旬の野菜や果物で「漬ける」楽しみを味わいませんか
2023/05/31 00:00
雨の日が多くなってきて、梅雨入りが近づいてきていると感じますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 梅の実が旬を迎えるこの時期は、梅干しをはじめ「漬ける」保存食や常備菜づくりに最適です。旬の野菜や果物を使って、手軽にできて健康効果も期待できる「酢漬け」を作ってみませんか。 「お酢はカラダにいい」ということは知られていますが、実際にどんな効果があるのでしょうか。 お酢の主成分である酢酸には3つの健康効果があるとされています。 1つ目は、食後の血糖値上昇を緩やかにすること。 2つ目は、継続的に摂ることで内臓脂肪の減少を助けること。 3つ目は、高めの血圧を下げること。減塩と並行してお酢を使うことで、味わいを引き立てる効果もあります。 お酢の効果を得るためには毎日継続的に大さじ約1杯(15ml)を摂取すると良い、と言われています。季節の野菜を酢漬けにすることで、野菜の栄養成分とともに、無理なくおいしくお酢を摂ることができます。また、これから夏に向けて、爽やかな酸味が食欲増進にもつながるので、酢漬けを毎日の食卓に取り入れると良いでしょう。今の時期なら、ミョウガ、オクラ、アスパラガス、トマト、新生姜、ヤングコーン、パプリカ、セロリなど、色とりどりの酢漬けを常備しておくのも楽しいですね。 野菜の酢漬けは組み合わせによってさまざまな味わいを楽しめます。ハーブ類とともに漬けて洋風のピクルスにしたり、和食にも合う甘酢漬けにしたり、白だしとお酢で即席漬けにしたり。 また最近では、健康効果に加えて、お酢が腸内環境の改善や美肌効果などに役立つとされていることから、果物を使った「飲むお酢」が人気です。そこで、季節の果物を氷砂糖とともに漬ける自家製フルーツ酢もオススメ。そのままでもOK、炭酸割りやヨーグルトに混ぜれば、より飲むやすくなります。 夏の健康や美容のために、野菜や果物の酢漬けで、お酢のある食生活を続けてみませんか。 参考:ミツカン『酢の力』
鶏肉をタイ風に焼いて楽しむ「ガイヤーン」はいかが?
2023/05/24 00:00
真夏日になったり雨が降ったり、天候の変化が激しいと体調にも影響しそうですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 30℃近い気温になると、食べることが億劫になってさっぱりした食事ばかりに偏りがちですが、そんな時こそたんぱく質をしっかり摂りたいものです。たんぱく質が不足してしまうと、体力低下や夏バテを招くことに。暑い日にこそ、たんぱく質をしっかり摂るよう心がけましょう。 牛・豚・鶏のいずれの肉も、良質なたんぱく質を含んでいます。なかでも鶏肉は、高たんぱく・低カロリー・低脂質で、とくに鶏むね肉は疲労回復に効果的とされるイミダゾールジペプチドを多く含んでいます。 鶏肉を使った料理には食卓の定番といえるものが多数ありますが、たまには気分を変えてタイ風の鶏料理「ガイヤーン」を取り入れてはいかがでしょう。タイ料理といってもガイヤーンは、味付けは甘辛く、好き嫌いの分かれるパクチーも調理に使わない、日本人にもなじみやすい料理です。 ガイヤーンはタイの東北地方料理のひとつで、ガイ=鶏、ヤーン=あぶり焼き、という意味です。味付けは日本の焼き鳥に似ていますが、ナンプラーを使うのでエスニックな味わいを楽しめます。現地ではグリルなどであぶり焼きにしていますが、家庭で作るなら魚焼きグリルやオーブンを使って。また、BBQにも最適です。 ガイヤーンを食べるときには、甘辛酸っぱいタレをつけて、お好みでパクチーや、きゅうり、トマト、キャベツなどの生野菜をとともにいただきます。 タイでは、ガイヤーンともち米を炊いたものを一緒に食べるのが一般的ですから、ご飯との相性はバッチリ。ガイヤーンをご飯にのせて、どんぶりものにしてもいいでしょう。 気温が高い日には、エスニックな味わいやピリッと辛いもので食欲を増進、しっかりと栄養を摂って暑さに負けないようにしたいものですね。
通の楽しみ方?!「づけ」で楽しむマグロの刺身
2023/05/17 00:00
5月も半ばを過ぎて、初夏から夏へ。沖縄ではそろそろ梅雨入りするとの予報も伝えられています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 これからの時期に旬を迎える魚の1つにキハダマグロがあります。 マグロといえば家庭でもおなじみの食材ですが、ひとくちにマグロといっても種類があります。 マグロの代表格といえば、本マグロ(クロマグロ)。マグロの中で最高級品であり、体長300cmに及ぶこともある大型魚です。新春恒例の初競りで話題に上るのも、この本マグロ。味わいも色合いも濃く、刺身や寿司に適しています。 インドマグロ(ミナミマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロは最大で体長250mほどの中型魚。本マグロに比べて赤みが弱く、脂が少ない分さっぱりした味わいです。なかでもキハダマグロは、酸味が少なく、甘みがほどよい点が特徴です。 ビンチョウマグロは小型で収穫量が多いため、ツナ缶の材料として使われている身近な種類です。食感は鶏肉に近く、刺身や寿司だけでなく、洋風サラダやフライなどにも適しています。 多くのマグロは冷凍品が出回っているため、旬の時期に関わらず店頭にはさまざまな種類のマグロが並んでいます。刺身を買ってきてそのまま食べるのもおいしいのですが、ときには「づけ」にして、マグロの旨みを存分に味わってはいかがでしょう。づけとはもともと、寿司店でマグロの赤身のことを指す符丁。江戸前寿司が生まれた時代には冷凍技術がなかったため、マグロを醤油に漬け込むことで保存性を高めていたのです。現在では、マグロの赤身を醤油に漬けた寿司ダネのことを言います。 マグロのづけは、醤油にみりんや酒を加えたタレに漬けます。また、すりごまを加えたゴマだれに漬けるのもオススメです。づけをご飯にのせて「づけ丼」を楽しむもよし、お茶漬けにしてもよし。マグロを味わう楽しみが広がる「づけ」をご家庭でも取り入れてみませんか。
今が旬!メロンの品種をいくつ知っていますか?
2023/05/10 00:00
もうすぐ母の日ですね。母の日は5月の第2日曜日、今年は14日です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 この時期、旬を迎えるフルーツといえば、メロンです。みずみずしく、香り高い果汁たっぷりのメロンは、ちょっと特別感のある食べ物ですね。 メロンは、スイカやキュウリと同じウリ科の植物です。見た目で分けると、表面に網目ができるネット系と、網目模様のないノーネット系に分類されます。果肉を見ると、黄色から緑色の青肉メロンと、オレンジ色の果肉の赤肉メロンに分かれます。 それでは、青肉と赤肉、それぞれの味わいの特徴と品種をご紹介しましょう。 青肉メロンは、爽やかな甘みと香りが特徴です。その代表格といえば「マスクメロン」。ネット系のアールスメロンの一品種で、メロンと言われて思い浮かぶ形と味わいです。マスクメロンのマスクは麝香(じゃこう:musk)の香りに似ているから名付けられたとか。マスクメロンの中でも最高峰のものが「クラウンメロン」。糖度が高く、芳醇な香りと豊富な果汁が特徴です。「アンデスメロン」は、灰色がかった緑色の果皮で、果肉は黄緑色。甘みが強く果汁が多め、果肉は引き締まっています。「アムスメロン」は網目と縦縞が特徴、果肉は薄い緑色です。皮が薄いので果肉部分が多く、果汁たっぷりのメロンを存分に味わうことができます。「プリンスメロン」はノーネット系の品種、メロンの中では小ぶりで、やや楕円形。メロン特有の香りは弱めですが、甘みは感じられます。 赤肉メロンは、コクのある強い甘みと香り、果肉が柔らかめの品種が多い点が特徴です。代表的なものは「夕張メロン」。北海道の夕張市で誕生した品種で、マスクメロンに並ぶ高級品種です。ネット系の品種で、果肉は柔らかくジューシーな味わい。夕張メロンには4段階の等級があり、厳格に選別して出荷されます。「クインシーメロン」もネット系で、果肉は美しいサーモンピンク。甘みが強くジューシーな味わい、比較的手頃な価格です。 味わいも価格帯もバリエーションが多いメロン。フルーツ好きなお母さんに贈るギフトとしても喜ばれそうです。
焼肉のおともサンチュのことをもっと知りたい!
2023/05/03 00:00
ゴールデンウィークまっただ中、どのようにお過ごしでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 家族や友だちが集まる休日に、みんなで焼肉を楽しむ機会もあるかと思います。焼肉といえば、肉とともに欠かせない食材のひとつがサンチュですね。 サンチュはレタスの一種で、カッティングレタスのことです。かきチシャ、包み菜、まきたい菜、焼肉レタスなどと呼ばれることもあります。サンチュの葉は長い楕円形で、一般的なレタスのような球状にはなりません。 「サンチュ」は韓国名なので韓国の野菜というイメージがあるかと思いますが、日本でも奈良時代から栽培されていたそうです。1950~60年代に玉レタスがアメリカから導入されてから市場で見かけなくなりましたが、近年の焼肉ブームや韓国料理人気によって日本でも再び出回るようになりました。 サンチュは、玉レタスに比べると葉がやや硬く、ほろ苦い味わい。韓国では焼肉を包む際に、まずごま油のタレにつけ、サムジャンという甘辛い味噌だれをのせて食べます。そのため、ほとんど苦味が気になりません。焼肉の際には、さらに長ネギの和え物やキムチも一緒に包むことで食べ応えがアップし、野菜もたっぷり摂れるようになります。 牛肉や豚肉などの焼肉以外に、韓国の茹で豚ポッサムにもサンチュは欠かせません。茹でることで余分な脂が落ちるので、さっぱりとした味わいの肉料理を好むならポッサムがオススメです。 また、サンチュを使ったサラダもいいですね。ごま油を使ったドレッシングで、きゅうりや長ネギ、水菜などと一緒に和えます。仕上げに海苔をちぎってのせたり、サラダにわかめを加えれば、海藻類を一緒に摂ることができます。 サンチュは脇役でありながら焼肉には欠かせない食材。バーベキューやサムギョプサルなどを楽しむときには、たっぷりと用意したいものですね。