おうち焼肉にプラス一品、熱々のスンドゥブチゲはいかが?
2023/01/25 00:00
寒い日が続いて、春の訪れが待ち遠しい今日この頃。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 冬の寒さに負けないスタミナをつけるため、おうちで焼肉を楽しむのもいいものです。そんなときに、もう一品。スンドゥブチゲを一緒に食べて、体の芯から温まり、健康に冬を過ごしましょう。 スンドゥブチゲは韓国の家庭料理の定番メニューのひとつで「純豆腐(スンドゥブ)の鍋料理(チゲ)」という意味です。純豆腐とは、日本のおぼろ豆腐に似た、型で固めていない柔らかい豆腐のこと。ちなみに、豆腐チゲで使うのは木綿豆腐より固い、煮崩れしにくい豆腐です。 韓国では、アサリや煮干しでだしをとったスープに、アサリ、豚肉、ネギ、唐辛子などの具材を入れ、スンドゥブをたっぷり入れて煮込みます。お店では石鍋で、熱々のスンドゥブチゲが提供されます。 スンドゥブチゲは、たんぱく質、ビタミン類、ミネラル類、食物繊維など、豊富な栄養素を一度に摂ることができます。そのため、免疫力アップ、疲労回復、アンチエイジング、美肌効果など、健康と美容にいい料理として注目されています。さらに炭水化物や緑黄色野菜を加えれば栄養バランスがととのいます。 スンドゥブチゲは唐辛子がたっぷり入っていますが、余熱でグツグツ煮えているところに生卵を落とすと半熟状態になり、これをかき混ぜると、ほどよくマイルドな味わいになります。また、とけるチーズを入れれば、さらにマイルドに。ご飯をスープに入れれば食べ応えもアップします。 ご家庭でも、絹ごし豆腐やアサリの水煮缶など、手に入りやすい材料を使うことで、手軽にスンドゥブチゲを楽しめます。唐辛子の量も好みで加減ができますし、辛さが控えめなキムチを使っても。キノコを入れたり、ソーセージや練りものを入れたり、自由にアレンジをして、オリジナルのスンドゥブチゲを作るのもいいですね。 元気が出る焼肉と、栄養バランスに優れたスンドゥブチゲで、冬の寒さに負けないカラダづくりを実践してはいかがでしょう。
今が旬の「寒ブリ」ふつうのブリとどこが違うの?
2023/01/18 00:00
もうすぐ大寒、1年中でもっとも寒い時期の到来です。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 2023年の大寒は1月20日からです。大寒には冬の寒さに耐えるために寒稽古や寒中水泳などの行事が行われます。また、味噌や酒、凍り豆腐などの寒仕込みに最適な時期でもあります。そして、この寒い時期に旬を迎える魚が「寒ブリ」です。 ブリは日本の固有種で、成長するごとに呼び名が変わる出世魚です。関東地方の呼び名は、稚魚の次はモジャコ、そしてワカシ、イナダ、ワラサ、ブリという順序です。ブリと呼ばれるのは体長が80cmを超えるサイズになってから。 ブリは冬になると産卵に備えてエサをたくさん食べて丸々と太ってきます。この時期に水揚げされたブリが、寒ブリです。天然の寒ブリは文字通り冬にしか食べられないもので、脂がのって旨みがたっぷり、しかも身がしまっていておいしさも抜群のため、高級魚とされています。 近年は養殖技術の発達により良質なブリが一年中出回っていますが、寒ブリは寒い冬ならではの旬の味覚。刺身はもちろん、照り焼き、ブリ大根といったおなじみの家庭料理もひと味違う仕上がりが期待できます。また、福岡県や岡山県、長野県では雑煮にぶりを入れる地域もあります。汁物にして、お餅の代わりにそばやうどんを入れて食べるのもおいしそうです。 また、寒い時期ですから鍋料理にするのもオススメです。しゃぶしゃぶはもちろん、大根やきのこなどとともにさっと煮て食べるブリ鍋も体が温まるのでこの時期にぴったり。冬一番の寒さを迎えるこの時期、旬の味わいを楽しめる寒ブリを食卓に取り入れてみませんか。 参考: 農林水産省「Taste of Japan」
たんぱく質たっぷりの食事で受験生を応援!
2023/01/13 00:00
1月に入ると、本番を控えた受験生たちは緊張が高まってきますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 受験シーズン真っ只中。脳の働きに有効な栄養素であり体づくりに欠かせない、たんぱく質はどのような食物に含まれているのでしょうか。 肉、魚、卵、豆、穀物、野菜などに含まれるたんぱく質ですが、同じたんぱく質でも食物によって働きや特徴が異なります。 動物性たんぱく質は、消化が早く吸収されやすい、アミノ酸バランスに優れている、といった特徴があります。 鶏肉は消化がよく、疲労回復効果も期待できます。牛肉は、ビタミンやミネラルも豊富で、鉄分や亜鉛も含みます。豚肉は、良質なたんぱく質に加えて、エネルギーをつくりだすビタミンB1を多く含みます。ビタミンB1はストレスを緩和するためにも有効なので、豚肉は受験生にオススメの食品といえます。 魚類は、たんぱく質に加えてDHAやEPAといった必須脂肪酸も豊富。さらにカツオやマグロの赤みは、たんぱく質からエネルギーをつくりだすビタミンB6も豊富に含みます。 卵は、完全栄養食品と呼ばれるほど栄養素がバランスよく含まれています。ゆで卵にすれば、時間がないときでも手軽に栄養を摂取することができます。 乳製品のたんぱく質に含まれるカゼインは、カルシウムの吸収率を高めます。カルシウムは脳の活動をスムーズにし、ストレスを緩和する働きがあるので、受験生にとって大切な栄養素のひとつです。 一方、植物性たんぱく質は、含んでいるアミノ酸は少ないものの、食物繊維や糖質が豊富、脂肪も低いという特徴があります。大豆、米や小麦、ブロッコリーや枝豆などの野菜もたんぱく質を含みます。 動物性たんぱく質だけでは脂肪分が多くなり、植物性たんぱく質ばかりでは補えない栄養素もあるので、バランスの良い摂取が大切。さまざまな食品からたんぱく質を摂取することが、集中力・やる気アップと健康な体づくりにつながることでしょう。
お祝いの席に欠かせない「すし」についての豆知識
2023/01/04 00:00
新年を迎えて、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 日本のお祝いの席やおもてなし料理でおなじみの料理である「すし」。今回は、すしにまつわるさまざまな豆知識をお届けしてまいります。 すしの漢字表記には「鮨」「鮓」「寿司」といった表記があります。「鮨」は中国に古くからある漢字で魚の塩辛を表していたようです。「鮓」は東南アジアから中国へ伝わった熟鮓(なれずし:発酵させて作るすし)のことを表したようですが、日本に伝わる際には「鮨」と「鮓」が混同されていたとか。「寿司」は江戸時代に考えられた当て字で、縁起を担いで「寿(ことぶき)」というおめでたい字が使われ多そうです。 日本のすしは千年以上の歴史があり、もともとは神社で神に供える供物のひとつでした。そして、わが国のすしの原型と言われているのは、今も滋賀県の郷土料理として知られる鮒(ふな)寿司です。鮒寿司は、琵琶湖で獲れるニゴロブナを塩漬けにし、ご飯と重ねて自然発酵させる熟鮓の一種です。 握りずしが生まれたのは江戸時代と言われており、当時のすしは今のファストフードのようなものでした。せっかちな江戸っ子が短時間で小腹を満たすことができるよう、屋台でご飯と魚を握りにして提供していたのです。その頃は、今よりも一貫が大きく、食べ応えがあったそうです。 今や全国各地に「すし」と呼ばれる郷土料理がありますが、東京の「江戸前寿司」は東京湾で獲れた魚をネタにした寿司のことを指した言葉です。江戸時代は生魚の保存が難しかったため、魚を酢や塩で締める、煮る、たれに漬け込むなど、さまざまな工夫を凝らしていました。 現在では、握りや巻物だけでなく、ちらし寿司やいなり寿司、手巻き寿司、押し寿司、手まりずしなど、多様に楽しめるようになりました。ネタも魚だけでなく、肉や野菜など種類がグンと増え、そのぶん私たちの楽しみ方も広がりました。