桜の便りもあちこちから届きはじめた今日この頃、お花見のプランを考えている方も多いのでは。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

お花見に行くときには、お弁当を持って出かけるのもいいですね。お弁当に欠かせないおかずのひとつに、唐揚げなどの揚げ物があります。そんな揚げ物を調理する際に、いま注目されているのが米油です。

店頭に並ぶ油類といえば、サラダオイル、オリーブオイル、ごま油などがおなじみですが、最近は「米油」をよく見かけるようになりました。米油とは、玄米を精米したときに出る米ぬかから抽出した油分で作られる植物性の食用油のことです。米油は植物油の中でも血中コレステロールを下げる効果が高いとされ、ビタミン類が豊富で抗酸化作用に優れています。
米油の特徴は、何といっても油の匂いが気にならないこと。特に揚げ物にしたときの独特な匂いがないので、唐揚げやフライなどにオススメです。理由は、米油が酸化に強いという特性を持っているから。そのため、繰り返し揚げ油に使うことができます。2回目以降は、新しい油を足して使うといいでしょう。繰り返し使う場合は、熱した際の泡が残るようになったら替え時です。
米油はサクッとした食感に仕上がり、冷めてもおいしいのがうれしい点です。また、油汚れが鍋や器につきにくく、揚げ物や炒め物のあとの片付けがラクな点もポイントです。
もちろん、米油は揚げ物以外にもおいしく使えます。ドレッシングやマリネに使えば、さっぱりとした仕上がりに。原料が同じことからお米によく合うので、ご飯を炊くときや、チャーハンにオススメ。さらに米油は、お菓子やパン作りに適していることから、専用の商品も販売されているほど。味にクセがないので素材の味と香りを引き立て、軽い風味となめらかな口当たりに仕上がるのでスイーツ作りにもオススメです。
今まであまりなじみがなかった米油ですが、味わいの良さ、調理の幅広さから、家庭でも常備しておくと便利そうですね。