今年のひな祭りは、華やかな海鮮ちらし寿司はいかが
2023/02/22 00:00
もうすぐ3月、雛飾りをしているご家庭も多いのではないでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 3月3日は桃の節句、上巳の節句とも呼ばれる季節の節目です。この日は女の子が健やかに育つように願うひな祭りの日とされていますね。 ひな祭りの定番メニューといえば、はまぐりのお吸い物、白酒、ちらし寿司です。はまぐりは仲の良い夫婦の象徴とされ、女の子が成長して良縁に恵まれるよう願いを込めて。白酒(甘酒)には厄除けや長寿の意味があります。 ちらし寿司は、長寿の象徴であるエビ、見通しが良くなるとされるレンコン、金銀を表す錦糸卵など、縁起のいい具材を使うとされていますが、さらに華やかな海鮮を使って、春らしい色どりのちらし寿司を作ってはいかがでしょう。 ひな祭りにふさわしい華やかさを演出するのは、赤いマグロやオレンジのいくら、ピンク色のサーモンなど。錦糸卵と組み合わせれば、カラフルさが際立ちます。さらにグリーンの絹さやを加えることで、色の対比でさらに鮮やかさが増します。 ちらし寿司の盛り方は、器に合わせてアレンジしてみてはいかがでしょう。丸い寿司桶を使う場合は、すし飯を敷き詰めて、その上に錦糸卵を載せます。または、ゆで卵を使っても。ゆで卵は黄味を裏ごし、白身はフォークなどで細かく潰します。その上に、海鮮類をまんべんなく散らし、間にレンコン、絹さやを飾ります。レンコンは花形に切って可愛らしく。絹さやも半分に切って葉っぱのような演出にしてもいいでしょう。 重箱など、四角い器に盛るときには、ストライプや市松模様など、直線的な飾り方も素敵です。具材別に分けて縞模様にしたり、海鮮類と野菜類を交互に飾ったり、器の中を塗り分けるように飾ると、いつもと違うイベント感が増すのでは。さらに、サーモンを巻いてバラの花のように飾っても、サーモンとエビを中心にパステルカラーに仕上げても。 ひな祭りのちらし寿司は、主役となる女の子が好きな具材を使って、特別感がある飾り付けでお祝いをしてはいかがでしょう。
スナップエンドウとスナックエンドウの違いとは?
2023/02/15 00:00
2月も中旬になり、早くも春一番のニュースが入ってきています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 季節の訪れを知らせる話題とともに、春を告げる旬の食材がいち早く出回り始めています。えんどう豆やさやいんげんなど、春になると豆類の鮮やかな緑色が目につきますね。なかでも手軽に食べられることで人気のスナップエンドウは、みずみずしい味わいと食べ応えある食感が魅力です。 ところで、「スナップエンドウ」なのか「スナックエンドウ」なのか、迷ったことはありませんか?この2つにどんな違いがあるのか、調べてみました。 スナップエンドウは、1970年代にアメリカから輸入された品種だそうです。アメリカでは「スナップピー(snap pea)」と呼ばれています。スナップはポキッと折れるという意味で、ピーはエンドウ豆という意味。たしかに、ポキッと小気味よく折れるので筋を取るのも楽ですね。 スナックエンドウは、日本の種苗会社がつけた商品名で、スナック(軽食)のようにサクサク食べられるから、と名付けられました。茹でただけでも、食べ始めると止まらないおいしさがありますよね。 結論を言いますと、2つは同じ野菜のことを表しています。 1983年に、農林水産省がスナップエンドウと呼ぶことを奨励するようになって以来、店頭表示は「スナップエンドウ」になっていますが、品種名「スナックエンドウ」の種は今も販売されています。 スナップエンドウはグリーンピースの改良品種で、豆が大きくなってもサヤが硬くならず、サヤごと食べられます。下ごしらえは筋を取るだけ。 茹でても炒めても揚げてもおいしいスナップエンドウ。お好きな調理方法で、春にふさわしい旬の味を存分に味わってはいかがでしょう。
「海のミルク」と呼ばれる牡蠣は栄養満点の旬食材
2023/02/08 00:00
梅の花が見ごろを迎えている今日この頃、晴れた日には、日差しが暖かく感じられますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 冬の終わりから春にかけては、気候は冬のようだけれど気分はもう春、という時期です。寒さがまだ続く中、栄養たっぷりの牡蠣を食べて旬の味わいと海の滋養を楽しむのはいかがでしょう。 牡蠣は別名「海のミルク」と呼ばれますが、その理由は、身が乳白色であることと、牛乳のようにバランスよく栄養を含んでいるからです。しかも牛乳と比較すると、牡蠣は鉄、亜鉛、ビタミンB12をより多く含んでいます。 栄養素の鉄は、赤血球を作るために必要なミネラル。貧血気味の人に欠かせない栄養素です。亜鉛は新陳会社を活発にします。疲労回復やアンチエイジンに役立ち、食欲増進にも効果が期待できます。亜鉛は吸収されにくい栄養素ですが、ビタミンCと一緒に食べることで吸収率がアップします。 また、牡蠣に含まれるタウリンは、肝機能を高め、中性脂肪を減らす効果も。脳や筋肉の活動エネルギーとなるグリコーゲンは、牡蠣の旬である冬になると一気に含有量が増加するそうです。 ところで、日本で生産される牡蠣は主に真牡蠣と岩牡蠣ですが、その違いをご存知でしょうか。 真牡蠣は小ぶりのサイズで、クリーミーで濃厚な味わいです。生産のほとんどは養殖によるもので、旬は9月から4月ごろまで。産卵前の冬に美味しくなります。岩牡蠣は大きな殻と、厚くプリプリな身が特徴。旬は6月から9月、夏の牡蠣といえば岩牡蠣です。 牡蠣の生産地は北海道、秋田県、宮城県、三重県、島根県、広島県、岡山県など。旬の時期になると獲れたての牡蠣を食べる「カキ小屋」が各地で人気を集めます。そんなカキ小屋を真似て、BBQで焼き牡蠣を楽しむのもいいですね。
今がおいしい!ブロッコリーの選び方と下ごしらえ
2023/02/01 00:00
厳しい冬の寒さが続いていますが、暦の上では春となる立春がもうすぐです。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2023年の立春は2月4日。立春とは、冬から春への季節の変わり目となる日であり、その前日が節分です。この時期に旬を迎える食材はいろいろありますが、そのひとつにブロッコリーがあります。 ブロッコリーは一年中出回っているイメージですが、旬は晩秋から早春までで、収穫の最盛期は2月から3月。ブロッコリーはキャベツの一種がイタリアで品種改良されたものだそうです。ブロッコリーの緑のつぶつぶは、花の蕾(つぼみ)で、これがたくさん集まったものを花蕾(からい)と呼びます。 新鮮でおいしいブロッコリーを選ぶポイントは、蕾が小さく粒が揃っていて、鮮やかな濃い緑色のものを選ぶこと。また、茎の切り口がみずみずしいこともポイント。蕾が黄色く変色していたり、茎の中に空洞があったり、切り口が黒ずんでいたりする場合は鮮度が落ちています。 ブロッコリーは調理する前に、まず洗いましょう。大きめのボウルにたっぷりと水を入れ、ブロッコリーの房を下に向けて振り洗いをします。水は2~3回かえるといいでしょう。洗うのは小房に分けてからでも構いません。 調理に使う際には、茎の付け根に包丁を入れで小房に分けます。茎の部分も炒め物や煮物に使えるので、皮を厚めに剥いて好みの大きさに切ります。 ブロッコリーを茹でるときには沸騰した湯に塩を入れ、好みのかたさに茹で上がったらざるに取って水気を切り、そのまま冷まします。電子レンジを利用する場合は、耐熱容器に入れて水少々を入れ、ふんわりとラップをかけて加熱。冷凍保存する場合には、水気を切って十分に冷ましてから冷凍保存袋に入れて保存しましょう。 旬を迎えた食材は栄養価が高くなり、おいしさが増し、しかもお買い得というメリットがあります。今が旬のブロッコリーをきょうの食卓に取り入れてはいかがでしょう。