デザートだけじゃもったいない!旬の桃の楽しみ方
2022/07/27 00:00
こよみの上では大暑(たいしょ)を過ぎて、本格的な夏シーズンに入りましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 現在、くだもの売り場にたくさん並んでいる桃。旬の時期を迎え、秋口までさまざまな品種が出回ります。 おいしい桃の選び方は、真上から見て左右均等に丸い形をしていて、白桃なら赤みが強く鮮やかな色が◎。果点と呼ばれる白い斑点があるものが、糖度が高いと言われています。桃は追熟するので、硬いものは常温で保存すると、柔らかく甘くなります。 桃の上手なむき方として知られているのは、表面のくぼみに沿ってぐるりと包丁を入れ、桃を両手で持って回転させ、2つに分けてから切り分ける方法です。そのほかにも、簡単にきれいにむく方法について、さまざまな動画やウェブサイトが公開されているので、「桃 むきかた」などで検索してみましょう。 桃は果汁たっぷりで爽やかな甘みが魅力。そのままデザートに食べるのももちろんですが、ひと手間加えてみるのもオススメです。 ☆桃とモツァレラチーズ、桃と生ハムの組み合わせは夏の前菜にぴったりです。いろどりにイタリアンパセリなどのハーブを添えて。 ☆桃の果肉に牛乳、コンソメスープなどを加えてミキサーにかけるだけの冷製スープは食欲のない日にも。仕上げにオリーブオイル少々をかけて。 ☆桃の冷製パスタも、夏のうちに食べたいメニューのひとつ。桃とトマト、レモン果汁でさっぱりと仕上げます。生ハムをのせてボリュームアップ。 ☆意外な組み合わせで作ってみたいのは、桃を使ったローストポーク。グリルを使わなくても、豚肉と桃のソースをフライパンで焼くだけでOK。桃の酵素で豚肉が柔らかくなる効果も。 ☆デザートに焼き桃はいかが。切った桃にグラニュー糖を振り、トースターで焦げ目がつくまで焼きます。アイスクリームを添えればお店のような一品に。 今年の夏は、桃のアレンジ料理で、夏の食卓に爽やかな味わいを加えてみてはいかがでしょう。
今年の土用丑の日は、おうちで「ひつまぶし」
2022/07/20 00:00
今年もいよいよ、夏の「土用丑の日」が近づいてきましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2022年の土用丑の日は、7月23日と8月4日。こよみの関係で、今年の夏は土用丑の日が2回あります。 土用丑の日といえば、何といっても「うなぎ」ですね。厳しい夏の暑さに備えてスタミナをつけるためにも、栄養価の高いうなぎを食卓に取り入れたいものです。 うなぎといえば、うな重やうな丼が定番ですが、今年は「ひつまぶし」をご家庭で楽しんでみませんか。 ひつまぶしとは、うなぎの蒲焼を細かく刻んでご飯にまぶした料理のこと。明治時代に名古屋の料理店で誕生し、現在では名古屋名物として全国に知られています。お店ではお櫃(ひつ)に入ったご飯にうなぎの細切れがのって供されますが、ご家庭ではどんぶりを使って、気軽に「ひつまぶし」を楽しんでみませんか。 ひつまぶしを作るときに用意したいのは、うなぎの蒲焼とご飯、粉山椒、そしてだし汁(またはお茶)、青ねぎ、わさび、刻みのりです。お好みで、三つ葉や白ごま、青じそ、錦糸卵などを薬味に加えてもいいでしょう。 さて、ひつまぶしにはオススメの食べ方があります。 器のうなぎご飯をスプーンや箸で四等分し、4回に分けて食べるのです。1回目は、シンプルにうなぎご飯をそのままで。2回目は好きな薬味をのせて。3回目は温かいだし汁やお茶をかけて、4回目は好きな食べ方でシメます。3回目のお茶漬け用に、茶碗を用意しておくといいですね。 ひつまぶしは、うなぎの蒲焼をみんなで公平に食べられるように細かく刻んで分け合うことから始まった、という説もあります。ひつまぶしをおうちで楽しみながら、お好きな食べ方を見つけてください。
旬のスイカを食べて、夏を元気に美しく過ごしましょう!
2022/07/13 00:00
夏空の下、ハスの花が咲く季節です。早朝から花開くハスを見に出かけるのもいいですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 夏は午前中から徐々に気温が上がって暑くなり、今年は最高気温の日本記録が更新されたというニュースもありました。このような暑い時期に旬を迎える果物といえば、スイカです。おいしいだけでなく、夏の健康や美容に欠かせない栄養素がたっぷりのスイカ。その理由について探ってみましょう。 スイカの果肉は約95%が水分で、そのうち6~8%が糖分です。ブドウ糖、果糖、ショ糖のほか、ビタミンやミネラル類、グルタミン酸やアルギニンなど、多くの成分をバランスよく含んでいます。水分が多く、すばやくエネルギーに変わる果糖やブドウ糖を含むスイカは夏の暑さに疲れたカラダにぴったり。喉の渇きをいやすだけでなく、カリウムなどの働きにより、元気の回復にも役立ちます。また、スイカに微量の食塩を加えることでスポーツドリンクと同じような効果が期待できるので、熱中症対策にも。 スイカに含まれるシトルリンは「スーパーアミノ酸」とも呼ばれ、スイカから発見された栄養素です。持久力アップ、疲労回復、手足のむくみを改善、抗酸化作用も期待できるとされています。 さらにスイカには新陳代謝を促して肌の健康を保つビタミンAや、活性酸素を除去するリコピン、肌の老化を予防するβ-カロテン、日焼け対策に欠かせないビタミンCも含まれるため、夏の美肌づくりやアンチエイジングにもオススメです。 気になるスイカのカロリーは、100gあたり37kcalと格段に低く、1日の摂取量は200g程度とされています。 スイカは果肉だけでなく、皮にも栄養があります。皮の白い部分には、果実部分よりも多いシトルリンを含んでいるとか。硬い外皮を剥いて、浅漬けにしたり、ピクルスにしたり、残さず使い切りましょう。 スイカは他の食材に比べてシトルリンを多く含んでいるので、夏の健康と美肌づくりにぴったり。旬の時期に積極的に摂りたいものです。
旬のとうもろこしを丸ごと味わいましょう
2022/07/06 00:00
夏の楽しみといえば花火大会や夏祭りなどですが、今年は久しぶりに開催されるイベントも多いようです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 イベントに行った時には、屋台の食べ歩きも楽しみのひとつですね。とうもろこしの焼ける香ばしい匂いも、夏の風物詩といえましょう。 とうもろこしの旬は、6月から9月中旬ごろまで。とうもろこしは鮮度が落ちやすく、収穫された時点から糖分がでんぷん質に変化して甘みが薄れてしまうので、できるだけ早く食べることがおいしさの秘訣です。 とうもろこしは大半が皮付き、ひげ付きで売り場に並んでいます。とうもろこしの皮は、緑色が濃いほど鮮度が高く、収穫後時間が経つほど色があせてきます。とうもろこしをレンジで加熱する時には、皮付きのままで温めるとジューシーに仕上がります。 とうもろこしの「ひげ」の正体はご存知でしょうか? じつは「絹糸(けんし)」と呼ばれる雌しべなんです。ひげはひとつ一つの実から伸びており、その本数は、実の数と比例しています。つまり、ひげがフサフサのとうもろこしは、実がたくさん詰まっているということ。また、ひげが黒っぽくなっているものは完熟しているので、ジューシーな甘さが期待できるそうです。 とうもろこしのひげは、カリウムを豊富に含むことから漢方薬にも使われており、中国や韓国では民間茶「ひげ茶(コーン茶)」が親しまれています。最近では、日本でもペットボトル飲料やティーバッグを見かけますね。 とうもろこしのひげは、白っぽくてきれいなものをサラダに使ったり、実と混ぜてかき揚げにしたり、料理に使ってもおいしく食べられます。 さらに、とうもろこしの芯も使い道があります。とうもろこしの炊き込みご飯を作る時には、芯も一緒に炊くことで、さらに甘みが加わっておいしく仕上がるのでお忘れなく! 夏はとうもろこしを丸ごと使って、旬の味わいを存分に楽しみましょう。