマトは、色の種類も豊富で、料理の彩りにぴったりです。 このほかにも、店頭にはたくさんの品種のトマトが並んでいます。珍しい品種に出会ったら、トライしてみてはいかがでしょう。