さつまいもを使った「甘くない」料理のヒント
2022/08/31 00:00
いよいよ8月も終わり。今年の夏は、どんな思い出ができたでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏が終われば、食欲の秋。さまざまな食材が旬を迎える季節です。ところで秋の野菜のひとつ、さつまいもには旬が2回あることをご存知でしょうか。さつまいもは9月~11月に収穫され、これが第一の旬。その後、収穫したさつまいもを2ヶ月ほど貯蔵することで、甘さが一層増します。そして11月~1月頃に第二の旬を迎えるのです。 さつまいもは、皮が赤く中身が黄色い紅あずま、加熱するとねっとりと蜜のように甘くなる安納芋をはじめ、たくさんの種類が出回っています。焼きいもや干し芋、スイートポテトなど、甘みを生かした食べ方が主流ですが、旬の時期には甘くないメニューにも活用したくなりますね。そこで、さつまいもを使った「甘くない」料理のヒントをご紹介しましょう。 ☆さつまいもの煮物というと、蜜煮やレモン煮がおなじみですが、甘くない煮物にするなら味噌味で。味付けを変えるだけで、ご飯のおかずになる一品に。 ☆ポテトサラダといえばジャガイモが定番ですが、ほくほく系の紅あずまや金時を使えば、さつまいもでもおかずサラダに。炒めたベーコンやツナなどを入れてマヨネーズで和えるだけ。おかずとしても、サンドイッチにしても。 ☆さつまいもを拍子木に切って炒め物に。キャベツや玉ねぎ、豚肉と炒めて塩こしょう、醤油で味付けします。豆板醤やにんにくを加えてピリ辛に仕上げても。 ☆酢豚を作るときに、素揚げしたさつまいもを加えます。皮付きのまま使うと、赤い皮が彩りになって、見た目も華やかに仕上がります。ピーマンやれんこんと中華風甘酢炒めにしても。 ☆カレーに入れるジャガイモをさつまいもに変えるだけで、いつもと違う味わいに。カレーのスパイシーな味わいを甘いさつまいもが引き立てます。 甘い味付けばかりでなく、おかずになる「甘くない」料理にもよく合うさつまいも。たくさん出回る旬の時期に、さまざまなアレンジでお楽しみください。
実は万能調味料?!鶏がらスープの素で味わいアップ
2022/08/24 00:00
朝夕は少しずつ涼しくなっていますが、日中の暑さはしばらく続きそうです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 こよみの上では暑さも峠を越したとされていますが、まだまだスタミナは必要です。元気が出る料理を手早く作るときに、便利な調味料の一つに鶏がらスープの素があります。鶏がらスープの素というと中華の味付けにと考えがちですが、簡単にコクと旨味をプラスできるので、どんなお料理にも活用したいものです。 炒め物の味が決まらないとき、鶏がらスープの素を使うことで、味わいが格段に良くなります。例えば、夏にぴったりの沖縄料理、ゴーヤチャンプルーの味付けにも。塩こしょう、鶏がらスープの素、醤油少々で満足のいく味わいに。ゴーヤのビタミンC、豆腐や豚肉、卵のたんぱく質など、炒めるだけの簡単調理で夏バテ対策の一品になります。 サラダや和え物の味付けにも。サラダのドレッシングの味付にほんの少し加えるだけでOK。また、もやしや青菜などのナムルを作るときには、醤油、ごま油、おろしにんにくに鶏がらスープの素を加えて和えるだけ。もやしに含まれるカリウムは、体内の余分な塩分・水分を体外に排出します。ゴマをたっぷり加えれば、脂質とたんぱく質、ミネラルを一緒に摂ることができます。 お好み焼きやチヂミといった粉ものも、生地に鶏がらスープの素を加えるだけでおいしさアップ。お好み焼きなら豚肉や卵を入れることで栄養価もアップ。ニラをたっぷり使ったチヂミなら、免疫力アップや疲労回復に役立ち、また食物繊維が腸内環境を整える働きをしてくれます。 漬物にも便利に使えます。乱切りにしたきゅうりをごま油、塩、鶏がらスープの素で和えるだけで、韓国料理店でおなじみの漬物が出来上がり。仕上げにごまを振ります。きゅうりはカリウムを多く含み、ビタミンCをはじめビタミン類も含んでいるので、旬のこの時期にたっぷり摂りたいものです。 スープ類だけでなく、さまざまな料理に使える鶏がらスープの素。ふだんの調味料として、どんどん活用してはいかがでしょう。
夏のスタミナは豚肉で摂りましょう
2022/08/17 00:00
夏休みまっただ中、全国各地で花火大会が開催されています。夜空に咲く大輪の花を今年はご覧になりましたか?今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏の暑い日に涼を呼ぶ花火。とはいえ、夜になってもなかなか気温が下がらず、夏バテや体力不足を感じている方も多いのでは。 夏バテ防止には、豚肉が良いと言われています。その理由とは……? 喉ごしの良い麺類や冷たい飲み物を多く摂る夏は、ビタミンB1が不足しがちです。ビタミンB1は疲労回復のビタミンと言われ、炭水化物(=糖質)の代謝を促し、ブドウ糖からエネルギーを作り、神経や筋肉の機能を正常に保つ効果があるとされています。 ビタミンB1が多い食べ物は、豚肉、うなぎ、鮭、玄米など。特に豚肉はビタミンB1を多く含み、部位によっては牛肉の10倍になるとか。肉類は体づくりに欠かせないたんぱく質も豊富に含んでいるので、効果的に栄養を摂取することができます。 豚肉の中でカロリーが低くビタミンB1とたんぱく質の含有量が多いのは、ヒレ肉ともも肉です。脂質が少ないので、夏バテで疲れた胃腸にもあまり負担をかけずにすみそうです。 豚肉の栄養を効果的に摂り入れるためには、食材の組み合わせも大切です。にんにく、ニラ、ねぎに含まれるアリシンは、ビタミンB1を体に吸収しやすくします。また、レモン、オレンジ、梅干しに含まれるクエン酸は、疲労物質である乳酸を分解するので、疲労回復を早める効果があります。 さらに、豚肉料理とごはんを組み合わせることで、体の中でエネルギーを作り出すことができます。白米を玄米にかえれば、より多くビタミンB1を摂取することができます。 生姜焼き、レバニラ炒め、梅肉ソースがけなど、豚肉料理を積極に食卓に取り入れて、夏のスタミナ補給に役立てましょう。
夏のカレーは手間を省けるキーマカレーがオススメ!
2022/08/10 00:00
8月11日は山の日。そして13日頃からお盆休みを迎える方も多いことでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏のお休みにぴったりのメニューといえば、カレーですね。とはいえ、暑いこの時期にじっくり煮込む調理はあまり気が進みません。そこで、夏野菜とひき肉で簡単にできるキーマカレーがオススメです。 キーマカレーといえば、スープがないひき肉を使ったカレーというイメージですね。似たようなカレーにドライカレーがあります。2つのカレーはどう違うのでしょうか? キーマカレーの「キーマ」はヒンディー語でひき肉を意味する言葉です。インドでは、ひき肉を使ったカレーであればスープありでも、肉団子でも、キーマカレーと呼ぶのだそうです。 一方、ドライカレーとは、汁気のないカレーのこと。もともとはひき肉カレーを意味する名前でしたが、その後、ひき肉以外の材料でもドライカレーと呼ぶように。また、カレー味のチャーハンやピラフをドライカレーと呼ぶ場合もあります。 汁気の少ないキーマカレーはドライカレーでもあり、ドライカレーの中でひき肉を使って入ればキーマカレーとも言えそう。線引きが難しいですね。 さて、夏のぴったりのキーマカレーとは、どんなカレーでしょう。 オススメは、旬のなすを使ったキーマカレーです。ひき肉と玉ねぎ、なすを炒めてカレールーなどで味付けをするだけ。なすはサイコロに切っても、乱切りや輪切りでもOK。ご飯にかけるだけでなく、そうめんにのせてもおいしくいただけます。また、ズッキーニやオクラなどの夏野菜を使っても。 カットトマト缶を使えばさらに簡単。玉ねぎ、ひき肉を炒めてカレー粉で調味し、トマト缶を加えたら水分を飛ばして炒めます。こちらは溶けるチーズと一緒にパンにのせてトーストにするのもいいですね。 スパイスの香りが食欲をそそるキーマカレー。カレーライスにしても、アレンジ料理でも、お好きな食べ方でどうぞお楽しみください。
あなたはいくつご存じですか?全国ご当地そうめん
2022/08/03 00:00
8月に入って、またもやきびしい猛暑が戻ってきました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 暑い日にぴったりの食べ物といえば、のどごしが良くさっぱりとした味わいのそうめんですね。そうめんは日本全国に産地がありますが、なかでも有名なものは「日本三大そうめん」と呼ばれる、三輪そうめん(奈良県)、播州そうめん(兵庫県)、小豆島そうめん(香川県)。しかしそうめんの産地はほかにもたくさんあります。日本全国北から南まで、個性豊かなご当地そうめんをご紹介しましょう。 岩手県の「卵麺(らんめん)」は、その名の通り卵を加えた黄色い麺。卵の香りと旨味が特徴です。 宮城県の「白石うー麺」は、長さ10cm程度の太くて短い麺。温めた料理に会うので温麺(うーめん)と呼ばれているそうです。 富山県の「大門そうめん」は、半乾き状態の麺を丸髷(まるまげ)状に丸めて乾燥させたもの。長さは約2mあり、半分に割ってから麺を茹でます。 愛知県の「和泉そうめん」は、半生の麺。一般的にそうめんは冬場に製造しますが、和泉そうめんは夏に作られます。 徳島県の「半田そうめん」は、冷麦や細うどん並みの太さがあるそうめん。もっちりした食感で食べ応えがあります。 愛媛県の「五色そうめん」は、白、赤、緑、黄色、茶色の5色。いずれも天然の食材で着色されています。 長崎県の「島原そうめん」は、播州そうめんに次ぐ生産量国内第二位を誇るご当地そうめんです。 熊本県の「南関そうめん」は、半乾き状態の麺を8の字状に乾燥させたそうめん。昔ながらの手作業で作られたそうめんは高級品とされています。 このほかにもご当地そうめんはまだまだあります。夏の食卓で、産地ごとの違う味わいを楽しむのもいいですね。
クローズアップ!おいしいを届ける生産者 ~とにかく甘い!小玉すいか「八色小町(やいろこまち)」~
2022/08/03 00:00
ベイシアのNews Letter「クローズアップ!おいしいを届ける生産者」では、生産方法や商品開発に関する取組み、そしてこれからの夢など、生産者の方々にその商品に込めた想いや具体的なこだわりポイントについてうかがいます。 ◆平均糖度12度以上を誇る甘さが特徴 今回、お話を伺ったのは、新潟県南魚沼市で小玉すいか「八色小町」を栽培・出荷している「有限会社 小澤農場」のすいか担当 坂大貴史さんと「駒形農場」の代表 駒形圭太さん。 八色小町は、平均糖度が12度以上でとっても甘く、大玉すいかにも負けないシャリシャリ感が特徴です。お客様に新鮮でおいしいすいかをお届けするために、ベイシアは両農場と2017年に栽培農場契約を締結。その後、八色小町を天候不順に強い品質に改良し、栽培面積も増やすことで、今ではベイシア各店に甘くておいしい「八色小町」を納品いただいています。 ◆豊かな自然がおいしい作物を生み出す南魚沼市 新潟県南部の魚沼盆地に位置する南魚沼市は昼夜の寒暖差と、霊峰・八海山の雪解け水が豊富なことから農作物がおいしいことで知られています。「八色小町」もそのひとつ。両農場のすいか畑は、八海山を含む越後三山を擁する豊かな自然が広がる一角にあります。取材に訪れたのは梅雨明けした7月中旬、夏の暑い日差しにも負けず、大きくツルを伸ばしたすいかが立派に育っていました。 ◆自然の恵みが作り出す八色小町の甘さ 7月は昼間と夜間の寒暖差が12℃程ある南魚沼市。その寒暖差がすいかにほどよいストレスを与え、甘くなるんだとか。そして、植物にとって大切な水は、八海山の雪解け水を地下から汲み上げて使用しています。土の上にチューブを通し、地下水を天候に合わせて、必要な時に与えられるよう管理しています。 八海山の雪解け水は、夏場でも12℃前後の温度を保っています。山からの恵みである地下水は農作業で疲れた体に染みわたるおいしさ。 八海山の水をたくさん吸収した「八色小町」を試食させていただきました。なんと、すいかの糖度は14度!とっても甘くてジューシーでした♪ ◆おいしいすいか作りの基本は、土壌から! 作物を作るのに重要な土壌。貝殻やもみ殻などの有機堆肥を与え、できるだけ農薬を使わない栽培もこだわりのひとつ。すいかが葉っぱに出す小さなサインにも気を配り、状態に合わせて肥料などを与えて、できるだけ良い環境ですいかを育てることを心がけているそうです。 ◆おいしいすいかを求めて新農法にチャレンジ! 昨年より、光合成を促進・活性化し、すいか本来の力を最大限に高めて育てる「コール農法」にチャレンジしています。また、種が小さく食べやすい品種や一株から収穫する数を増やすなど、日々新しいことにチャレンジしよりおいしいすいかを追求しています。 「今後も、新しい農法や品種に積極的にチャレンジし、よりおいしいすいかを作るため、努力と研究を進めたい」とすいかに対する熱い想いを語ってくださいました。大切に育てたすいか。もちろん収穫の際も、ひとつ一つ丁寧に拭き上げ、毛布を敷いた台車で傷をつけないように運びます。こうして両農場のみなさんの想いが詰まったすいかが店舗に届き、お客様の食卓に並んでいます。 見分け方とおすすめの食べ方 果肉部分が多く、皮の近くまで甘くておいしい八色小町。おいしいすいかの見分け方とおすすめの食べ方を教えていただきました。 ~ おいしいすいかの見分け方 ~ すいかの黒い縞(しま)模様が縦にまっすぐ入ったものを選ぶと、甘くておいしいすいかにあたる確率が高いそう。 ~ おすすめの食べ方 ~ 10℃~15℃で冷やして食べるのがおすすめ!冷やしすぎると、すいかの甘さが弱まってしまうそうなので、冷蔵庫で冷やす場合は、食べる数時間前からがおすすめ。 ◆仕事の醍醐味とこれからの夢 「収穫の際に、良いすいかが採れるとたくさん手間をかけた分、とても嬉しいですし、お客様に自分たちが作ったすいかがおいしいと言われることが一番のやりがいにつながっています」と話す坂大さん。「さらに畑を広げ、色々な品種のすいかの栽培や新しい農法を取り入れて、より多くのお客様においしい八色小町を届けたいです」と小澤農場 代表の小澤 顕也さんが夢を語ってくださいました。笑顔あふれる小澤農場、駒形農場の皆さん、これからもおいしいすいかをたくさんのお客様に届けてください! 八色小町の栽培は冬からスタートします。新潟県の南魚沼市の豊かな自然の中で、のびのびと育てられた八色小町の成長ムービーをご覧ください。