桜の季節、お祝いの席にふさわしい桜色の鯛でひと皿
2022/03/30 00:00
年度替りのこの時期、さまざまなイベントやお祝い事がふえてきますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 お祝いの席に欠かせない魚といえば、鯛ですね。「めでタイ」という語呂合わせで昔からおめでたい席に欠かせない魚とされてきました。 真鯛の旬は春と秋ですが、とくに桜の花が咲く頃に水揚げされるものは「桜鯛」と呼ばれます。その理由は、体が文字通り桜色(ピンク)をしているから。 桜鯛を食べるなら、桜色の皮を楽しめる刺身やお寿司がおすすめです。刺身の鯛をそのまま醤油とわさびで食べるのもいいけれど、時にはひと手間かけて、昆布締めにしてみてはいかがでしょう。と言っても調理はカンタン。昆布に刺身を挟んでおくだけで旨味と風味が増して、いつもと違うおいしさを味わうことができます。 昆布締めは、薄切りで売っている鯛の刺身を使えば、短い時間で出来上がります。 まず、日本酒を含ませたキッチンペーパーで昆布を拭いて全体に湿らせます。昆布は平らなものを選ぶと味が均等に入ります。昆布の上に刺身を重ならないように並べ、もう一枚の昆布で挟みます。あとはラップでぴったり包んで冷蔵庫で寝かせるだけ。3~4時間で、粘りと弾力が出て、昆布の香りがほんのり漂う鯛の昆布締めが出来上がります。 出来上がった昆布締めは、和風ならばそのままわさび醤油で、またはすだちやカボスなど柑橘と塩でいただくと、より旨味を感じられます。 洋風にするならばカルパッチョやサラダ仕立てに。ドレッシングに柑橘類を効かせると、味わいが引き立ちます。桜の塩漬けをあしらえば春の気分満載。 鯛の昆布締めは1日おくと、さらに身がしまってより弾力が出てきます。1日以上おくと硬くなりすぎるので、昆布を外して早めに食べきりましょう。また、昆布締めはヒラメ、スズキ、イサキなどの白身魚でもおいしく作れます。 桜が咲くこの季節には、お祝いの席を華やかにする桜鯛のひと皿を食卓に取り入れてはいかがでしょう。
茨城県産 産地直送レタス
2022/03/29 16:00
世界中から選りすぐった商品の中から大切なお客様に食べて使って「いいね!!」と思っていただける商品をピックアップしてご紹介します。 ◆商品の特徴やこだわり ①茨城県はレタスの出荷量が全国2位(令和2年度)の地域。水はけの良い広大な土地を活かし、県西部での生産が盛んです。当社が仕入れを行っている生産者さんの農園では、食べた際の良い食感を維持するために有機質肥料を使っています。 ②レタスは、収穫が遅れると固くなり苦味が増してしまう性質があるため、最も適切なタイミングで収穫しています。 ③産地から店頭まで低温で輸送し、新鮮でみずみずしいレタスをお届けしています。 ◆商品について 販売期間: 3月~5月上旬頃 販売価格: 時期や相場によって異なります。お客様がお求めやすい価格で販売をいたします。 販売店舗: ベイシア各店舗 (福島県・栃木県・茨城県・埼玉県・千葉県・群馬県の一部店舗) 青果担当バイヤーからのメッセージ: 生産者さんとベイシアで協力してつくりあげた新鮮なレタスです。「レタスの旬=夏」とイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、茨城県産のレタスはそれよりも少し早い4~5月が旬。春先からおいしいレタスを楽しめます。サラダはもちろん、レタしゃぶやチャーハンなど、冷たくしても温かくしても美味しくいただけます。ぜひ、様々なレシピにチャレンジしてみてください。
意外なおいしさ発見?! ご当地おにぎりでプチ旅行気分
2022/03/23 00:00
桜の開花ニュースが聞こえはじめてきた今日この頃。いよいよ春も本番です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 桜の花が咲いたら、お弁当を持ってお花見ピクニックに行きたくなりますね。お弁当の定番といえば、おにぎり。じつはおにぎりにも地域性があることをご存知でしょうか。おにぎりは身近な具材を使うだけに、地方の特色が表れます。今回は、各地の個性あるおにぎりをご紹介しましょう。 まず、中に入れる具材に個性が出ているおにぎり。 北海道や東北のおにぎりといえば、筋子(すじこ)です。ねっとりプチプチの食感と、塩漬けの味わいがご飯によく合います。愛知県の名物として知られる、天むす。てんぷらのほかにも、北海道のザンギ(唐揚げ)、宮崎県のチキン南蛮、新潟県のタレカツなど、揚げ物をおにぎりにするというアイデアが各地で出ています。 次に、おにぎりを巻くもので個性が出ているおにぎり。 富山県では、とろろ昆布をおにぎり全体にまぶします。モジャモジャの見た目は、インパクト大。青森県では薄く柔らかい昆布でおにぎりを包む郷土食があります。高菜漬けの葉でおにぎりを包んだ「めはり寿司」は、奈良県、和歌山県、三重県の郷土料理。漬物の葉で包むおにぎりは、ほかにも各地で見られます。 そして、混ぜご飯や炊き込みご飯で作るおにぎり。 長崎県では、焼きサバの身をほぐして混ぜたご飯をおにぎりにします。沖縄県では、豚バラ肉を使った炊き込みご飯ジューシーのおにぎりがおなじみです。 最後に、具材をのせるタイプのおにぎり。 新潟県には、おにぎりの上にしょうが味噌や甘味噌などを塗って焼いた郷土料理「けんさん焼き」があります。沖縄のローカルおにぎりといえば、ポークランチョンミートを乗せた握り寿司のような形のおにぎり。海苔を帯のように巻いたり、卵焼きを合わせたり、きゅうりを挟んだり、アレンジもいろいろできます。 お天気のいい日には、郷土色豊かなおにぎりを作って、ちょっとした旅行気分でお花見ピクニックに出かけませんか。
こだわりの生産者pick up! ~甘みの強い新鮮なほうれん草を栽培する農家さん~
2022/03/22 11:00
ベイシアのNews Letter「こだわりの生産者pick up!」では、生産方法や商品開発に関する取組み、そしてこれからの夢など、生産者の方々にその商品に込めた想いや具体的なこだわりポイントについてうかがいます。 ◆甘くておいしいほうれん草を栽培 今回、お話を伺ったのは、群馬県太田市で鮮度抜群で甘みの強いほうれん草の生産を行う木村勝和さん。 木村さんの祖父が戦後から農業を始め、以後お父様、木村さんと続いてきました。木村さんは農業を始めて25年。ほうれん草はすいかの裏作で生産を始め、現在は周年ほうれん草を栽培しています。気さくで温かなお人柄の木村さんにお話を伺いました。 ◆ほうれん草の名産地 群馬県太田市の農家さん ほうれん草の産地として名高い群馬県。群馬県産のほうれん草は2020年度の出荷量全国1位を誇ります。特に木村さんの農園のある群馬県太田市は、県内でも有数のほうれん草栽培が盛んな地域です。 木村さんの農園では、ハウスと露地でほうれん草の栽培を行っています。冬の陽の光を浴びたほうれん草の緑がとても鮮やかに輝いていました。 ◆丹精込めて土づくりから 木村さんのほうれん草栽培の一番のこだわりは土づくり。農園のある地域は元々砂地でさらさらの土が特徴です。肥料は研究を重ね、豚糞をベースに配合しています。豚糞は植物が育つために必要な窒素と、微生物の有機物分解のバランスが良いそう。土壌が柔らかくなり、かつ乳酸菌などのいい菌がいることで健全なほうれん草が育つのだとか。木村さんの農園の土は、サラサラなだけでなく、しっかり粒が残り、水はけや肥料もちが良いこだわりの土なのです。 ◆ほうれん草栽培は丁寧に ほうれん草栽培は水やりも重要。「水が8割」と言えるくらい、特にタイミングがポイントになるそう。時間帯や乾燥・湿り気などの季節も考え、ほうれん草の様子や天候を見ながら水やりを行っています。水やりは上手にできたかどうかでほうれん草の出来にも差が出るくらい重要なポイントです。 また、収穫後の冷やしこみもおいしいほうれん草づくりには欠かせません。収穫したらできるだけ早く温度を下げた貯蔵庫へ。温度変化のないように一気に冷やして新鮮な状態を保ちます。デリケートなほうれん草栽培、木村さんの丁寧な仕事が光ります。 ◆苦労がある分、面白い デリケートなほうれん草栽培には、子どもを育てるように丁寧さが大切と語る木村さん。「こうやったら正解」というのがないのもまた難しさ。特に天候の変化は、品種の選定から生育状況、収穫量、相場などすべてに関係してくるため苦労も多いのだとか。ただ、その苦労がある分、「品種が良かった」、「あのとき水をあげて良かった」など、収穫したときの面白さがひと際大きいそうです。 手塩にかけて育てたほうれん草、「食べた方から『おいしい』と言ってもらえるのが一番嬉しく、農家の醍醐味」と木村さんは話します。「食べた方が喜んでくれるのが一番」と優しい笑顔で話す木村さんからまっすぐさと情熱を感じました。 ◆木村さん直伝! ~おすすめの貯蔵方法&おすすめの食べ方~ <貯蔵方法> 店頭で販売されている袋の状態のまま、冷蔵庫で保存すると鮮度を維持して日持ちもするそうです。 <おすすめの食べ方> ・シンプルにほうれん草の甘みを味わうおひたし ・ごまと砂糖で和えて甘じょっぱさを楽しむごまあえ(ごま汚し) ・ほうれん草をたっぷり使ったキッシュ ◆何でも楽しく考える 木村さんのモットーは「楽しく」。仕事に限らず何でも楽しく何でも本気で取り組むことを心がけているそう。新しいことへの挑戦意欲も旺盛で、飲食業や観光農園、バーチャル農業など頭の中には多彩なアイデアが広がっています。発想のヒントは「どうしたら楽しいだろうかと常に考えること」。辛いこともネタになるとポジティブに捉え、トラブルもあればあるほど面白く、困難を乗り越えたときの「さすが俺!」という感覚も好きだと語る木村さん。その前向きなお人柄から、農業の無限の可能性が湧き出ていました。そんな木村さんの情熱と愛情がたくさん詰まっているからこそ、おいしいほうれん草なのだと改めて実感。私たち取材陣もたくさんのパワーをいただきました。 これからもこだわりの詰まった甘くておいしいほうれん草と元気をたくさんのお客様に届けてくださるのを楽しみにしています!
おうちでステーキ!春は旬の新玉ねぎを使ってステーキソースに
2022/03/16 00:00
もうすぐ春分の日。本格的な春の訪れが近づいてきています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 暖かくなって活動的になるこの時期、食卓にも元気が出るごちそうが似合います。そんなときに食べたくなるのは、肉の旨みを存分に味わうことができるステーキですね。今回は、ご家庭でステーキを楽しむポイントをご紹介しましょう。 おうちのフライパンでも、ステーキを十分おいしく焼くことができます。ステーキに使う肉は高級肉でなくても構いません。また、売り場に牛脂があったら是非手に入れてください。 まず、焼く前の準備です。牛肉は調理前に常温にしておきます。冷たい肉は表面だけが焼けて中まで火が通らないことがあるので、30分~1時間ほど前に冷蔵庫から出しておくこと。冷凍肉の場合は、冷蔵庫で完全に解凍してから使います。 次に、赤身と脂肪の間にある筋を包丁で切り、フォークで全体に穴をあけます。繊維を切ることで、肉が縮むことなく、柔らかく焼き上げることができます。味つけの塩胡椒は、焼く直前に振ります。塩をかけてから時間をおくと旨み成分である肉汁が出てしまうので要注意。 フライパンをしっかり熱したら、牛脂を入れて溶かします。 まず、肉の表面を強火で焼き、次に火を弱め、裏返して同じように強火、弱火で焼きます。好みの焼き加減になるよう時間を調整して焼き上げましょう。 肉を焼いた後の肉汁で、ステーキソースを作ります。フライパンに、新玉ねぎのスライスを入れて、油が足りないようなら足してさっと炒めます。和風なら酒、醤油、おろしにんにくで味つけ。洋風ならウスターソース、ケチャップ、醤油少々で味つけます。市販のステーキソースがなくても、おいしいソースの出来上がり。仕上げにバターをひとかけ入れるとコクがアップします。 旬の新玉ねぎソースと牛肉ステーキは、この時期ならではの組み合わせです。春のごちそうに、とり入れてみませんか。
オリーブオイルはどうしてカラダにいいの?
2022/03/09 00:00
3月は出会いや別れのシーズン。節目の日を迎えたり、記念日を祝う方も多いことでしょう。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 3月15日は「オリーブ」の日です。1950(昭和25)年のこの日、昭和天皇が小豆島を訪れて手ずからオリーブの種を蒔いたことに由来します。小豆島では明治以来、国内産オリーブ生産地の先駆けとして栽培・加工を振興してきました。 近年、オリーブオイルは健康や美容に良いと食材として注目され、日常の食生活に取り入れる人が増えています。ところで、なぜオリーブオイルは体に良いのでしょうか? オリーブオイルとは、オリーブの果実から得られる油のこと。一般に食用のオリーブオイルは果実を絞ったままの「エキストラバージンオリーブオイル」と、精製オイルとバージン・オリーブオイルをブレンドした「ピュアオリーブオイル」に分けられます。エキストラバージンオリーブオイルは、オリーブオイルの栄養素をより多く含んでいるといえます。 オリーブオイルの主な栄養素はオレイン酸という不飽和脂肪酸で、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは減少させないという働きがあります。そのため、生活習慣病の予防に役立つとされています。またオレイン酸には皮膚を柔らかくする効果があり、美肌づくりにも効果が期待できます。 また、オリーブオイルに含まれるポリフェノール類は、抗菌・抗ウィルス作用、免疫力アップにも。ただし、このポリフェノール類は体内に蓄積されないので、毎日摂取する必要があるそうです。 良質なオリーブオイルを毎日摂ることは、健康や美容のためにオススメです。オリーブオイルの香りや味わいを楽しむためには、サラダやカルパッチョにかける、パンにつける、そのまま飲んでも。味噌汁や納豆にほんの少し入れるだけでも味わいが豊かになるのでお試しを。 良いことづくめのオリーブオイルですが、やはり油の一種ですからカロリーは気にしたいところ。運動量などを考慮しながら、毎日の食事に上手に取り入れましょう。
「桜餅」と聞いて思い浮かべるのは関東風? 関西風?
2022/03/02 00:00
春になると、各地から届く花の便りが楽しみになりますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 花の季節の楽しみのひとつが、桜餅。桜の葉に包まれたピンク色の桜餅は、まさに春にふさわしいお菓子ですね。 ところで、店頭に並ぶ桜餅には種類が2つあることにお気づきでしょうか。薄いクレープ状のお餅で餡を巻いたものと、もち米の中に餡が入っているもの。どちらも桜の葉の塩漬けに包まれています。じつはこの2つは、関東風と関西風、それぞれの桜餅なのです。 関東風の桜餅は、薄皮のお餅。隅田川沿いにある長命寺の門番が考案したため、別名「長命寺」「長命寺餅」と呼ばれています。隅田川の両岸は、8代将軍徳川吉宗が桜の木を植えて以来、昔も今も花見の名所です。桜の木が多いため、長命寺の門番は大量の落ち葉に悩まされていました。あるとき、掃除をしながらふと思いついたお菓子を売り出したらこれが大人気に。やがて関東地方、中部や日本海側などへ広まって行きました。 一方、関西風の桜餅は、道明寺粉で作った皮で餡を包んで桜の葉の塩漬けで巻いたもの。そのため別名「道明寺」「道明寺餅」と呼ばれています。道明寺粉は、水に浸したもち米を蒸して乾燥し粗挽きにしたもので、大阪の道明寺で作られました。道明寺粉で作った皮はつぶつぶの食感で、もっちりして食べ応えがあります。「道明寺」は関西全域、北陸、四国、中国、九州、北海道や東北の一部へ伝わっています。 ちなみに桜餅に使う桜の葉は、初夏から夏に収穫され、半年ほど塩漬けに。塩に漬けることで、あの独特の香りが生まれます。長命寺の桜餅には桜の葉が3枚も使われています。これは餅の水分の蒸発を防ぎ、硬くなるのを遅らせるという効果もあるそうです。 関東風の「長命寺」と関西風の「道明寺」。最近では両方を扱っているお店もあります。どちらが好みか、食べ比べてみるのもいいですね。