ハロウィンには、ホラーなモチーフが似合うトマト鍋を
2022/10/26 00:00
街中のディスプレイがオレンジと黒のハロウィンカラーに彩られています。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 10月のイベントといえば、ハロウィンですね。日本にハロウィンが定着し始めたのは1990年代のこと。今では家庭でもハロウィンの飾りやお菓子、料理などを楽しむようになっていますね。 ハロウィンは、もともとは古代アイルランドに住んでいたケルト人のお祭りです。ケルト人の間では、10月31日には死者の霊が家族を訪ねてくると考えられていました。そのためか、ハロウィンの仮装やディスプレイには「恐ろしい」とされるモチーフが選ばれていますが、これらはアメリカ発祥のものが多いようです。ジャック・オー・ランタン(かぼちゃ提灯)をはじめ、幽霊、魔女、コウモリ、悪魔、黒猫、ゾンビ、ガイコツ、棺桶、クモなどなど、いずれも不気味なものばかりですが、キャラクター風にデフォルメされていると可愛らしく見えてくるところが不思議です。 近年の日本では、ハロウィンの時期になると「ハロウィン鍋」の画像がSNSで多く見られるようになりました。鍋料理にハロウィンを取り入れ、おなじみのモチーフをかたどった具材で鍋を彩ります。 たとえば、ジャック・オー・ランタンの代わりに、ミニトマトに顔をつけて。にんじんをくり抜いてもいいですね。チーズやかまぼこ、大根など、白い食材はオバケやガイコツに。ガイコツは、海苔で顔をつけます。大根おろしをオバケのように固めて顔をつけるのもオススメ。ウィンナーは、魔女の指を表します。また、ウィンナーにチーズなどをぐるぐる巻きにして顔をつけ、ミイラにしても。モチーフをあれこれ思い描きながら食材を選ぶのも楽しいものです。 ハロウィン鍋には、真っ赤なトマトスープが映えます。ホラーなイメージのモチーフにもよく合いますね。 できあがったハロウィン鍋は、火を入れる前に写真を撮りましょう。火を入れると煮崩れてしまう具材もあるので、きれいに飾ったらその場で写します。 見ても食べても楽しいハロウィン鍋。お好きな具材で飾ってみてください。
子どもも大人もおいしく!白菜使い切りアイデア
2022/10/19 00:00
澄んだ青空も美しく、文化祭や体育祭など学校行事の多い時期ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 爽やかな秋晴れの日がある一方で、雨が降る日には寒さがつのり、冬が少しずつ近づいていることを感じる今日この頃。店頭には、冬野菜が並び始めています。 冬野菜の代表格である白菜は、食物繊維をはじめ、風邪予防に効果があるビタミンCや、カルシウムの吸収を助けるビタミンK、免疫力を高めるイソチオシアートなどを含みます。ビタミンCをムダなく摂りたいときには生で、食物繊維をたっぷり摂りたいときには加熱してカサを減らして食べるといいでしょう。 お店に並ぶ、丸々とした白菜は食欲をそそりますね。白菜は、丸ごと買ったときには新聞紙に包んで冷暗所に保存。カットしたものはラップに包んで冷蔵庫で保存します。 今回は、白菜を最後までおいしく食べきるためのアイデアをご紹介します。 白菜を生で食べるなら、サラダにするのがオススメ。中心の柔らかい部分は刻んでも、手でちぎっても。硬い芯の部分は薄切りや千切りにしていつものサラダに加えてはいかが。また、千切りにした白菜とツナ、マヨネーズを和えてサンドイッチにしても。白菜は一度塩をして絞ると水っぽくなりません。 じっくり煮込む料理に最適な白菜。キャベツの代わりにロールキャベツに使うのもオススメです。ロールキャベツのように巻かなくてもOK。白菜を鍋に敷いてひき肉のタネをのせ、さらに白菜をかぶせて。たっぷり白菜を使ってじっくり煮込めば、柔らかくて甘みがある白菜のおいしさがを存分に味わうことができます。 さらに、白菜の旨味を味わうのなら「丸ごと焼き」をオススメします。白菜を縦4分の1に切って、フライパンで蒸し焼きに。油を入れずに、弱火で蓋をして、白菜の水分だけで焼きあげ、塩とオリーブオイルでいただきます。インパクトのある仕上がりはおもてなしの一品にも。 味わいにクセがなく、子どもも大人もみんなで一緒に食べられる白菜。アレンジの幅を広げて、旬の白菜をたっぷりとお楽しみください。
クローズアップ!おいしいを届ける生産者 ~黄色は完熟の証「樹熟シャインマスカット」を育てる農家さん~
2022/10/14 00:00
ベイシアのNews Letter「クローズアップ!おいしいを届ける生産者」では、生産方法や商品開発に関する取組み、そしてこれからの夢など、生産者の方々にその商品に込めた想いや具体的なこだわりポイントについて伺います。 ◆シャインマスカット作りのベテラン農家さん 今回、お話を伺ったのは長野県山ノ内町で巨峰とシャインマスカットを栽培している新井博一さん。新井さんは元々養蚕業を営んでおり、その後はデラウェアやりんごなどを栽培。そして13年前からシャインマスカットの栽培を始めました。 3年前に当社が「樹熟シャインマスカットを作ってほしい」と声をかけ、一昨年から本格的に納品をしていただいています。 ◆美味しさの秘密は「樹熟」 シャインマスカットといえば青々としたきれいな黄緑色の印象がありませんか?実は熟した甘いシャインマスカットは黄色なんです。 市場では黄色のシャインマスカットは評価が低く等級が下がってしまうため、完熟する前に収穫する農家さんが多いとか。樹熟シャインマスカットは一般的な収穫時期よりもさらに2週間ほどさらに樹で成熟させることで、ワンランク上の香りと甘さを作り出すことができます。 つまり黄色が完熟の証!「『完熟』のハンコも作ったんだよ」と新井さんが取り出して見せてくださいました。 ◆果物づくりに適した環境 新井さんの畑は標高510mの斜面にあります。標高の高さによる寒暖差が実をより甘くしてくれるんだとか。これ以上高い場所だと気温が低すぎて実の育ちが悪くなるんだそう。また、適度な傾斜により西日がよく当たります。つまり、新井さんの畑は樹熟シャインマスカットの栽培に最適な環境です。 ◆管理が行き届いた畑は“ 明るい” 「新井さんの畑は明るいんだよ」と同行してくれた市場の方が何度もおっしゃっていました。実際に畑を見てその明るさにびっくり。明るい理由は、新井さんが葉と枝の管理をこまめに行っているから。葉にしっかりと光が当たることで糖度が高くなります。しかし枝を切りすぎると実が日焼けをしたり、糖度が上がりすぎて風味が飛んでしまうそう。畑の管理の難しさと、新井さんの経験から成せる技を感じました。 他にも葉を青々しく元気にするために有機肥料を使った土づくりや、葉面から直接栄養を与える葉面散布なども行っています。こうして毎年より美味しい商品を届けるために研究を重ねています。 ◆良いものをつくるには手を入れなきゃだからね 栽培はほとんどが手作業。その中でセンスが問われる工程が「摘粒」です。つぼみの段階から間引きを行い、最終的には大体40粒になるように調整します。これにより房全体に栄養が行き届き、濃厚でハリのある実になります。また、見た目の美しさにも影響するため、「熟練の技をもっていてもきれいな房をつくるのは大変」と、摘粒の難しさを語ってくれました。 新井さんは品質の安定を重視しているので、あえて目の届く範囲でしか栽培をしていません。量を揃えるのが大変だけどやりがいだと語ってくれました。 本当に良いものをお客様に届けたい、新井さんのその想いとこだわりが伝わりました。 ●樹熟シャインマスカットの特徴と保存法 新井さんの樹熟シャインマスカットは茎にしっかり栄養が行き届いているため脱粒しにくく日持ちします。 冷蔵庫の中で保管する場合は外気に触れないように新聞紙で包むとより日持ちします。でも一番はすぐ食べるのがオススメです! ◆農業にストイックな新井さん 「やっぱり違うよね、新井さんの樹熟シャインマスカットは。」と市場の方がおっしゃるように取材陣も新井さんの畑や樹熟シャインマスカットを見てそう感じました。それに対して「そんなことないよ」ととても謙虚な新井さん。今は長野県の新種の赤いシャインマスカット「クインルージュ」の栽培にも挑戦しています。現状に満足せず、常に挑戦し続ける姿勢が伝わりました。この時期しか楽しめない新井さんの樹熟シャインマスカットをぜひご賞味ください。
すき焼きを最後までおいしく!シメのアイデアご紹介
2022/10/12 00:00
秋も深まり、紅葉前線が北関東や関東甲信の山々まで南下してきました。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 春の桜前線とは逆に、北から南に向けて進む紅葉前線。木々が色づくとともに冷え込むようになり、春菊や白菜、ネギといった冬の野菜が旬を迎えます。 この時期、食べたくなるメニューのひとつにすき焼きがありますね。ごちそう気分のすき焼きに、さらに松茸を入れれば秋のおもてなし料理にぴったりです。 ところで、鍋料理には欠かせない「シメ」ですが、すき焼きの場合は何で締めますか?定番からアレンジまで、すき焼きのシメをご紹介しましょう。 鍋料理のシメといえば、雑炊ですね。残り汁にご飯を入れて、煮詰めたら溶き卵を回し入れます。さらさらに仕上げるには、雑炊を作る前にご飯を洗ってぬめりを取っておくこと。このひと手間でおいしさがアップします。 次におなじみのシメといえば、うどんですね。残り汁にうどんを加えて、じっくり汁が染みるまで煮込みます。お好みで卵を加えて。 ご飯やうどんのシメにキムチを加えると、味わいが一気に変わって箸が進むこと間違いなし。キムチはすき焼きの段階から加えて、ごま油を少し入れると、韓国料理のプルコギ風に楽しめます。 また、すき焼きの残りに水を加えて、インスタントラーメンを作るのもオススメ。甘辛で徳島ラーメン風の味わいになります。仕上げに卵黄を入れて。 すき焼きでお腹がいっぱいになってシメが食べられなかったときには、残り汁を翌日アレンジしましょう。トマト缶とカレー粉を加えてカレーにすれば、ご飯にかけてよし、うどんやそば、パスタにかけてもおいしくいただけます。 また、残り汁を煮立てて溶き卵を入れ、卵とじにしても。ご飯にのせて小ねぎや三つ葉を散らせば彩りもよく、旨味たっぷりの卵とじ丼が出来上がり。 牛肉や野菜の旨味と甘辛の味わいを生かした、すき焼きのシメ。お好きなアレンジで、最後までおいしく召し上がってください。
ガッツリお肉で、おでんをボリュームアップ!
2022/10/05 00:00
いよいよ10月。食欲の秋も本番ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 秋が深まってくると食べたくなる料理のひとつに、おでんがあります。熱々のおでんを頬張ると、体の中から温まってきますね。 ところで、おでんを食べていて「もっとガッツリ食べたい」と感じたことはありませんか。練り物や卵など、それなりに食べ応えはあるけれど、やっぱりお肉が食べたい!という方にオススメの「肉おでん」をご紹介しましょう。 おでんの具で肉系の定番といえば、牛すじや手羽先、ウィンナーやソーセージといったところでしょうか。牛すじは、もともとは関西おでんの定番でしたが、今では全国区。下処理に時間がかかりますが、手間をかけたくないときは下処理済みのものを使って。 食べて満足感があるのは、豚バラ肉やスペアリブ。かたまり肉が入ると、一気におでんが「肉料理」になります。豚バラブロックの脂が気になる場合には、下ゆでしてから使うといいでしょう。また、スペアリブは骨から出汁が出るので、おでんのつゆも旨みがアップ。かたまり肉は、じっくり時間をかけて煮込みます。 また、沖縄では定番の豚足なら、コラーゲンたっぷりで食べ応えも十分。ボイル済みのものを使えば、めんどうな下処理も必要ありません。 かたまり肉だけでなく、肉団子もオススメです。鶏肉、豚肉、合挽きなど、お好みの肉で。きのこやれんこん、香味野菜などを刻んで加えて、我が家のオリジナル肉団子を作ってみるのもいいですね。 さらにおすすめは、シュウマイや餃子。これは市販のもので構いません。おでんの出汁が染み込んで、いつもと違う味わいを楽しめます。餃子は煮込みすぎると皮が破れてしまうので、気をつけて。 お肉がたっぷり入ったおでんには、小松菜や青梗菜などの青菜を入れると色どり良く、栄養バランスも良くなります。 おでんの具材は、地域によって、家庭によってさまざまです。それぞれのイイところを取り入れて、ガッツリ食べる肉おでんをお楽しみください。
クローズアップ!おいしいを届ける生産者 ~「甘さと酸味のバランスが絶妙」なミニトマトを栽培する農家さん~
2022/10/01 00:00
ベイシアのNews Letter「クローズアップ!おいしいを届ける生産者」では、生産方法や商品開発に関する取組み、そしてこれからの夢など、生産者の方々にその商品に込めた想いや具体的なこだわりポイントについて伺います。 ◆愛してやまない農業を学ぶため日本へ 今回、お話を伺ったのは北海道余市郡余市町で、2種類のミニトマトを育てている愛農友農の代表 常 洋(ジョウ ヨー)さん。80棟のハウスで糖度が高く、甘さと酸味のバランスが絶妙なミニトマトを栽培しています。 中国出身の常さんは、ご実家も農業を営んでおり、26歳の時に北海道の農業を学ぶため日本へ。1年間北海道で農家さんの元で勉強し独立。ミニトマトづくりを始めて今年で7年目の若手農家さんです。 ◆ミニトマト栽培は、いつから始まるの? 常さんのハウスでは、3月に育苗を購入し4月頭から定植をスタートします。最初に植えたミニトマトのハウスは、6月中旬過ぎには収穫ができます。収穫は雪が降る10月末まで続きます。取材に訪れた9月頭もミニトマトの弦が元気に伸びていました。 ◆甘さの秘密は水分量の管理! ミニトマトの味の決め手は水分量の管理なんだとか。毎日天候や湿度に合わせて、地中に埋めた点滴チューブから30分~1時間程水を与えます。地域特有の寒暖差と水分量の調整でミニトマトにストレスを与え、甘さを引き出します。繁忙期となる7月からは、朝4時の水やりから1日が始まるんだとか!農家の朝はやはり早いですね。 ◆モットーは「できるだけ自然に近い状態で」 常さんの人生のモットーは“できるだけ自然に近い状態で”。「自然の中で働くのはとても気持ちがいいです。私は自然が大好き」と話してくれました。それは野菜作りも同じ。土は自然の中にあるので、与える肥料はできるだけ牛糞や鶏糞など有機肥料を使うのが常さんのこだわりです。常さんの飾らない人柄や自然の中で活き活きと生活する姿が栽培スタイルにも表れています。 ◆うちのミニトマトは地域で一番うまい! 「農業は生命を育んでいる子育てみたい。毎日の成長を見るのが本当に楽しみです!」と農業の醍醐味を常さんから教わりました。繁忙期は朝から晩までミニトマトと向き合っています。 「僕のミニトマトは地域で一番おいしいです!!」と自信を持って言えるのは、それだけ思いを込めて育てているからこそです。その言葉通り、常さんのミニトマトはジューシーで糖度が高く甘さと酸味のバランスが絶妙。一度食べたら止まらないおいしいミニトマトです。 ◆常さん直伝!~ミニトマトのおいしい召し上がり方~ ●そのままの旨味を楽しむ まずはそのままでミニトマト本来のおいしさを楽しんでください!サラダの主役を張れるミニトマトです。 ●ミニトマトと卵の中華炒め 中国の定番トマト料理の一つ。一般的には普通のトマトを使用しますが、ミニトマトでもおいしいそうです。 ミニトマトと卵を一緒に炒めて、お好みでねぎも加えて炒めます。味付けは塩のみ。お好みで砂糖を加えるのもおすすめです。 ◆これからの夢 いつ食べてもおいしいミニトマトをお客様に届けるために、天候やミニトマトの状態に合わせて水や肥料を調整していますが、環境の変化で糖度がぶれてしまうことがあります。水のやり方や肥料の調整で常においしいミニトマトを作りづけることができます。もっともっとミニトマトのことを勉強して、天候に左右されない「いつでもおいしいミニトマト」が作れるよう持続可能なミニトマト栽培を極めて、お客様においしいミニトマトをたくさん食べていただきたいです。 ◆青果バイヤーからのコメント 味が良く、買いやすい価格で販売できるミニトマトを探して、行きついたのが常さんのミニトマトです。夏秋のミニトマト代表産地の北海道からベイシア全店のお客様へ常さんのおいしいミニトマトをお届けします。甘みと酸味のバランスが良く、爽やかなミニトマトぜひご賞味ください!