今年の夏は平年に比べて暑くなると言われていますが、いかがお過ごしでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

夏に旬を迎える野菜のひとつにレタスがあります。レタスの収穫期は、産地によって異なり、春・秋レタス、夏レタス、冬レタスに分けられます。年間消費量が最も多くなる時期は夏から秋にかけて。夏には長野などの高冷地で生産されたレタスが出回ります。

フレッシュなサラダに欠かせないレタスですが、鎮静効果や眠りを促す成分が含まれていることをご存知でしょうか。
韓国では「サンチュを食べると眠くなる」と言われ、長距離運転前のドライバーや受験生はレタス類を避けるそうです。その理由は、レタスに含まれるラクチュコピクリンという苦味成分。レタスの切り口からにじみ出る白い乳液に含まれ、気持ちを穏やかにする鎮静効果や、眠りを促す睡眠促進効果があるそうです。ラクチュコピクリンは、一般的な玉レタスよりもサンチュ、サニーレタスなどがより多く、また、葉より茎の方が多く含んでいます。
レタスは96%が水分であるものの、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、鉄などの栄養素を含み、整腸作用やむくみ対策、美肌づくりにも効果が期待できる野菜です。
レタスは新鮮なうちに使い切ってしまいたいもの。サラダや和え物など生で食べるのはもちろん、炒め物やスープなど、加熱する料理にもオススメです。調理の最後に加えるなど加熱時間を少なくすれば、シャキシャキの食感も残って、おいしく食べることができます。
暑くて寝苦しい夜が続いた時には、レタスたっぷりの料理を食べれば、美と健康に役立つだけでなく、安眠効果も期待できそうです。