ベイシア 広報部探検隊がゆく!~「別海のおいしい牛乳使用くりーむパン」の誕生の地を訪ねて~
2022/01/18 00:00
ベイシア広報部員が普段見ることのできない“生産の現場”に伺ってレポートする「ベイシア 広報部探検隊がゆく!」。今回は1月10日(月)に発売した「別海のおいしい牛乳使用 くりーむパン」を共同で商品開発した株式会社八天堂(以下「八天堂」)に伺い、こだわりの「くりーむパン」づくりの裏側を探検します。 ◆八天堂を訪ねて広島へ 広島空港にほど近い広島県三原市に工場を置く八天堂。取材に訪れたのは12月中旬。空が広く心地よい風が吹く丘に「八天堂ビレッジ」という工場をはじめ、カフェや体験工房など地域コミュニティとなる施設を携えています。そこはまるでテーマパークのようで、潜入前からワクワクと心躍り、テンションは急上昇。八天堂 事業本部長の藤井康平さんにアテンドいただき八天堂での探検がスタートしました。 ◆創業昭和8年 八天堂の想い 八天堂は昭和8年に和菓子屋として創業。社名は創業者の地元のお堂「八天堂」が由来に。創業以降、変化する時代の中で洋菓子も取り入れながら様々な挑戦をしてきた企業です。「良い品 良い人 良い会社つくり」を経営理念として、「八天堂は社員のために、お品はお客様のために、利益は未来のために」を信条として経営を行ってきました。一つひとつの商品を大切に作り、社員のことを大切にする八天堂からは、まっすぐで誠実な企業姿勢を感じます。 そんな八天堂と言えばくちどけの良い「くりーむパン」で有名ですが、今回、当社は特別な「くりーむパン」を別注し、共同で商品を開発。その特別な「くりーむパン」が誕生する工場内へいざ潜入します! ◆こだわりがいっぱい!「くりーむパン」の現場へ 実は私「くりーむパン」の大ファン。今回、おいしさを作る最前線を見学できるとあってとてもテンションが上がります! まずは、パンの成型・焼成ラインから見学。生地づくりはとても細やかな作業で、いかにパンの表面をきれいに保ったまま鉄板に載せていくかが非常に大切だそう。また生地を発酵させた後のパンも丁寧に焼成の工程へ。形も表面もとてもきれいなパンが並び、パンの良い香りに包まれてすでに幸せいっぱいです。 ◆丁寧で手間暇かけたクリーム作り なめらかなくちどけが特徴の八天堂のクリーム。特にカスタードはくりーむパンの肝です。牛乳や卵、砂糖を計量して混ぜ合わせて丁寧に炊き上げます。お品づくりで心がけているのは“できるだけシンプルに”。幸せの黄色いカスタードの甘い香りが部屋いっぱいに広がります。そのカスタードを冷ましたあとでホイップクリームと混ぜ合わせます。何て見た目も香りも美しいクリームなのでしょう! そして「別海のおいしい牛乳」のフリーズドライ原料をここで投入。この工程での分量や配合の決定は至難を極め、試作を繰り返しながら、くちどけ感と味わいを追究したそう。「くちどけが生命線」と語る藤井さん。丁寧に手間暇かけて作っているからこそこれだけおいしいくりーむパンになるんですね。納得。 ◆完成まで細部へこだわり 一つひとつ手作業で丁寧にクリームをパンに注入します。非常に柔らかいパンにクリームを充填していく様子はまさに職人技。個包装をした後にも品質の安全確認をしっかりと行い梱包します。通販商品などでご提供する冷凍のくりーむパンは、特殊な技術で冷凍させた商品をお届けしており、解凍しても食感や風味をできたてのようにお楽しみいただけます。最初から最後まで丁寧な作業に感動しました。「別海のおいしい牛乳使用 くりーむパン」にもそのこだわりが凝縮されているのです。 ◆丁寧な姿勢は“人”にも 八天堂の社員の皆さんはとても誠実でまっすぐで、企業姿勢から感じた印象そのもの。経営理念や信条が浸透しており、全社一丸となって取り組むワンチームな企業。お客様に「良いお品」を届けて喜んでいただきたいという真摯な想い、そして「もっと良いお品を」という熱い想いを感じます。「八天堂ビレッジ」は多くの人が集う憩いの場を創出していますが、八天堂の社風だからこそ人が集まるのだと実感しました。 ◆これからのベイシアと八天堂 「地域の課題を解決したり、社会の課題を解決することがこれからの企業に求められる」と語る藤井さん。今回の商品開発にあたり、使用する生乳量を増やして別海町の酪農家さんの役に立ちたいと考えてくださったそう。 今後もともに地域の課題解決に繋がる取り組みをしていけたらいいなと、未来のコラボの可能性に想いを馳せながら帰路につきました。 ◆編集後記 今回の探検を通して八天堂の想いやカルチャーに触れ、くりーむパンに詰めこまれた想いの裏側をたくさん知ることができ、ますますファンになりました。さらにくりーむパンのおいしさもさることながら、スプーンで食べる大福も美味!スイーツ好きの私にはたまらない波状攻撃に、是非多くのお客様にもそのおいしさを体感していただきたいという想いが大きくなりました。
ベイシア 広報部探検隊がゆく! ~「愛媛 中島みかん」の園地を訪ねて~
2021/12/01 17:00
ベイシア広報部員が普段見ることのできない“生産の現場”に伺ってレポートする「ベイシア 広報部探検隊がゆく!」。今回はみかんと太陽とトライアスロンの島、中島のみかんの園地・選果場を訪ね、愛情を込めて育てる愛媛県の農家さんたちの仕事やみかんがお店に届くまでの現場を探検します。 ◆中島みかんの故郷を訪ねて 伺った日は朝から晴天に恵まれました。7時出発の高浜からの高速フェリーで赴きましたが、生活者のみなさんが、フェリー乗り場に大行列。満席でも無事に乗船でき、いざ中島大浦へ出発。日の出を見ながらの船旅のあと中島大浦に到着し、瀬木戸海峡・中島大浦の街が一望できる園地へと急ぎます。園地には想像を超える断崖絶壁が広がっていました。 中島みかんは、急斜面で育つことで太陽光、及び海からの反射光をたくさん浴びて育っているため、格別においしいのです。 ◆中島みかん 瀬戸内海に浮かぶ愛媛県松山市中島は6つの有人島と22の無人島からなる、おいしいみかんの産地として昔から有名な地域です。温暖で雨の少ない気候と潮風、燦燦と降り注ぐ太陽の恵みのみかんです。 ◆選果場で選りすぐられた、最高のおいしさ 中島選果場では、人間の目による2度のチェック以外はすべて機械で大きさ・かたちをチェックし、糖度センサーで糖度を測って選果しています。 選果場で働く皆さんは、正確なセンサーを使うことで味・質ともに均一なみかんがお届けでき、「安全・安心・おいしい」みかんを出荷できることに誇りをもって仕事に臨んでいました。 ◆中島みかんを是非食べて欲しい、、、 初めて中島みかんを食べたときに、こんなに甘みがあるのに、すっきりとした味わいのみかんに出会えたことに感動しました。とベイシアの齊藤バイヤー その美味しさを気軽にお求めいただくために、箱でしか販売されていなかった中島みかんを小分けにし、袋売りにすることで気軽にお試しいただける量と価格を実現しました。 ◆齊藤バイヤー 海からの潮風と、太陽の光をいっぱいに浴びて美味しく育っています。また、選果場では、高糖度のみかんだけを選別してお届けしています。是非ご賞味ください!! ◆生産者さんに聞いた、みかんのおいしい食べ方 ・少しごつごつした見た目の方がより甘い。 ・みかんを輪切りにした場合は、下半分の方が糖度が高い。 ・みかんを少し揉んでからたべると酸味が和らぐ。 ◆編集後記 今回初めて、みかん園地にお邪魔しました。一番驚いたのは、みかん園地に行く道の狭さです。軽トラック1台が通れるギリギリの道幅です。ガードレールもなく、落ちるのでは?と手に汗をにぎりながら園地へ向かいました。車を降りてからみかんの木の場所まではさらに自分の足で崖を登ります。何度も滑りながらなんとか登り切ることができました。その場で頂いたみかんは格別に美味しかったです(採りたては酸味があり、少しおいてからの方が酸味が和らぎます)。 島で採れたみかんはトラックに積まれ、トラックごとフェリーに乗船して本州へ運ばれます。あの海を渡ってきていると思うと、これからはさらに一粒一粒をゆっくりと味わって頂きたいと思いました。
ベイシア 広報部探検隊がゆく! ~「近大生まれのブリヒラ」の養殖現場を訪ねて~
2021/06/16 10:00
ベイシア広報部員が普段見ることのできない“生産の現場”に伺ってレポートする「ベイシア 広報部探検隊がゆく!」。今回は近畿大学水産研究所が開発したハイブリッド魚種「ブリヒラ」の養殖現場を訪ね、手塩にかけて丹念に「ブリヒラ」を育てる高知県の漁師さんたちの仕事の現場を探検します。 ◆ブリヒラの故郷を訪ねて 伺った日は朝からあいにくの雨。天候だけならまだしも、取材場所はうねりを越えていかねばならない沖ノ島。いつもの乗り物酔いを心配しつつも、現場を体験したい一心で「ブリヒラ」の故郷に向かいました。 船の出港後うねりはどんどん大きくなり、遊園地のアトラクションのような傾きと水しぶきに。日ごろの行いを今さら悔やんでも遅かったのです。。。汗 ※上空からの養殖場の写真は別日に撮影 ◆近大生まれ、高知育ち 出荷までの育成を担当するのは、高知県沖ノ島に養殖生け簀を構える株式会社クロシオ水産。代表取締役の横井さんは漁師歴35年。ブリ、ヒラマサなど長年様々な魚種を養殖してきたプロ中のプロ。 緑豊かな沖ノ島から流れ出るプランクトンと、黒潮が流れ、太平洋のめぐみを豊富に受けることのできるこの漁場は、おいしい魚が育つ日本でも有数の漁場だと話してくれました。ブリヒラは豊富な栄養と養殖のプロの愛情を受けてすくすくと育っていました。 養殖漁師歴35年。クロシオ水産の横井さん ◆育ての親は優しい海の男たち クロシオ水産はこれまでにブリ、ヒラマサ、マダイ、シマアジなど、様々な魚種を手掛けてきた豊富な知見を持つ養殖のエキスパート。 経験豊かな漁師たちは“どんな天候でもしっかりと漁場を守ること”を徹底しているといいます。多少のうねりや雨風は気にしない様はまさに“海の男”。そのごつごつとした手からおいしい魚が食卓へと送り出されるのです。 「お客さまにおいしい魚を届けたい」と語る優しい笑顔が印象的でした。 おいしいと言ってもらえると嬉しいと笑顔で語るクロシオ水産の中野さん ◆水産資源を守る「養殖」という選択肢 私は「天然」という言葉に目がありません。とにかく「天然もの」が好きでした。なぜかと言われれば確固たる説明はできませんが、その言葉には得も言われぬとても良い響きと誘惑があるのです。 今回、養殖の現場に伺って、その役割や使命を改めて考える機会をいただき、見方が180度変わりました。これまで信じてきたものを覆すような、まさにカルチャーショックです。 現在、世界の人口増加に伴う食料消費量は増加の一途をたどり、世界中で乱獲による漁獲量の減少や工業化による局地的な洋汚染など、水産資源の枯渇が懸念されています。 「養殖」は天然資源を消費することなく、一定の量と高い品質の魚を安定的に供給するという、現代の私たちにとってなくてはならない持続可能な食料供給の仕組みであることを、現場を見て初めて実感しました。特にこのブリヒラは近畿大学で必要な分を作った人工種苗。資源と環境を守っています。 地球上の資源には限りがあるのだから、私たち自身がしっかりと未来へつなぐ世界を創っていかなければならないと、微力ながら考える帰路となりました。 ◆編集後記 取材の楽しみのひとつは「味見」。今回、初めて「ブリヒラ」を食しました。その味は旬のブリに似て強いうま味があるのですが、ブリヒラはブリよりも身が引き締まって歯ごたえがありとてもおいしかったです。まさにヒラマサとの“いいとこどり”じゃないですか! 今回はお刺身でいただきましたが脂もほどよく、次はお寿司で試してみたいと思います。