夏空の下、ハスの花が咲く季節です。早朝から花開くハスを見に出かけるのもいいですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。

夏は午前中から徐々に気温が上がって暑くなり、今年は最高気温の日本記録が更新されたというニュースもありました。このような暑い時期に旬を迎える果物といえば、スイカです。おいしいだけでなく、夏の健康や美容に欠かせない栄養素がたっぷりのスイカ。その理由について探ってみましょう。

スイカの果肉は約95%が水分で、そのうち6~8%が糖分です。ブドウ糖、果糖、ショ糖のほか、ビタミンやミネラル類、グルタミン酸やアルギニンなど、多くの成分をバランスよく含んでいます。水分が多く、すばやくエネルギーに変わる果糖やブドウ糖を含むスイカは夏の暑さに疲れたカラダにぴったり。喉の渇きをいやすだけでなく、カリウムなどの働きにより、元気の回復にも役立ちます。また、スイカに微量の食塩を加えることでスポーツドリンクと同じような効果が期待できるので、熱中症対策にも。
スイカに含まれるシトルリンは「スーパーアミノ酸」とも呼ばれ、スイカから発見された栄養素です。持久力アップ、疲労回復、手足のむくみを改善、抗酸化作用も期待できるとされています。
さらにスイカには新陳代謝を促して肌の健康を保つビタミンAや、活性酸素を除去するリコピン、肌の老化を予防するβ-カロテン、日焼け対策に欠かせないビタミンCも含まれるため、夏の美肌づくりやアンチエイジングにもオススメです。
気になるスイカのカロリーは、100gあたり37kcalと格段に低く、1日の摂取量は200g程度とされています。
スイカは果肉だけでなく、皮にも栄養があります。皮の白い部分には、果実部分よりも多いシトルリンを含んでいるとか。硬い外皮を剥いて、浅漬けにしたり、ピクルスにしたり、残さず使い切りましょう。
スイカは他の食材に比べてシトルリンを多く含んでいるので、夏の健康と美肌づくりにぴったり。旬の時期に積極的に摂りたいものです。