カレーを食べて、寒い冬でも健康に!
2022/01/12 00:00
寒さがますます厳しくなるこの季節、受験シーズン真っただ中ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 気温が低くなると体が冷えてしまい、不調を呼びやすくなります。健康を保つためには、暖房や防寒着で温めるだけでなく、食事にも気をつけたいものです。 東洋医学では、食品には「からだを温める食べ物」「からだを冷やす食べ物」「中間の食べ物」3つの食性があるという考え方があります。「からだを温める食べ物」には、鶏肉、チーズ、アジやサバなどの青魚、胡椒や唐辛子などのスパイス類などが挙げられます。野菜は、玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、にんにく、しょうがなど、根菜類や冬に旬を迎えるものの多くが「からだを温める」とされています。これらの材料を一度に摂るために、カレーは最適な料理と言えそうです。 カレーに使う主なスパイスといえば、ターメリック(ウコン)、クミン、コリアンダー、カルダモン、ブラックペッパー(黒胡椒)、にんにく、唐辛子。いずれも体を温める、消化促進などの効果があるとされています。ダイエット中でカレールウのカロリーや脂質が気になる場合には、これらのスパイスを使ってカレーを作ると良いでしょう。カレー用のスパイスミックスを使うと、スパイスを買い揃えなくても適量が手に入るので便利です。 カレーに入れる野菜は、定番の玉ねぎ、じゃがいも、にんじんのほか、かぼちゃやれんこんもオススメ。野菜をたくさん入れると甘みが増し、スープごと食べるので栄養価も高まります。たんぱく質は鶏肉や豆類、チーズを使って。 さらに、ごはんを雑穀米や胚芽米、玄米にすると、ビタミンB群をより多く摂ることができ、効率よくエネルギーにできるので胃腸にもやさしく、ダイエットにも◎。食物繊維も多く摂ることができます。ふだん白米派の人も、カレーなら食べやすくなるので、試してみては。 ヘルシーなカレーと組み合わせる飲み物は、常温の水かラッシー(ヨーグルト)で、せっかく温めた体を冷やさないようにしましょう。
ホットプレートを囲んでパンケーキしよう!
2022/01/05 00:00
新しい年を迎えて、皆さまどのようにお過ごしでしょうか?今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 家族や友だちと過ごす日には、スイーツや軽食を一緒に作って食べると楽しさも倍増。そんなとき、手軽に作れるパンケーキはいかがでしょう。 数年前からのブームで、家庭でもおなじみのパンケーキ。クリームやはちみつ、フルーツなどと組み合わせてスイーツとしても、ハムやソーセージ、卵などと組み合わせて軽食としても、どちらもおいしくて魅力的ですね。ホットプレートで焼けば、一度に数枚ずつ焼けるので、みんなで焼き上がりをすぐに食べられるうえ時短にもなります。 パンケーキをきれいに焼くコツは3つ。1つ目は、焼く前にホットプレートを予熱しておくこと。二回めに焼くときは温度を下げると焦げにくくなります。2つ目は、生地は同じ分量を一気に入れること。継ぎ足すと年輪のようになってしまいます。3つ目は、あせらないこと。早く焼こうと温度を上げると、焼き色がついても中が生だったりします。心のゆとりを持って、じっくりきれいに焼き上げましょう。ホットプレートには、温度の上昇・保温時間、焼く場所によって温度が違うなど機種によってクセがあります。ご家庭のホットプレートのクセを把握して、調整しながら焼きましょう。 ところで、パンケーキとホットケーキはどこが違うのでしょう? 欧米ではパンケーキ(Pan Cake)が一般的です。Panとはフライパンのように底が平らな鍋のこと。つまり平たい鍋で焼けばいいので、ホットケーキもパンケーキの一種と言えます。日本では専用の粉が発売されて以来、ホットケーキという呼び名が一般的でしたが、パンケーキ専門店がブームになって以来、2つの呼び名が混在するようになりました。 みんなでホットプレートを囲んで焼くパンケーキ。トッピングを甘辛それぞれいくつか用意して、好きなものをのせて食べるのも楽しそうです。
冬はカニのシーズン!カニの種類をご存知ですか?
2021/12/29 00:00
いよいよ年の瀬。新しい年を迎える準備はいかがでしょうか。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 年末年始の寒さとともにおいしくなるカニ。世界にはなんと約5,000種類ものカニが生息しているそうです。日本国内だけでも1,000種類以上と言われています。 その中でも食用になるのは、ほんのわずかな種類。全国に出回っているのはタラバガニ、ズワイガニ、毛ガニの3種類だけです。 タラバガニの旬は4~5月と11~3月で、身入りが良くなるのは冬。産地は北海道、ロシア、アラスカなどです。生息域がタラの漁場と重なるため、タラバ(鱈場)ガニと呼ばれるようになったとか。タラバガニは大型になる品種で、大きなものは脚を広げると1mを超えることがあります。 ズワイガニの旬は、オスが11~3月、メスが11~1月です。国産のズワイガニは産地によって呼び名が異なり、オスは「松葉ガニ」(兵庫県、京都府、鳥取県、島根県)、「越前ガニ」(福井県)、「津居山かに」(兵庫県)などのブランド名がついています。メスは地域によってネガニ、セイコガニ、香箱ガニなどと呼ばれます。オスは甲羅が約15cmまで成長し、メスは産卵のため甲羅が7~8cmで成長が止まりますが、オスメスそれぞれに味わいがあります。 毛ガニの旬は12~2月ごろですが、通年漁が行われているので一年中食べることができます。毛ガニは東北や北海道の太平洋沿岸からアラスカ沿岸の冷たい海に生息しており、本州ではおもに岩手県宮古沖、北海道ではオホーツク、道東、噴火湾、日高沖などで水揚げされています。 このほか、ベニズワイガニ、ワタリガニ(ガザミ)、アサヒガニ、タカアシガニ、モクズガニ、花咲ガニなどが食用のカニとして流通しています。これらのカニは、産地や旬の時期もさまざまです。 海洋環境の変化などによって、カニの漁獲量にも変化がある昨今。それでも冬の味覚の代表格であるカニは、シーズン中に一度は味わいたいものですね。
リーズナブルでカンタン!オリジナルピザづくり
2021/12/22 00:00
いよいよクリスマス。今年はどんな人たちと何を食べてお過ごしですか? 今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 ホームパーティに、大人も子どももみんなで楽しめるメニューのひとつがピザですね。デリバリーピザも良いけれど、自分たちの好きなトッピングを用意して、リーズナブルにオリジナルピザを楽しんではいかがでしょう。 作り方は、市販のピザやピザ生地に好きな具材をのせてオーブンやオーブントースターで焼くだけ。ピザ用チーズやモツァレラチーズを足すと、見た目も味わいもグレードアップ! また、ピザはあらかじめ包丁で切っておくと、食べるときに取り分けやすくなります。 それでは、オリジナルピザのアイデアをいくつかご紹介しましょう。 ☆温野菜サラダ感覚の野菜ピザ ブロッコリーやじゃがいも、れんこんなどお好きな野菜をレンジで加熱してからピザにのせます。冷凍ピザの場合は、常温程度まで温めてから。野菜の上にチーズをのせて加熱します。野菜にマヨネーズやオリーブオイルをかけてから温めても。 ☆生ハムの前菜ピザ ピザはチーズを追加してから加熱します。ピザが焼きあがったら、生ハムとバジル、ミニトマト(またはトマトの薄切り)を飾ります。熱々のピザと生の具材の組み合わせを楽しんで。 ☆カレーピザ ひき肉をカレーで炒めてトッピング。味付けは少し濃いめを心がけて。ポテトサラダをプラスするとボリュームがアップします。 ☆デザートピザ 具材ののっていないピザ生地を使います。クリームチーズとりんご、バナナとチョコレートやマシュマロの組み合わせがおすすめです。 いかがですか? アイデア次第でいろいろ楽しめるピザのトッピング。みんなでワイワイ一緒に作るのもいいですね。
今年のクリスマスディナーは何を食べますか?
2021/12/15 00:00
街のあちこちからクリスマスソングが聞こえてくる季節ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 クリスマスの定番メニューといえば、チキンが欠かせませんね。ところで、なぜチキンを食べるのでしょうか? そこには理由があるのです。 欧米では、クリスマスに特別なご馳走を用意して祝う習慣があります。その料理のひとつに、七面鳥のローストがあります。 もともと中世のヨーロッパでは、お祝いの席で豚や羊を食べていました。その後、ヨーロッパ人たちがアメリカ開拓のために移住し、その頃から七面鳥を食べるようになったと言われています。当時のアメリカには七面鳥が多く、豚や羊より手に入りやすかったこと。サイズが大きいので一羽丸ごとローストすれば10人分以上になったこと、などから七面鳥のローストがお祝いのごちそうになったようです。そしてクリスマスに七面鳥を食べる習慣が広まっていきました。 日本では、明治時代にクリスマスの文化が伝わって、クリスマスツリーやサンタクロースが知られるようになりました。ところが七面鳥は、日本では手に入りにくいため、チキンをローストして食べることが一般的になったのです。 さらに近年では、クリスマスにフライドチキンを食べる人が増えています。これは、手に入りやすい、気軽に食べられる、などの理由がありそうです。最近では韓国のフライドチキンブームが日本に上陸し、ソースをつける食べ方も広まってきました。 韓国風フライドチキンの一番ポピュラーな食べ方は、ヤンニョムチキン。コチュジャンとトマトケチャップがベースの甘辛いソースに絡めていただきます。ハニーマスタードは、マスタードとマヨネーズ、はちみつを混ぜた甘めのソース。このほか、にんにくを効かせたソースやバーベキューソースなど、いずれも甘みのあるソースが一般的です。また、揚げたてのチキンやヤンニョムチキンをチーズフォンデュにつけて食べるという食べ方も。 今年のクリスマスには、ローストチキンとフライドチキン、あなたはどちらを選びますか?
年末年始に食卓で活躍する魚といえば?
2021/12/08 00:00
師走(しわす)に入り、いよいよ年末が近づいてきましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 師走とは、もともと旧暦の12月を表す言葉でした。その意味は、「年末になると師が忙しく走り回る」季節ということで、師とは僧侶のことです。昔は年末に家で僧侶にお経をあげてもらう習慣があったことから、あちこちの家を回って忙しくなる12月を「師走」と呼んだという説が一般的です。 さて、この時期旬を迎える魚といえば、脂がたっぷりのっておいしくなる、ぶりですね。ぶりは成長するとともに呼び名が変わるため、「出世魚」と言われています。関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ぶり、関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ぶり、という順番で呼び名が変わります。ちなみに、ぶりは漢字で「鰤」。これは歳をとった魚という意味と、師走の魚という意味があるそうです。 そういえば、おせち料理にはぶりの照り焼きが入っていますね。おせち料理には家内安全、五穀豊穣、子孫繁栄など、さまざまな願いが込められていますが、ぶりには出世を願うという意味があります。また、関西ではかつて年越しのごちそうとして魚を食べる「年取り魚」という習慣がありましたが、現在ではお正月にぶりを食べるそうです。全国を見ると、地域によってはお雑煮にぶりを入れるところもあるようです。 ぶりにはさまざまな調理法が合い、刺身、照り焼き、塩焼き、煮魚、揚げ物、しゃぶしゃぶ、汁物など、どんな料理でもおいしくいただけます。部位によって脂ののり方や身の味わいが異なるので、料理内容によって使い分けるといいでしょう。切り身の場合、腹側は皮が白く脂がのっているので、塩焼きや照り焼きなど脂を落とす調理法に向いています。背中側は皮が青色で身がしまっていてさっぱりとした味わい。揚げ物などに向いています。 旬を迎えておいしくなっているぶりは、日常の献立からハレの日のごちそうまで、冬の食卓で大いに活躍すること間違いなしです。
鍋料理のタレはルール無用?!いつもの鍋が大変身
2021/12/01 00:00
寒い日に家路をたどるときには、温かい鍋料理が食べたくなりますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 冬になるにつれて、食卓に登場する回数が増える鍋料理。変わり鍋もいいけれど、結局は寄せ鍋や水炊きのようにシンプルなものに落ち着くのではないでしょうか。 素材の味わいがだしになる鍋料理の場合、味付けとなるタレはポン酢になりがち。もちろん十分おいしいのですが、タレを変えることで味わいが変わるうえ、同じ具材でも楽しみ方のバリエーションがグンと広がります。 [おすすめその1]は、中華風。ごま油に塩、白こしょう、おろし生姜、酢を入れて混ぜるだけ。好みでおろしにんにくやラー油を加えても。魚にも肉にも、野菜にもよく合う、あまりクセのない味わいです。オイスターソースや豆板醤を加えると、こってり味に変わります。 [おすすめその2]は、韓国風。ポン酢にコチュジャン、ごま油、すりごま、おろしにんにくを入れて。せりや春菊などの香り野菜や、豚肉によく合います。ぶりしゃぶにも意外に合うのでお試しを。 [おすすめその3]は、タイ風。八丁味噌(赤味噌でも)、にんにく、ナンプラー、米酢、オイスターソース、砂糖、唐辛子、パクチーのみじん切りを合わせます。仕上げにすだちやかぼすの果汁を加えて。いつもの寄せ鍋もタイスキ風に変身します。パクチーの根は、鍋のだしに使っても。 [おすすめその4]は、ごま味噌味。白味噌、すりごま、希釈しためんつゆを混ぜ、ゆずの皮をおろして香りづけをします。とろりとした仕上がりになるように調整して。湯豆腐のようにあっさりとした鍋料理も、味噌のコクが加わって味わい深くなります。 いくつかのアイデアをご紹介しましたが、鍋のタレにルールはありません。調味料と薬味を卓上に並べて、それぞれが好きな食べ方で、いつもと違う味わいを楽しんではいかがでしょう。
正しいみかんのむき方をご存知ですか?
2021/11/24 00:00
朝から冷え込むようになってきて、ヒーターやコタツが恋しい季節になりましたね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 日本の冬の風物詩、コタツといえば、みかんでしょう。最近のコタツはテーブル式やおひとりさま用など、さまざまなスタイルがありますが、温まりながら食べるみかんの爽やかなおいしさは昔も今も変わりません。 みかんとは、1つのくだものの名称ではなく、皮をむきやすい小型の柑橘類の総称です。一般的には、みかんと言うと温州(うんしゅう)みかんを思い浮かべますね。ちなみに温州とは柑橘類の産地として有名な中国浙江省の地名です。 さて、みかんを食べるときにあなたはどちら側から、どのようにむいていますか?ヘタの方からむく人、逆側からむく人、花びらみたいにむく人、身ごと真っ二つに割る人……友だちと一緒にみかんを食べると、その違いに驚くこともあります。どうやら、みかんのむき方は家庭や地域によってそれぞれ異なるようです。みかんは、ヘタの方からむくと白いスジ(アルベドと言います)を取りやすいのですが、実はこのスジは食物繊維やビタミンPなどの栄養素を多く含んでいます。スジも食べる方が栄養的には良いようです。 それでは、みかんのむき方に「正解」はあるのでしょうか。近年インターネット上で話題になったのが、みかんの産地である和歌山県の「和歌山むき」または「有田(ありだ)むき」と呼ばれるむき方です。まず、ヘタのない方から2つに割り、さらに2つに割って4つ割りにします(ヘタの部分は切らずにつないでおきます)。食べるときは、ヘタ側から身を外すと、するりと取れてアルベドが程よく残ります。このむき方なら、食べ終わった後の皮もきれいに始末することができます。新鮮なみかんは、皮と果実の間にわずかな空間があるので、皮に切れ目を入れると簡単に割ることができます。 みかんのむき方に正解があるわけではありませんが、みんなでどのむき方が良いのか、ワイワイ話しながら食べるのも楽しいですね。 参考:農林水産省「affバックナンバー」2017年1月号特集1みかん
生ハムと◯◯◯、おいしい組み合わせは?
2021/11/17 00:00
収穫の季節。秋が深まるとともにさまざまな食材が店頭に並び始めますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 11月23日は勤労感謝の日ですが、もともとは「新嘗祭(にいなめさい)」という日本古来の収穫を祝う日でした。その年に収穫された新米や新酒を神に捧げる宮中行事は、現在もとり行われています。日本に限らず海外でもこの時期、収穫祭や、ワインやビールのお祭りが行われます。 さて、前菜やおつまみとして、すっかりおなじみになった生ハム。「生」とついていますが、もちろん生のお肉ではありません。豚のもも肉を調味料と一緒に塩漬けにし、乾燥と熟成を経て完成します。一般的なハムと違う点は加熱していないことです。 生ハムとして世界的に有名なものは、イタリアのプロシュートとスペインのハモンですね。プロシュートはピンクがかった色で、口当たりが柔らかく、さっぱりとした味わいです。ハモンはプロシュートよりも色が濃く、やや硬めで、コクと旨みが強い味わいです。どちらもそのままで十分おいしいのですが、旬の野菜や果物と組み合わせると、おいしさが倍増します。 プロシュートは、「生ハムメロン」のようにフルーツとの相性も◎。熟した柿や干し柿、ラ・フランスともよく合います。プロシュートは、何かを巻いて食べるのもおすすめです。クリームチーズやアボカドはもちろん、この時期なら生の春菊を束にしてプロシュートで巻いて、オリーブをかけて食べると新鮮な味わい。春菊は葉の部分だけを摘んで使います。 ハモンは、じゃがいもとの組み合わせがおすすめ。ゆでたじゃがいもとちぎったハモンをドレッシングで和え、刻んだパセリを加えるサラダ。ハモンは使う前にしばらく空気に触れさせておくと旨みが増します。じゃがいものコロッケに細かくちぎったハモンを入れても。ピュアオリーブオイルで揚げるとカリッとおいしくなります。 旬の食材と生ハムの組み合わせ、新しいアイデアで試してみてはいかがでしょう。
楽しくおいしく!手巻き寿司をもっと自由に
2021/11/10 00:00
11月15日は七五三。ご家族揃ってお祝いするご家庭も多いことでしょう。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 七五三は関東地方が発祥とされ、それぞれの年齢ごとに行う別々の行事でした。3歳ではそれまでに剃っていた髪を伸ばすようになり、5歳では男子が袴を着用し始め、7歳では女子が大人と同じ幅の帯を結び始めるようになりました。七五三に欠かせない千歳飴は、子どもの長寿を願うという意味が込められています。 お子様が主役の七五三には、食卓が賑わう手巻き寿司で、大人も子どもも一緒に楽しみませんか。すし飯は、お子様用には酢を控えめに。大人用には大葉やみょうがなどの薬味を混ぜ込んだすし飯を用意すると、さっぱりした味わいで食も進みます。巻くものは、海苔やサラダ菜、薄焼き卵も用意するといいでしょう。薬味類は、みょうが、かいわれ、大葉、ごま、わさび、からしなど。 すしネタは、おなじみのマグロやサーモンなどの刺身、だし巻き卵、きゅうり、など。手巻き寿司セットとして販売されているものを利用するのもいいですね。さらに、えびやいくら、たらこなど、お子様の好きな具材も加えて。 ツナサラダや、コーンサラダなど、マヨネーズで和えたサラダも定番です。めんつゆを少し加えて和えるとコクがアップします。 納豆は、ほかの食材を加えて混ぜると扱いやすくなります。たらこや明太子を混ぜたり、きゅうりやたくあんを細かく刻んで和えると食感も変わります。 口直しになる漬物も、何種類か用意するといいでしょう。きゅうりやナスの浅漬け、キムチ、しば漬け、高菜漬けなど。巻いて食べても、そのままでも。 そのほか、ひとくち大の唐揚げや、牛肉のしぐれ煮、肉そぼろ、マグロとアボカドの和えものなど、おかずとしても食べられるものがあるとバリエーションが広がります。 手巻き寿司は「好きなものを巻いて食べる」ものですから、決まりごとはありません。みんなでワイワイ、楽しくいただきましょう。
鍋料理の味わいが広がる薬味のアイデア
2021/11/03 00:00
空気が冷たく感じる季節、そろそろ厚手のコートやダウンジャケットが必要になってきますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 寒い日が続くようになると、食卓に上る回数が増える鍋料理。最近では、家庭でもさまざまな鍋料理を手軽に楽しめるようになっています。キムチ鍋、トマト鍋、カレー鍋、豆乳鍋など、スープの味付けを変えると気分が変わりますね。さらに、薬味の種類を変えることで、鍋料理の味わいを広げてみませんか。 定番の薬味といえば、大根おろし、ねぎ、しょうが、にんにく、ごま、ゆずといったところでしょうか。ちょっと刺激が欲しい時には唐辛子や柚子胡椒、豆板醤。ここに好きな食材を薬味にプラスすると、味わいの幅がさらに広がります。食材は、細かく刻んだりちぎるだけでOKです。 とろろ昆布や青のり、意外に色々な鍋料理に会うのでオススメです。とろろ昆布を入れると、スープが具に絡みやすくなります。ザーサイは、食感が良く、独特の発酵味がクセになります。セロリやパクチー、三つ葉など、香り野菜も薬味に。セロリは葉の部分を使うと香りがより強く感じられます。また、バジルやイタリアンパセリ、ディルなどのハーブ類を刻んでミックスしても。いつもの長ねぎや細ねぎを玉ねぎに変えるだけでも味わいが変わります。 くるみやアーモンド、ピーナッツなどは細かく刻んで、食感と味のアクセントをプラス。干し海老は、野菜にかけるとうまみがアップします。手でちぎったり、包丁で細かく叩いて使います。ピクルスやオリーブは、洋風やしょうゆ味の鍋に合います。クミンシードやカレー粉は、少量でもエスニック風に。フライドオニオンやカリカリに炒めたベーコンがあれば、これも薬味に使えます。鍋料理の機会が増えるこの季節、オリジナルの薬味と組み合わせることで、鍋料理をもっと自由に楽しんでみませんか。
かぼちゃで食卓を彩り豊かに
2021/10/27 00:00
10月もそろそろ終わるこのシーズン、街なかや店頭でオレンジ色のディスプレイが目を引きますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 さて、10月31日はハロウィンです。ディスプレイで使われているオレンジ色は、ハロウィンのシンボル「ジャック・オー・ランタン」という、かぼちゃの中身をくりぬいた提灯(ちょうちん)から来ています。日本のかぼちゃは緑色で食用ですが、このオレンジ色の大きなかぼちゃは観賞用だそうです。 かぼちゃの旬は秋から冬にかけて、つまりちょうど今頃ですね。かぼちゃの収穫時期は真夏から初秋にかけてですが、収穫してから数ヶ月保管して追熟させるとおいしくなり、栄養価も高くなるそうです。 かぼちゃはベータカロテン、ビタミン類、カリウムや食物繊維が豊富で、抗酸化作用や、免疫力アップなどが期待できます。これらの栄養価が高まっているわけですから、この時期、積極的に取り入れたいものです。 かぼちゃの栄養を効率よく摂取するポイントは、脂肪分と一緒に摂ること。それでは、かぼちゃ料理のバリエーションをご紹介しましょう。 かぼちゃはフライパンで焼くだけでも、おいしく食べられます。薄切りにして、オリーブオイルで表面に焼き色がつく程度焼いて、塩を振って。外はカリッと、中はホクホク、スナック感覚で食べられます。 韓国で美容食として人気のかぼちゃ粥もおすすめです。かぼちゃだけを使うものから、米や小豆を使うものまで、さまざまな作り方があります。 かぼちゃのサラダは、ひとくち大に切ったかぼちゃをレンジで加熱して、マヨネーズで和えるだけ。熱いうちに潰してマッシュ状にしても、そのままでもOK。玉ねぎやゆで卵、ハム、クルミ、レーズンなどを加えてもおいしくなります。 いつもと違うアレンジで、鮮やかなオレンジ色のかぼちゃ料理を食卓の彩りに加えてみてはいかがでしょう。
シンプルでおいしい白菜
2021/10/20 00:00
秋が深まるとともに、鍋料理がおいしい季節になってきますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 鍋料理に欠かせない野菜といえば、白菜でしょう。白菜は約95%が水分ですが、残りの5%にはビタミンCやカリウム、食物繊維などを含んでいます。ビタミンやカリウムは水溶性なので、鍋料理やスープなどで汁ごと食べるのがおすすめです。 さて、鍋料理は鍋で入れるだけで調理が簡単、とはいうものの何種類もの具材を切って準備するのは意外に手間がかかります。そこで今日は、白菜の栄養をたっぷり摂れて、手間をかけずにおいしく食べられる鍋料理をご紹介しましょう。 必要な材料は、白菜、豚バラ肉、鶏もも肉、春雨、干し椎茸。干し椎茸は、前もって戻しておきます。白菜はざく切りにし、春雨は水で戻します。 作り方は①鍋に椎茸の戻し汁、一口大に切った椎茸、水を入れる。②白菜の芯を鍋に入れて火にかける。③沸騰したら鶏肉、豚肉を入れ、その上に白菜の残りをのせる。④塩少々を加えて蓋をし、弱火で煮込む。⑤春雨を加えてさらに煮込む。白菜に十分火が通ったら出来上がり。 食べるときは、取り皿に塩、胡椒、ごま油を入れ、鍋のスープを少し加えて調味し、好きな具材を取り分けます。お好みで七味や一味を加えても。肉と椎茸のうまみを吸った白菜にごま油がよく合い、さっぱりとしていながら後を引く味わいです。鍋のシメを楽しみたいときには、スープを飲みきらないようにしましょう。 白菜鍋のシメは、ご飯でも、うどんでも、中華麺でも。塩とごま油を加えて味を調えます。卵は割り入れても、なくてもOK。 この白菜鍋は中国の鍋料理を参考にしたもので、シンプルですがクセになるおいしさです。いつもと違う味にチャレンジしたくなったら、どうぞお試しください。
すき焼きをさらにおいしく
2021/10/13 00:00
秋が深まり始めてくる今日この頃、あたたかい食卓の団欒がうれしい季節ですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 「今日のメニューはすき焼き」と聞くと、テンションが上がる方も多いのでは。ちょっと贅沢な気分を味わうことができるすき焼きだからこそ、おいしさを存分に楽しみたいですね。そこで、すき焼きのおいしい作り方と、おいしさをさらにアップするアイデアをお届けしましょう。 すき焼きの作り方には、関東風と関西風があることをご存知ですか? 関東風は、あらかじめ作っておいた割り下で具材を煮込みます。割り下は、醤油、みりん、酒、砂糖などを合わせたもの。「すき焼きのたれ」として手軽に使える市販品もあります。作るときには、割り下を鍋に入れて煮立ったところに具材を入れ、その後に肉を加えます。定番の具材は、長ねぎ、しいたけ、しらたき、焼き豆腐、春菊などです。 関西風は、先に肉を焼いてから、具材を入れ、調味していきます。牛脂を鍋に溶かして肉を焼き、砂糖を入れてから醤油、野菜などの具材を入れ、酒と水を加えながら味を整えます。定番の具材は、白菜、玉ねぎ、麩、せりなど。すき焼きの具材は、関東と関西それぞれのいいとこ取りをしても良さそうです。 そのほか、鍋の中でたれの味を吸っておいしくなる大根やなす、青梗菜や小松菜、えのき茸などきのこ類もおすすめです。また、下ゆでしたじゃがいも、ささがきにしたごぼう、加熱するとうまみが出るトマトも意外に合います。 すき焼きを食べるときには生卵を溶いたものにくぐらせて食べますね。少し目先を変えるなら、大根おろしや、とろろ、豆乳、だし汁などでさっぱりといただくのもアリ。だし汁は即席のものでもかまいません。大根おろしとだし汁を合わせたり、とろろに豆乳を加えたり、組み合わせても使えます。 家族や友達とすき焼き鍋を囲むときに、ちょっとしたアイデアをプラスして、お肉も野菜もおいしく召し上がってください。
熱々がおいしいお好み焼き
2021/10/06 00:00
気温が下がってくると、できたて熱々の食べものが一段とおいしく感じるようになってきますね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 熱々がおいしい食べものといえば、お好み焼きですね。かつおぶしがヒラヒラと踊っているところをパクリと食べるのは至福の瞬間です。 家庭でもおなじみのお好み焼きですが、ちょっとした工夫やアイデアで、もっとおいしく食べられます。まずは基本のお好み焼きのポイントから。 手軽においしく作れる市販のお好み焼き粉は、はじめから山芋やだしが入っているので便利です。ふわっと仕上げたいときには牛乳を加え、3時間ほど寝かせるのがベスト。お好み焼きに欠かせないキャベツは、粗みじんに切ってから1時間ほど冷蔵庫に置くと、水分が飛んで、焼いても水っぽくなりません。生地とキャベツは別々に作り置きます。 基本としてご紹介したのは大阪風ですが、広島風なら生地はさらっとゆるめに溶き、キャベツは細い千切りに。広島風お好み焼きに欠かせない、焼きそばや卵の準備もお忘れなく。それでは、お好み焼きのアイデアをご紹介しましょう。 お好み焼きに入れる野菜といえばキャベツですが、代わりに白菜を入れると優しい味わいに変わります。万能ネギをたっぷりのせて、ポン酢で食べるのがオススメです。 冷蔵庫にあるもので、というときには、ちくわやこんにゃくを入れても。ちくわは輪切りに。こんにゃくはサイコロ状に小さく切ります。残りもののカレーを生地に加えると、ちょっとエスニックな味わいに。また、納豆とキムチを加えれば、おかずになるお好み焼きの出来上がり。ソースやマヨネーズの代わりにコチュジャンをつければ韓国風に。 おつまみには、ひとくちお好み焼きはいかがでしょう。ブロッコリーやカリフラワー、ズッキーニなどの野菜をざく切りにして生地に合わせ、ひとくち大ずつ焼いて、器に盛って供します。おもてなしの一品にもいいですね。 定番のお好み焼きもいいけれど、たまには変り種のお好み焼きにチャレンジしてみてはいかがですか。
地域でいろいろ、おでん
2021/09/29 00:00
そろそろ紅葉の便りが届き始める季節。各地から、秋に旬を迎える食材の話題も聞こえてきます。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 涼しい日が続くと、恋しくなるのが温かい料理。そんな季節に思い浮かぶ料理のひとつが、おでんですね。 「おでん」という不思議な響きの名前、はじまりは室町時代にさかのぼります。当時、豆腐田楽(でんがく)という料理が流行しました。これは細長く切った豆腐に竹串を刺して焼いたものです。これを略して今でいう三文字言葉になり「おでん」と呼ぶように。その後、関東でかつおだし・醤油味の煮込みおでんが生まれ、各地に広がっていきました。 今では、おでんは日本全国の家庭でおなじみの料理であり、地域色も豊かです。北海道では、山菜や海鮮類を入れ、味噌だれで食べる地域も。東北地方では、竹の子や山菜、貝類を入れ、しょうが味噌で食べる地域もあります。 関東地方では、はんぺんやさつま揚げなどの練りもの、ちくわぶが入ります。 中部地方では、黒はんぺんが入った静岡風おでんが有名。食べるときにだし粉(いわし・かつお粉と青のり)をかけます。名古屋風のみそおでんは、八丁味噌を使った濃い味わい、牛すじや豚もつ、角麩などの具材も特徴的。 関西地方では、関東風のおでんは「関東煮(かんとうだき)」と呼ばれ、それに対して昆布だしで汁(つゆ)が透明の関西風おでんがあります。大阪風の関東煮は牛すじ、たこが定番です。 中国地方では、干しアゴと鶏手羽先でだしをとった松江風おでん。日本海の海の幸が入ります。四国地方の高松風おでんは、白味噌とからし、赤味噌と砂糖、甘辛2種の味噌だれをつけて食べます。 九州地方は、あごだしの長崎風おでん、魚のすり身が入った餃子巻や餅入り巾着が入った福岡風おでん、豚骨だしベースの鹿児島風おでんなど地域の個性が出ています。沖縄風おでんは、豚足やウインナー、青菜が入ります。 地域によって個性が出ているおでん。ご家庭でも、好きな具材を加えることで「我が家のオリジナルおでん」を作ってみてはいかがでしょう。 参考:紀文アカデミー【おでん】教室
シャインマスカットは日本生まれの人気モノ
2021/09/22 00:00
秋はくだものがおいしい季節です。旬を迎えるのは、ぶどうや梨、柿、早生みかんなど多種多彩。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 秋の代表的なくだものであるぶどうは、世界に1万品種以上あると言われ、現在も品種改良によって、大きさや色かたち、味わいが異なるさまざまな品種が生まれています。日本でここ数年人気がある品種といえば、シャインマスカットですね。 シャインマスカットは日本生まれの、比較的新しい品種です。ヨーロッパブドウの果汁が多く皮ごと食べられる性質と、アメリカブドウの育てやすさを併せ持っていることから、消費者にも生産者にも好まれています。皮ごと食べられるため、ポリフェノールやビタミン類をより多く摂れる点も魅力です。 おいしいシャインマスカットを選ぶポイントは、①皮にハリがある。②皮にブルーム(白っぽい粉のようなもの)がある。③軸が緑色で、しっかりしている。④ふさ全体が均等に色づいている。の4つがポイントです。 シャインマスカットは、冷やしすぎると甘さが感じにくくなるので、食べる2~3時間前に冷蔵庫へ。洗いすぎるとせっかくのブルームがなくなってしまうので、食べる前にさっと水洗い。ちなみに、ぶどうはふさの先端から軸に向かって甘みが増すので、軸側をあとに食べることをオススメします。 皮ごと食べられるシャインマスカットは、フルーツサンドイッチにするのもいいですね。フルーツサンドを作るときは、生クリームに練乳(コンデンスミルク)を加えることで、濃厚でしっかりしたクリームになり、形よく仕上げることができます。シャインマスカットは、洗った後にしっかり水気を拭き取ります。たっぷりのクリームとともにパンに挟んだら、ラップでしっかり包んで、20分ほど冷蔵庫で休ませて、パンとクリームがなじんでからカットします。 シャインマスカットをたっぷり使ったフルーツサンドで、ティータイムを楽しんではいかがでしょう。 参考:井上巨峰園「いのうえぶどう畑 -bububudou-」
もっとおいしく!マグロのアレンジ料理
2021/09/15 00:00
もうすぐ秋の連休が訪れます。お休みの日には、家族揃って食卓を囲むのも楽しみですね。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 9月の連休は、4~5月のゴールデンウィークに対して「シルバーウィーク」と呼ばれています。敬老の日が含まれていることもネーミングに関係しているかもしれません。ときには三世代で集まるのもいいですね。 家族みんなが揃う休日には、老若男女を問わず人気がある魚、マグロ料理を一品、加えてみませんか。マグロにはさまざまな種類があり、旬の時期も、食感も見た目も異なります。本まぐろと呼ばれているクロマグロは大トロ、中トロの脂が濃厚。インドマグロは、甘みのある脂で赤身が濃厚な味わい。どちらも刺身や寿司ネタとしておなじみです。 メバチマグロは、もちっとした食感があり、中トロを炙りや漬けにして食べるのがおすすめ。キハダマグロはさっぱりしているので、サラダやカルパッチョに。ビンチョウマグロは、本まぐろとは違った味わいで、ステーキにしてもおいしくいただけます。 刺身を食べるときには、わさびと醤油が一般的ですが、脂の濃いマグロにはごま味噌だれもよく合います。味噌、醤油、酢を2:1:1の割合で合わせ、ごま油とすりごまを加えて、とろりとするまで混ぜるだけ。マグロだけでなく、ブリやサバなど、脂ののった魚によく合います。ごま味噌だれで刺身を和えて、ごはんにのせて丼やお茶漬けにしても。 また、マグロのさく(刺身にしていない切り身)が手に入ったときには、贅沢にマグロステーキにしてはいかがでしょう。マグロは塩こしょうして、身になじませます。フライパンに油を熱し、全体が温まるまで焼くだけ。刺身で食べられるものですから、レアでおいしくいただけます。にんにくスライスを加えたり、みりん醤油で味付けするなど、アレンジも楽しめます。 秋の連休は、ちょっと贅沢にマグロのアレンジ料理をみんなで味わってはいかがでしょう。
秋のきのこで免疫アップはじめましょう
2021/09/08 00:00
9月に入って朝夕が涼しくなり、季節が少しずつ秋へと移り変わりつつあります。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 季節の変わり目には体調をくずしがちですね。特に気候の変化が激しい夏から秋にかけては「秋バテ」が心配です。秋バテとは、エアコンで体が冷えたり、冷たいものを食べ過ぎて消化不良を起こしたり、夏の疲れがたまって不調を感じること。これからの毎日を元気に過ごすために、免疫力アップをめざしませんか。 免疫力を上げるためには、腸内環境を整えることが大切です。健康な人の腸内は、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見(ひよりみ)菌7割のバランスが維持され、このバランスが崩れると免疫力の低下を招きます。 ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、ビタミンの合成や消化吸収を助けます。ブドウ菌や大腸菌などの悪玉菌は、腸内の腐敗をはじめ病気の引き金となります。日和見菌は、健康なときはおとなしくしていますが、体が弱ってくると腸内で悪い働きをするようになります。この日和見菌を善玉菌寄りに保つには、善玉菌のエサとなる食物繊維をたくさん摂るようにすること。秋の旬食材「きのこ」は食物繊維をはじめ、ビタミンなどを多く含み、免疫力を高める食材として、近年注目されています。 きのこは冷凍することで栄養が吸収しやすくなり、うまみも増します。冷凍保存法は、きのこの種類によって異なるので気をつけて。しいたけは、軸をとってカサだけを冷凍。えのき、しめじは、石づきを切り落として、小房にほぐしてから。マッシュルームは、軸がついたまま薄切りにして。いずれも冷凍用保存袋に入れ、密封して冷凍します。保存の目安は約1か月。調理する際には、解凍せずに凍ったまま使いましょう。 きのこを一度にたくさん摂るなら、ホットサラダはいかが? お好みのきのことベーコンを炒め、お皿に盛ったレタスやサラダほうれん草などの生野菜にのせるだけ。味付けは醤油、塩、胡椒で。熱々きのこで野菜がしんなりして、きのこと野菜をたっぷり食べられるので、オススメです。 :
秋鮭のおいしさは世界の海からできている?!
2021/09/01 00:00
9月に入ると秋に旬を迎える食材をたくさん見かけるようになります。今週もベイシアから旬のおいしい話題をお届けします。 秋鮭は、その名の通り秋に水揚げされたサケのことです。ちなみに日本におけるサケの漁獲量は北海道がダントツに多く、2位の岩手県の9倍近くあります。日本の代表的なサケは「白鮭(シロサケ)」という種類で、ほかに紅鮭、銀鮭、キングサーモン、トラウトサーモンがあります。 サケは成長段階に応じて、淡水→海水→淡水と生活の場を変えて育つ回遊魚。2年から8年かけて回遊し、故郷の川に戻ります。日本の河川で生まれたサケは幼魚になると、春の雪解け水とともに海に下り、しばらく河口近くの沿岸部で生活します。海での暮らしに慣れると、初夏にオホーツク海へと回遊し、晩秋まで過ごします。次に北大西洋で冬を越し、春になると太平洋最北部のベーリング海へ。海域内を回遊しながら成魚へと育っていきます。 成魚になったサケは、こんどはアラスカ湾へ回遊。その後、春はベーリング海、冬はアラスカ湾と、2つの海を行き来しながら4歳前後で成熟魚になります。やがて産卵のために南下して日本をめざし、9月~12月にそれぞれの母川に戻るのです。サケは不思議なことに、回遊後、必ず同じ川に戻るという習性があります。しかしそのメカニズムは未だに解明されていません。 世界の海を回ってきたサケは、産卵前に水揚げされます。これが秋鮭です。秋鮭は、産卵前のため身が引き締まって、脂分が控えめ。そのため、塩焼きよりもバター焼きやムニエルなどに向いています。北海道の郷土料理、ちゃんちゃん焼きもオススメです。野菜とともに秋鮭を焼いてで味つけ。ホイルで、ホットプレートで、フライパンで、手軽にできる一品です。マヨネーズを加えれば、さらにコクが加わります。 秋鮭のちゃんちゃん焼きで、旬の魚と野菜を一緒に味わってみませんか。 参考:マルハニチロ「サーモンミュージアム」